『ものがたりいちば』

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ウォーキングデッド:ワールド・ビヨンド1話の感想

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本編「ウォーキングデッド」とスピンオフ作品「フィアー・ザ・ウォーキングデッド(以後フィアー)」全話を観賞した生粋のウォーキングデッドユニバースファンである管理人が、ワールド・ビヨンド(以後ワービ)について感想を書きます。
はっきり言ってほぼ博士です。

えっへん。
今回は1話の解説と感想です。
ネタバレは考慮しませんのであしからず。

 

前提説明
本作はウォーキングデッドユニバース第三のシリーズ作品となる連続ドラマです。
ゾンビ発生から十年後が舞台となっているようです。
ウォーキングデッド本編はシーズン10、フィアーザウォーキングデッドはシーズン5まで放送済みです。
それらをご覧になったことがない方はある程度抑えておかないと物語がわかりにくくなる設定がありますので、簡単に説明します。


・突如、世界中にゾンビが現れて文明は崩壊する。(ウォーキングデッド1話、フィアー1話)
・ゾンビに噛まれたら死ぬ。死人は必ずゾンビとして蘇る。
・ウィルス型のゾンビで、なんと全人類がすでに感染している。噛まれなくても死ねばゾンビになる。
・ゾンビを殺すには脳に損傷を与えるしかない。頭を叩き割るか鋭利な刃物で刺すかする必要がある。心臓じゃだめ。
・(重要!)ゾンビは走らない!ウォーキングだから。
だいたい以上のことを押さえておけば問題なく理解できると思います。

 

舞台説明
ワービの物語の舞台はゾンビ大発生から10年後。
ネブラスカ州アメリカのど真ん中辺り)のオマハキャンパスコロニーというコミュニティから始まります。
オマハコミュニティカレッジという旧世界の大学の敷地を壁でぐるっと囲んで安全地帯にしています。
人口はおよそ1万人ほど(!)。

めちゃくちゃ多いです。

本編やフィアーでこれほど巨大なコミュニティが出てきたことはありません。

せいぜい数十人から多くても数百人。桁違いです。
よほど安全なのでしょう。
文明力も維持できているようで、子どもたちは学校に通い、電気も使いたい放題。

崩壊前の世界と同じような生活が維持されています。
その証拠が主人公のアイリスの存在です。
黒人の女の子なんですが、めちゃ太ってます。

ニーガンに速攻で撃ち殺されそうなほど太ってます。食料が豊富な証拠です。

・1話のかんたんなあらすじ
主人公アイリスは高校生で、学業優秀で生徒会長を務め将来を嘱望される典型的な優等生。
妹のホープは素行の悪いはぐれものですが、姉と同じく頭脳は明晰なようで、密造酒を大量生産して一山当てようとしています。

あっさりバレて捕まります。

……頭脳明晰とはいったい?
ともかく、コミュニティ内では法や秩序が維持されているようです。

この世界で十年間も平和を維持できるとは驚異的なことです。

コミュニティに生きる人々は、警備隊以外はほとんど外に出ません。

壁の中で家畜の安寧をむさぼっております。

いちおう空手や槍術っぽい戦闘訓練はやってますけど、ゾンビを倒したこともない人がほとんどです。

空手って……。
姉妹は人種が違います。

アイリスは黒人で、ホープは白人です。

母親が違うようです。血のつながりがあるかどうかはわかりません。どちらもパパが大好きな仲良しですが、互いの心の傷を話せずにいます。
アイリスは毎晩悪夢にうなされます。

亡くなった母親のゾンビがさまよっている光景を見ては飛び起きる。

十年前の世界崩壊の夜にアイリスは母の死に立ち会えなかったのです。

そのことをずっと後悔しています。

母の死に立ち会ったのは幼い妹のホープただ一人で、いっしょにいなかったことでも自分を責めています。
一方、ホープの傷はもっと深刻です。

姉に心の傷を打ち明けられない理由は、母が射殺される場面を目撃してしまったからです。

しかも、母を撃った犯人をその直後に自分自身の手で射殺しています。その犯人は妊婦でした。
姉妹の父はとても優秀な科学者だったそうで、「市民共同体」という組織に人類を救うための研究に参加してほしいと連れていかれたようです。

何年前かわかりません。
オマハキャンパスコロニーは、市民共同体、それからポートランドコロニーと同盟を結んでいるようです。

ちなみにポートランドは西海岸カリフォルニア州の真北のオレゴン州にあります。めちゃくちゃ遠いです。
ホープはパパを連れて行った市民共同体を信用していません。

その理由は、市民共同体はコミュニティのある場所も教えず、連絡先も教えないからです。一方的に連絡してきて、一方的にやってくるのです。

おそらく姉妹のパパを連れ去ったときも一方的だったのでしょう。

居場所も教えず、連絡を取ることも禁止しています。
さて、ある日市民共同体からヘリに乗った使者がやってきます。

定期連絡でしょうか?

十年間もヘリを維持できているだけでも市民共同体の強さがわかります。なにしろ、ガソリンすら入手困難な時代ですから。
民共同体軍のクーブリック中佐という女性です。
中佐は自分も娘を持つ身として、姉妹がパパと会えない不安に苛まれていることに同情し、地図を渡します。
姉妹のパパがいるニューヨーク州の地図です。

現在地のオマハからは1800キロも離れています。

ちなみに東京―博多間がだいたい1100キロです。遠すぎ……。
その夜、姉妹はパパの部屋で酒を飲み明かします。

心配だけど、あまりにも遠すぎるので、どうしようもありません。
翌朝、二日酔いの姉妹はメッセージを受け取りました。
「もうダメかもしれない。愛してる」
パパからのメッセージです。

じつは、パパは今までも規則を破って娘たちにメッセージを送ってきていたのです。

姉妹が心の傷を抱えながらもなんとかやってこれたのは、パパからのメッセージがあったからです。
そんなわけで決意します。
「パパに会いに行く」と……。
姉妹は仲のよいサイラス、エルトンという少年とニューヨークへの旅に出ます。
エルトンは知識が豊富で今回の文明崩壊を恐竜絶滅以来の、第六の大量絶滅として認識しています。

自分たちが最後の世代だと思っていて、外の世界でどんなふうに絶滅が進行しているのか知りたがっています。
サイラスは……よくわかりません。おとなしそうですが、体が大きいです。
四人が外に出たことは、警備隊の中心人物であるフェリックスという男性にすぐ知れます。

フェリックスは姉妹のパパから後見人を託されているので、無謀な旅から連れ戻すことにします。

相棒のハックという女性警備隊員を伴ってすぐさま追跡を始めるのでした。
ところで、六人が去ったあと、オマハキャンパスコロニーは武装集団の襲撃をうけて、住民が皆殺しにされます。
え?
やったのは市民共同体軍とそれを率いるクーブリック中佐でした。
え?え?

・1話の雑感
ゾンビの呼称を毎回かえるのはなんでですかね!?
ウォーカー、バイター、ローマー、そして――今作のエンプティ。
絶対にゾンビという用語を使いたくないというのはわかります。
エンプティってのは「空っぽ」って意味ですよね。魂が空っぽってことなのかな?
もしかしたら、空っぽのなかになにかを入れることができれば治療が可能っていう伏線なのでしょうか?

姉妹のパパはそのために研究しているのでしょうか?
四人の少年少女がピクニック気分で旅に出る――スタンドバイミーかな?
民共同体軍の片りんは、本編でもフィアーでも見え隠れしていましたが、ようやく出てきたかって感じです。
そして、たぶんこれまでで最強の敵です。

なにしろまんま現代の軍隊と同レベルの脅威力を保持しているようですから。

一万人のコロニーをあっという間に殲滅するとか、ハンパじゃないです。
中佐はどうやらアイリスたち姉妹を探しているようです。

コロニーを滅ぼしたのもそのためなのでしょうか?

となると、姉妹、そして彼女たちのパパはそうとうな秘密を持っていそうです。
あと、このユニバース、登場人物の戦闘力やサバイバル能力がどんどん落ちているのはなんでなんですかね……。
ウォーキングデッド本編は警察官や元軍人、チンピラなどが多く、慣れてきたらゾンビと一対一で苦戦することはまずありませんでした。

ほとんど処理って感じでした。
フィアーのほうは戦闘経験のない一般人がメインでしたが、まあ、それでも崩壊後すぐにゾンビとの戦闘を経験して猛者になっていきます。
ところが、ワービの面々は十年も崩壊前のような文明社会でぬくぬく育ってきた小僧どもです。
急に地獄に出て行ってだいじょうぶなの~!?
あと、市民共同体意味不明すぎ……こわい……。
――1話のゾンビ討伐数「0」

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