ネタバレあります!ご注意を!
漫画が原作です。
ひと昔前に流行ったデスゲームものですね。
何万匹目のドジョウかわからないくらい乱獲されて、すでにドジョウが絶滅したジャンルだと思っていたので、ぜんぜん期待しないで見ました。
・かんたんなあらすじ
主人公のアリス(※男。名前が有栖だから……!)は、ゲームばかりしているニートです。高そうなゲーミングチェア持ってます。いわゆるガチ勢でしょう。
部屋の本棚にはむずかしそうな本がたくさんあったので、もとは研究職かなにかに就いていたのでしょうか。
出来のよさそうな弟に説教食らってムカついたので、家出しました。
親友のカルベは店長の女に手を出してクビになりました。
同じく親友のチョータは母親がカルト宗教にはまって金を無心してくるので人生が嫌になってます。
3人は白昼、渋谷のスクランブル交差点で遊んでいたところ交通事故を誘発してしまい、警察に追われ、JR渋谷駅のトイレに逃げ込みます。
出てくると、そこにはだれもいませんでした。
真昼間の渋谷から人っ子1人いなくなってしまったのです。
駅前の巨大ビジョンに「GAME会場はこちら」と表示されたので近くの雑居ビルへ行きました。
入ったとたん、出入り口はレーザー光線で封鎖され、ゲームに強制参加するハメになりました。
ゲームオーバーは死……いつもの理不尽なデスゲームの始まりです!
ゲーム部分は割愛します。
アリスが天才なので、もろもろありましたが無事(女子高生死んでんねんで!)ビルから脱出できました。
しかし、ここからがほんとうのゲームの始まりだったのです。
・かんそう
途中で「ただの運ゲーじゃない!みんなでクリアするんだ!」とか熱い展開みたいに言ってましたけど、運ゲーじゃなくなるのは途中からで、最初と2番目の部屋は完全2択の運ゲーですよね……?
あの自分勝手な美女の「犠牲者を選ぶゲーム」という意見も2番目の部屋までは正しかったわけです。
最初の部屋はうかつな女子高生、2番目の部屋は意地を張ったカルベ――つまり犠牲者が勝手に名乗り出てくれたのでそういう展開にはなりませんでしたが、今後は醜い押し付けあいがあるのかな?
醜い押し付けあいが当然、みたいにみんなが思ってるときに主人公がそれを拒否する流れですかね。
期待してなかったけど、ゲームのテンポがよくて意外におもしろかったです。