『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

Netflixドラマ「ウィッチャー」シーズン1の5話の感想

Netfilxオリジナルドラマです。視聴にはNetflixに入会する必要があります。

 

元は小説です。

 

ゲームにもなってます。神ゲーです。

 


・ゲラルト編のあらすじ
ゲラルトがどこかの川辺で投げ網漁をやっています。
ヤスキエルが理由を訊くと「不眠症だからジンを探している」と意味不明な答えが返ってきました。


ジンというのは願いをかなえてくれる有名な魔神ですね。
ウィッチャー世界で魔神なのかどうかは知りませんが、3つ願いをかなえてくれるのは同じようです。


不眠症の原因は、シントラでやらかしてしまった「驚きの法」のことで悩んでいるからだとヤスキエルが指摘します。
ジンなんているわけがないのにバカげてる、とヤスキエルが言ったとき、ゲラルトの網に怪しげなツボがかかりました。


2人がツボをめぐってイチャイチャしているうちに蓋が開いてしまいました。
風が吹いて黒い影がツボから出てきます。
ジンです!
さっきまでゲラルトをばかにしていたヤスキエルが急に願いを高速詠唱しだします(笑)。
せっかく探し当てたのにあっという間に2つも願いを言われてしまったゲラルトは焦ってヤスキエルを止めました。


すると、ヤスキエルが「願いをひとりじめするのか!ずるいぞ!」などと騒ぎ立てるのです。
2つも願いを言ったのに(笑)。ずるいのは自分だろ!


興奮したヤスキエルがツボを地面に叩きつけて割ってしまいました。
それにジンが怒ったのでしょうか?
ヤスキエルは突然もがき苦しみだし、口から血を吐いて倒れてしまいました。
あわてたゲラルトはヤスキエルを馬に乗せ、近くのキャンプにいるエルフの医者に見せました。
医者は魔法攻撃だから医術では対処できない、と他の街にいる魔法使いを紹介しました。

 

ゲラルトはヤスキエルをつれてリンデンという街を訪れました。
リンデンは市長もいるし、自由都市っぽい雰囲気です。


市長の家に魔法使いがいると聞いて行ってみると、門番が金をせびってきます。
ゲラルトは貧乏なのでケチって硬貨の袋で殴り倒して家に入りました。


家の中は怪しげな雰囲気で、いきなりすっぽんぽんの市長が出てきました。
魔法使いがどこにいるのか尋ねると「彼女はリンゴジュースがしゅきだぁ」などと供述し、そのまま眠りこんでしまいました。

どうみても正気を失っています。


しょうがないからゲラルトはリンゴジュースを持って屋敷のなかを探しました。

すると、広間ですっぽんぽん集団の謎ダンス大会が開催されていたのです。
というかただの乱交パーティです。

どの紳士淑女も正気を失っているようです。


絶対魔法使いいるよねーという会場を奥に進んでいくと、黒いドレスを着た妖艶な美女が座っていました。
ゲラルトがリンゴジュースを渡し「あんたが魔法使いだな?」と聞くと、美女が答えます。
「ヴェンガーバーグのイェネファー」と。


イェネファーきたっ!!!
ようやく時代が追いつきました。
もう時系列べつに書かなくて済むんだ……。


名乗られたので「リヴィアのゲラルト」とゲラルトが名乗り返すと、イェネファーは「名高い白狼ね」と興味津々のご様子。


※ゲラルトが白狼と呼ばれる理由は白髪なことと、ゲラルトの流派が狼流派だからです。


イェネファーは呪文を唱えて乱交中のみなさまを正気に戻し追っ払うと、ゲラルトに用件を聞きました。
ゲラルトはヤスキエルを治してくれるように頼みました。
イェネファーはとくに渋ることもなくヤスキエルに治癒の魔法をかけて眠らせました。
そして、ゲラルトに風呂に入るように申し付けました。

 

じつはイェネファーはエイダン国を追われて以来、数年間ほとぼりを冷ましていたのですが、最近リンデンにやってきて魔法で商売を始めたのです。


たとえば、夫のナニが勃たなくて悩んでいる夫婦にバイアグランの魔法(強制勃起術)をかけて代金をもらうような商売です。
中世ファンタジーの世界でもシモの悩みは同じなんですねー。


行列のできる人気店だったのですが、強欲の市長がピンハネしにきて、イェネファーがそれを断ると市長はイェネファーを拘束してしまいました。
もちろん、ばっちり魔法で操って市長の屋敷を乗っ取ったというわけです。


イェネファーがお金を稼ごうとしている理由は、失ってしまった出産能力を治療するための資金稼ぎです。
4話で王妃にやられたマタハラが精神ダメージになったのでしょうか?
それとも赤ちゃんを救えなかったことで、急に子どもを持ちたくなったのでしょうか?

 

ゲラルトとイェネファーの2人が風呂に入っています。
おまえも入るんかーい!
イェネファーの乳首はこぶりでかわいらしいです。なんの話だ。


2人は思わせぶりでおしゃれな会話を繰り広げて、お互いの腹の探り合いをします。
どちらかというとイェネファー優勢のようです。
風呂に入る前にイェネファーは白いドレスに着替えてました。
魔法使いになってからはずっと黒い服しか着ていなかったのですが、心境の変化を表しているのかな?


風呂からあがり、ヤスキエルの様子を見に行ったゲラルトは異変に気付きました。
なぜかヤスキエルの眠るベッドのかたわらにツボの封印と同じ模様の魔法陣が描かれているのです。


イェネファーになにを企んでいるのか詰問しますが、すでにゲラルトには魔法がかけられていました。
ゲラルトはスグリの香りを嗅ぎながら意識を失います。


(余談ですがゲームのトロフィにも「スグリの香り」という項目がありました。スグリはイェネファーの象徴的な花なんですかね)

 

ゲラルトを追っ払ったイェネファーはヤスキエルが目覚めるとすぐに儀式を始めました。
いきなり裸の美女がいたのでヤスキエルはたじろぎ、そそくさと立ち去ろうとします。
おや、喜びそうなのに。
どうやらヤスキエルは手当たり次第というわけじゃなさそうです。遊び人だけあってやべえ女には手を出さない理性を持っているみたいですね。


まあイェネファーから逃げられるわけがありません。
ヤスキエルはイェネファーから最後の願いを言うように命じられます。そうしなければジンが自由にならず、イェネファーが次の主になれないからでしょう。
イェネファーはジンを支配して、出産能力を回復させるつもりなのでしょう。
ヤスキエルは「今すぐここから離れたい!」と言って屋敷を逃げ出しました。

歩いて。

 

ゲラルトが目覚めると、そこは牢屋でした。
さっき会ったエルフの医者もいます。


医者の話では、ゲラルトは質屋の店主のキンタ〇を蹴り上げたり、乱暴狼藉を働いたそうです。
被害者たちは市長を辞めさせてイェネファーを街から追い出そうとしている市議みたいです。
ゲラルトはイェネファーの腹いせにいいように使われてしまったのです。


さらにゲラルトにイェネファーを会わせた医者もとばっちりをうけて捕まってしまったそうです。
裁判の評決を担当するのは被害者の市議たちなのでゲラルトたちは死刑確定です。


しかし医者はそんなことにおかまいなしに、ゲラルトがイェネファーに惚れてると決めつけて食ってかかりました。
そんなわけないだろ!ウィッチャーには感情がないんだから、とわたしが思いました。
というか医者、死刑はどうでもいいのか!?
医者が、ゲラルトがイェネファーに惚れてると決めつける理由は、自分もイェネファーを愛しているからでした。


うん、まあ、その、いるよね、たまに。
べつに、というか、あまり万人受けしなそうなお方と付き合って、取られちゃわないかと疑心暗鬼になってるひと。
恋は盲目ですね!
まあ、イェネファーは美女だからわかりますけど。


死刑を目前にした男たちが好いた惚れたと危機感のないシュールな会話をしていると、大柄な男がやってきました。
さっきゲラルトが硬貨の袋で殴り倒した門番です。
門番は「ウィッチャーとやりあえるチャンスなんてそうそうないからな」などと舌なめずりしつつ戦闘狂っぽい発言をして――鎖につながれたままのゲラルトを一方的にボコり始めました(笑)。


そこは鎖をはずしてタイマンとちゃうんかーい!
なんかこの回みんな変だよ!


ボコりながら門番が「最期の言葉は?言えよウィッチャーほらほら」みたいなムカつく煽りをいれてきたので、ゲラルトは「おまえの頭をぶっ潰したい!!!」と叫びました。
するとどうしたことでしょう!門番の頭がはじけ飛んでしまったではありませんか!


なんとジンの主はヤスキエルではなく、ゲラルトだったのです。


ということはまだジンは自由になっておらず、イェネファーは主人を持っているジンを無理やり支配しようとしていることになります。
これは魔法界では非常に危険な行為です。へたをすれば命をも失いかねません。よくわからんけど。


市長の家に急行したゲラルトはたった今逃げ出してきたばかりのヤスキエルと会いました。
ヤスキエルの話からイェネファーの危機を察したゲラルトは儀式の間に飛び込みます。


すでにイェネファーは危険な状態に陥っていました。
ゲラルトが助けようとしてもイェネファーは拒否します。
ジンに願いをかなえてもらえれば、子どもを産めるようになるかもしれない、絶好のチャンスですから。


きっとエイダンを去ってから何年も治療法を探したのでしょう。でも見つからなかったのです。ティサイア学長と再会したときにも治す術はない、みたいなことを言われてました。


イェネファーはもう限界でした。体をジンに乗っ取られました。
この騒ぎに振り回されてちょっとムカついていたジンは「最後の願いいえよ!はよ!望みはなんだ!?」とゲラルトをせかします。
ゲラルトは最後の願いを言いました。


すると、自由になったジンは喜び勇んで建物を飛び出して行っちゃいました。
その衝撃で市長の家の屋根がぶっ壊れ、部屋が潰れてしまいました。
外からそれを見ていたヤスキエルはゲラルトが死んだと思いこみ、嘆きます。


しかし2人は生きていました。
屋根が崩落する寸前にイェネファーがポータルを開いてワープしていたのです。30メートルより近くに出せるようになってたんですねー。
イェネファーは儀式を邪魔したゲラルトに文句を言います。
ゲラルトも命を救ってやったのにと反論します。
2人の意見は平行線、言い争いは永遠に続くかと思われました。
このあとめちゃくちゃセックスした。

 

 

・シリラ編のあらすじ
ニルフガード軍に捕縛されたシントラ宮殿魔法使いのマウスサックの前に、軍司令官と思われる男が謎の男をつれてきました。
謎の男はドップラーです。


ドップラーは他のファンタジーではドッペルゲンガーと呼称されることが多い、人間に化けることのできる怪物です。


しかもこのドップラーはただ化けるだけではなく、衣服も再現し、なんと記憶や人格までコピーできてしまう優れものなのです。
見破るのは困難ですね。


ドップラーはマウスサックに変身すると、マウスサックの胸に短剣を突き立てて殺害しました。
そしてブロキロンの森に赴き、シリラをまんまと欺き、森から連れ出すのでした。

 

 

 

というわけでコメディ回でした。
ゲラルトの最後の願いは「イェネファー」だったと思います。
言った!たしかに言った!
一目ぼれしちゃったのかな?
レンフリのときもそんな感じだったし、ゲラルトは惚れっぽいのかもしれません。
イェネファー側はジンの魔法によって恋愛感情が生まれたのか、その前からか、わかりませんね。
今後問題になるでしょう、たぶん。

ただ、黒一色だったイェネファーが白い服に着替えたのはジンに魔法をかけられる前でした。


ドップラー高性能すぎですね。
たぶん魔法なら見破れるんでしょうけど、まず疑いを抱くことすら難しそうです。

 

わるいドップラーをこらしめるならこのゲーム!