『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

Netflix映画「愛してるって言っておくね」の感想


2020年アメリカ映画。短編アニメ。
監督ウィル・マコーマック、マイケル・ゴヴィア。

 

ネタバレあります!ご注意を!

 

セリフがない12分ほどの短い作品でした。


冒頭でぼーっとして元気のない夫婦の姿が描かれます。
2人は自分の影?みたいなものに見守られています。
2人には娘がいたようですが、家にいません。なぜでしょうか……。


影は過去に飛び、娘との思い出に浸ります。
娘の誕生、成長……娘が10歳になると、夫婦の影の雰囲気が変わります。


登校しようとする娘を必死に止めようとするのですが、影だし、過去の出来事なのでどうにもできません。


その日学校で、娘は銃の乱射事件に巻き込まれてしまいました……。
最期に「愛してるって言っておくね」というメッセージを親に送って……。


娘を失い、深く傷ついた夫婦はお互い心が離れていってしまいます。
すると、こんどは娘の影が夫婦を止めようとするのです。


影は「願い」かなにかなのでしょうか。
娘の願いは叶い、夫婦はお互いに寄り添って終わります。

 

 

セリフがないので、表情とBGMだけがヒントになります。
まあ、ストーリー自体はそもそもタイトルの説明欄に書いてあるのですが……。


あれ?これってネタバレじゃね?
公式のネタバレだ!


それはともかく、序盤は両親の「願い」、後半は娘の「願い」が簡潔に描かれたエモーショナルな作品でした。


セリフがないほうが観る側もなんというか「真摯な気持ち」で観てしまうんだなぁと思いました。