前作のこと覚えてない……。
2018年アメリカ映画。ジャンルは瞬殺アクションもの。
監督:アントワーン・フークワ
主演:デンゼル・ワシントン
「イコライザー(2014年)」の続編。
・序盤のかんたんなあらすじ
配車サービスのドライバー業をしているロバートは、困っている近隣住民や顧客がいれば助けている。
その行動には暴力行為も含まれる。
クスリ漬けにされてレイプされた女性がいれば、やったやつらを叩きのめし、殺すことも厭わない。
じつはロバートは元CIAの特殊工作員だったのだ。
ある日常連客の老人が生き別れた姉を探していると聞き、元仕事仲間のスーザンに捜索を依頼する。
スーザンはCIA局員であり、ロバートにとって唯一の友人である。
ある日CIAの協力者が殺されるという事件が起こったため、調査のため赴いたベルギーでスーザンは謎の男たちの襲撃を受け、殺されてしまう。
ロバートはスーザンの死体の傷から犯人は金目当ての強盗ではなく、プロの仕業だと見抜いた。
友人を殺した連中に報復するために、ロバートは調査を開始するのだった……。
――ネタバレ注意!――
瞬殺アクションもの度☆★★★★
マット・デイモン主演の「ボーン」シリーズからこっち、いまやハリウッドスターの必修課程となってしまっている感のある、瞬殺アクションものです。
トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)、シャーリーズ・セロン(アトミック・ブロンド)、リーアム・ニーソン(96時間)などがこれに該当します。
でも、上記の作品もこの作品もカット割りが多いんですよねぇ……。
デンゼル・ワシントンは好きなんですけど、デンゼルが動いてる感はなかったです。
やはり、本物の瞬殺アクションと呼べる「ジョン・ウィック」に比べると、わりと誰でもできそうなアクションでした。
キアヌはガチ!!!
寝ちゃいました度☆☆☆☆☆
冒頭でクスリ食わされてレイプされた顧客を送り届けたあと、ロバートはレイパーたちの集会にいって人殺しこみでボコボコにするんですけど、ばっちり首の骨折って殺人もやっちまいます。
ねえねえ警察さん、なにしてんの?
配車サービスなんで、身元バレバレなんですけど?
本作はダークヒーローものなんですけど、警察に追われない理由がないんで、緊張感がぜんぜんありません。
途中で寝ちゃいました……。
アホには理解できませんでした度☆☆☆☆☆
ベルギーで殺害されたCIA協力員の夫婦が殺された理由がよくわかりませんでした!
まま、そこはなにか国際政治の複雑怪奇な陰謀劇があったんでしょう。
しかも協力員が殺された現場を、CIA内でわりと地位の高そうなスーザンが直接調べに行く理由もよくわかりません。
いちおう黒幕?のデイブのグループが協力員を殺し、さらにその調査に乗り出したスーザンを殺し、その報復に乗り出したロバートを殺しにかかるというストーリーだったと思うんですけど、つねに「???」です。
えーとデイブたちがCIAに切られたから、自分たちの殺人行為を把握している連中を殺していった、ってことですかね?
アホすぎんだけどwww
おまけに宣戦布告したロバートの家に行くとかwww
いるわけねぇだろ!wwwwwwwww
いたとしても、罠満載に決まってんだろ!wwwwww
まあ罠がなかったどころか人質を確保できたんですけど……(ロバートさん!?)。
正直、デイブの行動は甘えです。
ロバートが鬼畜なら、デイブは妻子を人質に取られていたわけですから……。
ただの隣人の少年と、かけがえのない家族とでは、人質としての価値が違いますからねー。
これはある意味、デイブがかつての上官であるロバートを信頼していたってことなんですかね?
なんなら、ロバートが「デイブがただの暗殺者だ」と暴露すれば、かわいい嫁さんと子どもを即座に失ったはずなんですけど……。
最終決戦では粉塵爆発など、歴戦の猛者ロバートの戦い方に楽しいところはありましたけど、ナイフ格闘術では「そんなに何回も切る必要ある?」というシーンもあり、しかもデイブは終始芋スナ(笑)。
(※芋スナとは、FPSゲームなどで、隠れたまま狙撃を狙うだけの使えないやつをバカにする言葉です)
前作はクロエ・グレース・モレッツがかわいそうな娼婦役で出ていて「レオン」っぽいシリアスな雰囲気があったと記憶しているんですけど、本作はなにもかもアホっぽく感じました!
終始、睡魔との戦いでした……!