『ものがたりいちば』

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映画「泥棒役者」の感想


追い詰められた姿が滑稽で、どこか物悲しい。

 

 

2017年日本映画。ジャンルはコメディ。
監督は西田征史
主演は丸山隆平


開幕でジャニーズ吉本が出現したときは嫌な予感がしましたが……杞憂でした!

 

・序盤のかんたんなあらすじ
工場で働くはじめ(丸山隆平)は仕事場で知り合った美沙(高畑充希)と同棲して幸せをかみしめていた。


美沙の誕生日に日頃の感謝を示すためにデートの約束をする。
ところが、はじめが待ち合わせ場所で会ったのは昔の仲間の則男(宮川大輔)だった。


則男はある家に盗みに入るからその助手をやれと迫ってくる。
はじめは断ろうとするが、昔のことを美沙にバラすと脅迫され、しぶしぶ従うことになる。


じつは、昔はじめはたびたび盗みを繰り返しており、逮捕されて少年院に入っていた過去があるのだ。


それを美沙には話せずにいた。
美沙を失うことを恐れたはじめは則男と豪邸に忍び込むのだが、あっという間に家主の前園(市村正親)に見つかってしまう。


万事休す、と思いきやどういうわけか家主ははじめのことを「新しい編集者?」と勘違いする。


その場を切り抜けるためとっさに編集者のフリをするはじめ。
しかしそこへ本物の編集者やセールスマンが現れ、逃げるに逃げられない状況に陥ってしまう。


はじめはさらなる嘘を重ねなければならないのだった。

 

 

演劇っぽさ☆☆☆☆☆
観始めたたときに「あ~演劇っぽいな~」と感じました。
それもそのはず、どうやら原作は舞台演劇のようです。
そういうのが気にならないコメディ好きな方ならおすすめです!

 

 

笑って泣ける正統派コメディ度☆☆☆☆☆
お手本という感じです。
さっき適当に言ったことが次のセリフへの布石になるなど、うまい脚本だと思います。

 

 

よくできてると書くことない度☆☆☆☆☆
まんまです。


おもしろかった~以外に言うことがないので困ります……。
どこか尖った部分があればそれをピックアップできるのですが、本作は「ふつう」なんです。


「ふつうにおもしろいコメディ」です。
笑いあり涙あり、という昔風のコメディがお好きな方、おすすめです!