2018年日本映画。
ネタバレしかありません!ご注意を!
・あらすじ
ゴジラを倒すチャンスを放棄してまで救ったユウコは、脳死してました……。
体内に取り込まれたナノメタルが生命維持装置の役割を果たしていますが、すでに死んでいるも同然です。
だから言わんこっちゃない……エクシフの口車に乗せられるから……。
サカキ大尉の処遇をめぐって母船では激しい論争が起こります。
同胞を殺されたビルサルド人は当然、サカキ大尉の処罰(死刑)を要求しますが、上層部はビルサルドの行為そのものが反逆行為だとしてこれを拒否。
結果、ビルサルド人は船内のメインコントロールシステムを占拠して反乱を起こします。
地上でもメカゴジラシティ(笑)敗戦の余波は続いていました。
絶望した人々が神秘人類エクシフ人の神官メトフィエスに洗脳されていくのです。
メトフィエスは英雄サカキ大尉を神の意志の表れ――メシアとして利用します。
宇宙船では憎き裏切り者、地底ではメシアとなってしまったサカキ大尉をマーティン博士は逃がそうとします。
まあ、いるだけで混乱するからどっかいって、ってところでしょう。
というわけで小美人こと双子美少女の片割れがサカキ大尉を隠れ家に案内しました。
最初にサカキ大尉を助けたおとなしい妹――ミヤナではなく、気の強い姉――マイナのほうです。
見た目じゃぜんぜんわかんねーw
マイナはサカキ大尉が自暴自棄になっているのを慰めるために子づくりを提案しました(!?)。
ところが童貞野郎のサカキは断ってしまいます。
なんでやねん……とわたしががっかりします。
と思ったらやっぱり受け入れてえっちな――いや、神聖な生命の営みに及びます。
なんでやねん(困惑)。
じつは当初サカキは誘惑してきたのが妹のミヤナだと思っていたのですが、実際はマイナだったのでその気になったようです。
なんでやねん(笑)
サカキはルックス派じゃないようですね。
見た目では見分けがつかなかったのですから、気の強い女子が好みなんでしょう。
わかる~。
気が強いけど、じつは繊細で思いやりがあるというのは魅力的ですからねー。
いっぽう、なにもしてないのにフラれたかたちの妹ミヤナはメトフィエスが怪しげな儀式をやっているのを偵察します。
しかしあっさり捕まってしまいました。
じつはエクシフはテレパス種族なので隠れていても心の声で気配が察知できるのです。
捕獲されたミヤナは儀式の締めくくりに使われてしまいます……。
フラれたうえに生贄にされるなんて……不憫すぎます……。
メトフィエスは洗脳した信者たちを集めてスープを飲ませます。
そして、呪文を唱えると謎の生命体がどこからともなく現れて、信者たちをつぎつぎに食っていきました。
当然の報いだよなぁ?
じつはそのスープはミヤナを煮込んだものだったのです……(ドン引き)。
美少女の煮出し汁を飲んだんだから、命くらい安い代償!
儀式が完成すると、母船の近くに異変が起こります。
ブラックホールが出現したのです!
ここで問題が発生します!
どう見てもブラックホールなのに、なぜかだれもブラックホールとは言わないのです。
アホっぽく見られるからかな?
ブラックホールから出てきた金色のなにかが宇宙船を食ってしまいました。
エクシフいわく「神」「金色の王」「終焉の翼」――ギドラです!
美少女煮出し汁を飲ませるキモい儀式はギドラを召喚するためのものでした。
エクシフの儀式どうかしてるよww
ギドラはそのまま地表に降りてきて、ゴジラと交戦します。
いや、正確には戦いではありません。
ゴジラは攻撃が一切通用せず、一方的にかみつかれてエネルギーを吸われていくだけです。
ギドラはあらゆるセンサーに認識されず、質量もありません。
マーティン博士いわく、この宇宙の存在ではなく、宇宙の物理法則に従っていないそうです。
宇宙怪獣キングギドラが、ついに外宇宙怪獣に昇格しました!
外宇宙とつながる穴なら、やっぱブラックホールなのに、いまだにだれもブラックホールとは言いたがりません。
そんなに嫌なんでしょうか(笑)。
異常事態を察したサカキ大尉とマイナは朝チュン(嫉妬)から目覚めて見張り台に急行しました。
そこでマーティン博士から事情を聞いたサカキは、ギドラを呼び寄せたのがメトフィレスと確信し、殴りに行きます。
メトフィレスのそばにはぐったりしたミヤナがいました。
煮出されて疲れてるけど生きてるそうです。
よかった……。
メトフィレスはサカキに長い独白をかまします。
長い……。
長すぎる……。
ほんとうに長いんです、これが……。
エネルギーを吸われながら話が終わるのを待っているゴジラくんの気持ちにもなってあげてください!
メトフィレスの話を要約すると、エクシフは文明が発展しすぎて宇宙の終わりを計算したことで絶望して頭がいっちまったようです。
それでブラックホールを開いて外宇宙からギドラを呼び出し、母星を食わせたようです。
え、なんで???
崖のうえに立っているから落ちるのが怖いんであって、跳んじゃえばもう怖くないってことです。
死ぬのが怖いのは生きているからであって、死んじゃえばもう怖くないってことですね。
要するにヤケクソです(笑)。
しかしエクシフはこの自殺を「救い」と思いこみました。
というわけで救いを他の星々にも広げることにしたというわけです。
んで地球にやってきてモンキーに文明を授け、文明の末路であるゴジラが誕生するまで見守り、機が熟したのでギドラを召喚した、というのが真相でした。
回りくどすぎんだけどマジでwwww
要約するつもりだったのにぜんぜん要約できませんでしたww
マーティン博士がギドラがこの宇宙に干渉できるのは観測者がここにいるからだと看破し、モスラの力を借りてサカキにテレパシーで伝えます。
サカキは観測者メトフィエスの目を潰して、ギドラの無敵を解除しました。
無敵がなくなればこっちのものです!
なげえ話が終わるのを待っていたゴジラがあっという間にギドラをやっつけました!
お疲れゴジラ!
今回君の出番これだけだから!
生き残った人々は武器を捨て、部族とともに生きる決意をしました。
サカキもマイナと結婚しました。
平和が訪れた……と思ったのも束の間、マーティン博士がロボットを再起動させてしまったのです。
ナノメタルは自己増殖が可能――文明の再興が可能となってしまいます。
文明の行きつく先はギドラによる滅びだと知っているサカキは、意識のないユウコとともにロボットに乗りこみ、ゴジラに特攻しました。
ロボットとユウコがなくなれば、ナノメタルは完全に消失するからです。
サカキの自己犠牲のおかげで無事文明の脅威から救われた部族は平和に暮らしましたとさ……めでたしめでたし。
ちなみにサカキは「お怒りさま」として魔よけの儀式の象徴になっていました(笑)。
・かんそう
しゃべってばっかだった!!!
SF要素を説明しようとするとこうなっちまうんですねー。
3作目はほんとうにしゃべってばっかでアレでした。
今回ゴジラずっと立ってるだけだしwww
2作目の突っ走り具合は度肝抜かれましたし、シリーズとしては好きです!