ネタバレあります!ご注意を!
ヴァイオレットは自動手記人形(ドール)の養成学校に通うことになりました。
校舎の周囲を軍人さんがうろついているので、軍の付属施設なのでしょうか。
もしかしたら戦災で父や夫といった稼ぎ手を失った女性に職業訓練をする公共政策の一環なのかもしれません。
鬼教官っぽい女性が先生です。
この学校を卒業できれば一流のドールとして活動できるそうですが、それには教官のお眼鏡にかなわなければなりません。
品質保証をするからには、ハンパ者は卒業させないということです。
狭き門ってやつですねー。
ヴァイオレットは最初から絶好調で、タタタン!とタイピングの速さを見せつけます。
小テストでは文法、語彙ともに完璧と評価されました!
ちょっと待って~きょうかん!
「食事」を「補給」と呼ぶ子の語彙が完璧なわけねーだろwww
なんか怪しいぞこの学校のレベル……。
滑り出しは好調でしたが、問題は実技です。
同級生と2人1組になってお互いに大切なひとへあてた手紙を書きあうという実践的な訓練をします。
ルクリアという赤毛の女の子とペアになりました。
はいかわいい。
ルクリアは性格もいいです。
ライデンの絶景スポットを教えてくれます。
さらに、またしても空気を読まずに報告文書みたいなものを書いてしまったヴァイオレットが教官にお叱りを受けているのをかばってくれます。
はいかわいくて性格いい。
これもうメインヒロインだよなぁ?
やらかしてしまったヴァイオレットは社長のホッジンスに「わたしはドールに向いていないのでしょうか」などと不安を口にします。
だから早すぎるんだけどw
ド新人の見習いなのに適性の有無を気にするのが早すぎだと思います!
真面目なんすかね~。
ルクリアには兄がいるのですが、終戦からずっと飲んだくれているようです。
戦争で両親を失ったため、もはやたった1人の家族ですが、最近ではまともに会話もありません。
じつはルクリアの兄がいた部隊は任地で防衛任務に失敗しており、そのせいで突破してきた敵部隊の攻撃で2人の両親が死んでしまったのです。
兄はそれを自分のせいだと思いこみ、酒に溺れてしまったのです。
ルクリアは兄に生きて帰ってきてくれたことへの感謝を伝えたいのですが、面と向かって言えないでいます。
そりゃ酔っ払い相手に余計なこと言ったら殴られかねませんからね~。
あ、ちがう?
ヴァイオレットは卒業試験に失敗し、卒業できませんでした。
クラスの卒業率は50%というところです。
まあまあ広めの狭き門だなww
当然、ルクリアはトップの成績で卒業しました。
もうめちゃくちゃ性格がいいので、ヴァイオレットが手紙を書く練習に付き合ってくれます。
ホッジンス社長みたいなどうでもいいやつに手紙を書くのをやめて、ほんとうに言葉を伝えたい少佐にむけて書くようにアドバイスをくれました。
しかし、いざ少佐への手紙となると、ヴァイオレットは一言も言葉がでてきません。
お得意の報告文書すら不可能です。
それを見ていたルクリアが自分も「お兄ちゃん、生きていてくれてありがとう」って簡単なことが言えないと共感を示しました。
感情が高ぶって泣いてしまったルクリアを見て、なにかを感じたのでしょうか?
ヴァイオレットはルクリアの手紙を代筆し、お兄ちゃんに渡しました。
勝手に(笑)。
お、おう?
これはいい空気の読めなさですね。
「お兄ちゃん、生きていてくれてうれしいの。ありがとう」
これで気持ちが伝わったのか、お兄ちゃんはルクリアと仲直りしたようです。
大喜びのルクリアはこの件を教官に報告しました。
すると、教官はヴァイオレットの落第を取り消し、卒業を認定してくれました。
「よきドールとは、ひとの話のなかから本当に伝えたいことをすくいあげて言葉にするものです」
とドールの道を説いてくれます。
今回の件はほとんどすくいあげてないけどなwww
まんまルクリアが言ったことを書いただけですし!
まあ、本音を引き出すことに成功した、というのが大きな一歩なのでしょう。
2話のツンデレみたいなひとじゃなくて素直なお客が相手なら、ちゃんと書けそうです。
いちいち「任務(笑)」と言うのもやめたので、着実に成長を遂げていますね。
ええ話見せてもろたで~!