・序盤のかんたんなあらすじ
ニューヨークに暮らすジェイクは1年前から奇妙な夢に悩まされている。
黒い塔、黒衣の魔導士、ガンスリンガー。
毎晩かならず見る夢で見るのは同じ塔や男たちだ。
ジェイクは夢ではないと確信しているが、母は父を突然失ったことで精神が病んでいると決めつけている。
精神科医にカウンセリングを受けても治らないので、母はジェイクを施設に送ろうとした。
しかし、施設から迎えにきたのは人の皮をかぶった「なにか」だった。
ジェイクはすんでのところで逃げ出し、夢で見たNYの廃屋を目指した。
そこには不思議な機械があり、異世界へのポータル(扉)を開くことができた。
ジェイクはポータルの先のミッドワールドでガンスリンガー――ローランドと出会うのだった……。
――ネタバレ注意!――
ダークファンタジー界の地味王度☆☆☆☆☆
ガンスリンガーだからしょうがないですけど、銃ぱんぱん撃ってるのはファンタジーとして絵的に地味でした。
ガンスリンガーだからしょうがないんですけど……。
魔法も超地味……。
「息をするな」と命令するだけで相手が死ぬもんだから、強いけど地味~。
即死魔法は映像にしちゃうと地味になっちゃうんですよねー。
荒廃したアメリカの風景はよく観たやつ度☆☆☆☆☆
ミッドワールドの風景が荒廃したアメリカっぽくて既視感がありました。
いくらなんでも短すぎ度☆☆☆☆☆
原作小説は天下のスティーブン・キングがライフワークと呼ぶ7作の大作シリーズです。
90分で表現するのはいくらなんでも無理ですwww
わたしは原作1巻だけ読んだことがありますけど「こんな話だっけ?」の連発でした。
サクサク話が進んでも「テンポがいい」というよりつねに巻きが入っているように感じてしまいました。
孤高のガンマンが悪い魔法使いを倒すってだけの話なら、べつにこんな大作小説を原作にしなくてもよかったのでは?