『ものがたりいちば』

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「ユートピア~悪のウイルス~」シーズン1の5話の感想

アマゾンオリジナルビデオです。
ネタバレあります!ご注意を!

 

マイケルサイドとオタクサイドのストーリーをわけて書きました。

 

 

 

マイケル医師サイドのストーリー

 

隔離地域のなかに入ったマイケルは、感染した娘を案じる父親の頼みを断り切れずにワクチンを投与することを決心します。


準備のためにマイケルが出ていくと、娘と父が防護服を脱いでしまいました!


さらにまったく同じ顔の娘がもう1人現れて、豪勢な料理を用意してパーティを始めてしまいます!


もうなにがなんだかわかりませんが、とりあえず娘たちは双子で、ウイルスに感染していないようです。
ついでに父親も父親ではなく、父親役のようです。


パーティが終わるころ、クリスティ社長がやってきました。
「どっちか決めた?」
とクリスティが謎の問いをします。


2人はまだ決めていないらしく、クリスティに決めてほしいと言います。


クリスティは双子の1人を選び、厳重な容器からなにかのシートを取り出して女の子の口にいれました。
あ~ウイルスやこれ……。


(名前もわからないし紛らわしいので、以後感染した双子を『双子A』、元気なほうを『双子B』と呼びます)


あっという間に病状が進んだ双子Aはマイケルのワクチンを投与されました。


マイケルはクリスティの策略でパンデミックを起こしているウイルスが自分の研究していたウイルスだと勘違いしています。


ですが、実際にはウイルスの種類がぜんぜん違うのでワクチンなど効くわけもありません。


これまたあっという間に双子Aは死んでしまいました……。


双子Aのふりをした双子Bが病床に入れば準備完了です。
マイケルはワクチンが効いて病気が治ったとすっかり勘違いさせられます。


娘の父親役の男が娘とともに隔離地域を出て「病気が治った!ワクチンが効いた!」と猛アピールします。


すると集結していた市民のみなさん大興奮です!
たちまちマイケルはヒーローに仕立て上げられました!


マイケルに考える暇を与えないスピード作戦ですね(笑)。


ワクチンが効いたと聞いてFDA(アメリカ食品医薬品局)が乗りこんできます。
未認可のワクチンの取り扱いはFDAがやるものと決まっているそうです。


しかしそれではクリスティは困ります。
なにしろマイケルのワクチンは効かないのですから。


そこで一芝居打つことにしました。
子どもたちの病気が治るという希望を手にした市民たちのまえで演説をします。


「1日でもはやくワクチンを製造させてくれ!」


それを聞いた市民のみなさんはまたも大興奮!


ワクチン!
ワクチン!


と大合唱してFDAの職員を困らせるのでした(笑)。

 

 

クリスティの狙い


クリスティの狙いはたぶんワクチンの概念的なすり替えでしょう。


この殺人ウイルスを作ってばらまいたのはクリスティですが、すでにワクチンも開発済みなのでしょう。


とはいえ未知のウイルスのワクチンが短期間で開発されるのはおかしいですから、だれがばらまいたかバレてしまいます。


そこでマイケルのワクチンだと思わせることにしたのです。
もともとあったものを急ピッチで増産しただけなら、大量に供給しても不審に思われません。


マイケルとの最初の面会で、マイケルがワクチンの引き渡しを断ったためにこんな手のこんだことをせざるを得なかったのです。


もしあのときマイケルがワクチンを引き渡していたら、そのワクチンをポイ捨て(笑)して、しれっと自社の開発したワクチンを供給するつもりだったのでしょう。


つまり美少女の双子Aが死んだのはマイケルのせいです!!!


それはともかく、クリスティの狙いはわかりましたが、なぜそんなことをするのかわかりません。


ワクチンを大量に売って儲けたいのでしょうか?
それとも株価爆上げ効果を狙ったのでしょうか?
すでにじゅうぶん儲けているように思えますが……。


それにこういう緊急事態のときは原価で供給するような気がします。
実際、コロナの対処でも政府は製薬会社に原価での供給の約束を取り付けています。


やっぱり株価かな?

 

 

オタクサイドのストーリー

 

ジェシカは、イアン・ベッキー・ウィルソン・グラントの4人を新しい隠れ家に案内します。
また留守の他人の家です(笑)。


テレビのニュースでは前回のカーラ一家皆殺し事件がグラントの犯行として報じられています。


パソコンで検索したイアンもまた驚きました。
なんと家族が毒を盛られて全員重態で入院していたのです。


そしてウィルソンも家族が皆殺しにされていた真実を知ってしまいました。


自分は家族を皆殺しにされ、グラントは大量殺人鬼として指名手配、イアンも家族を病院送りにされています。


ただ1人ベッキーだけがハーベストになにもされていないことを不審がって、ベッキーをスパイ扱いし始めるのです。


ウィルソンくん疑うのが2話遅いよ(笑)。


しかし、もしこのなかにスパイがいるならハーベスト側の行動があまりにも的外れになってしまうので、スパイはいないはずです。


いまのところこのオタクサイドがやれることは1つしかありません。
というわけで、ジェシカはグラントを連れて、アリスの家に残りのユートピアを取りに行くことにします。


車で行こうとしたのですが、駐車した車の前後が見事な縦列駐車でビタ付けされているので動けません(笑)。


そこで厳戒態勢で警察がうようよいる街を歩いていくことにしました。
いやそのへんの車盗めよ(笑)。


殺しはやるけど車泥棒はやらないという信念をもっているのか、それとも単純に盗む技術がないんですかね。


ハーベストから逃げて生き残る技術をアルテミスから叩き込まれたはずなんですが……。


車を盗む技術は逃亡者には必須のスキルじゃないですかね?
意外にポンコツだぞこいつ!


敵に襲われるからセックスはしない、とかドヤ顔で言ってたし、ちょっと銃が扱えるだけの中2病か!?


徒歩と地下鉄でアリスの家につくと、死体が転がっています。
1話から登場しているスーパー殺し屋のアービーの仕業です。


ジェシカとアービーは戦いになりますが、アービーの圧勝です。
銃もたいして扱えてないぞwww


しかしアービーはユートピアを読んで萎えたせいか、それとも殺しすぎで疲れちまったのか、ジェシカを殺すこともユートピアを持ち去ることもしませんでした。


「困ったことがあったらいつでもホームにおいで……」
と言って去っていきましたが、そのホームの場所がわからなくて困ってるんですけど!

 

正直今回はオタクサイドのほうは内容が薄かったです。
まあユートピアを完全版にすること以外やることなかったですからね。


いつもオラつきまくっているジェシカですが、にわかにポンコツ疑惑が浮上しました(笑)。
すこしおもしろく感じてきました!