『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン9話の感想

前回まででマーレへの奇襲戦は決着がつきました。
軍港を破壊し、マーレ軍幹部を全滅させ、獣の巨人ジークを捕獲しました。
しかしマーレへの奇襲とジークの捕獲はジークによって仕組まれたものだったのです。

 

 

接触


今回は3年前にさかのぼり、計略の始まりが描かれました。
シガンシナ決戦で敗れたジークたちが撤退してから1年後、マーレ軍の調査船が島を訪れます。


その調査船を巨人化したエレンが確保し、ハンジ団長が対話を求めましたが、マーレの指揮官はきく耳をもたずに発砲しようとしました。


ところが部下のはずのマーレ兵がその指揮官を撃ち殺します。
他にも反乱に荷担する兵が多数現れたため、結果的にマーレ兵は指揮官1人の犠牲でエルディア側の捕虜になりました。


反乱に参加した兵士たちはマーレに滅ぼされた小国出身者で、反マーレ義勇兵を名乗りました。
指揮官を撃ち殺した女兵士イェレナはジークの指示で調査船に乗り、パラディ島に潜入を試みたそうです。


マーレは3年間で4000人以上の兵士を調査のために送りこみましたが、そのすべてはイェレナたち義勇兵調査兵団の企みに引っかかって捕虜となりました。

 

 

発展


捕虜となった大量の人材から最先端の知識や技術を提供してもらえたおかげでパラディ島はみるみるうちに発展していきます。


もしかしたらジークの差し金で知識や技術をもった兵士が選ばれていたのかもしれませんね。
そんな権限がジークにあるのかどうか知らんけど(笑)


マーレに攻めこむ準備が着々と整っていきますが、ジークの計略の本題は始祖の巨人と王家の巨人が接触して『地ならし』を起こすことです。


その計略をイェレナから伝え聞いた兵団では当然反発が起こりますが、エレンの証言により信憑性が高まります。
とはいえ罠であったときのリスクのことを考え、兵団上層部は及び腰だったのでしょう。


しびれを切らしたエレンが単独でマーレに潜入して、始祖を失うわけにはいかない兵団はなし崩し的に奇襲作戦に参加することになったのです。

 

 

強硬手段の結末


奇襲作戦後、島に帰りつくと責任問題の追及が始まります。
エレンと通じ、兵団を騙していた義勇兵たちはピクシス司令によって拘束されました。
ジークはリヴァイの監視のもと巨大樹の森で強制ソロキャンプです(笑)
エレン自身は地下牢のようなところに幽閉されているようです。


前々から原作で疑問だったのですが、レベリオ収容区にエレンが潜入を果たした時点でジークと接触しておけば、こんなまわりくどいことをしなくて済んだのでは?と思っていました。
多大な犠牲をだすこともなかったのですから。


そう思っていたのですが、アニメで再度一連の流れを見直すと、世界連合軍を作らせる必要性があったんですねー。
世界の艦隊を一か所に集結させてから『地ならし』で叩き潰し、世界の軍事力に壊滅的打撃を与えてから和平を申しこむという戦略です。


集結するまえにやると、散らばっていてめんどくさいのでしょうか(笑)
祖国存亡のときにめんどくさがるなよw


マーレで接触してもパラディ島の壁の巨人まで遠すぎて地ならしが発動できない、ということはないと思います。


ですが発動できても無敵の巨人たちがやってくるまでに時間がかかりすぎて、マーレで丸裸のエレンとジークが殺される危険性が高いから、かもしれません。


それにアニメでは原作にあったレベリオ収容区でエレンとジークが密会するシーンがカットされていますし、そもそもジークへの監視が厳しくて接触するチャンスがなかったという設定に変更されているのかもしれません。

 

以上です!