ネタバレありますご注意を！
わたしは放送時リアルタイムで観てました。
今回は３年ぶり２度目の観賞です。
今回は『居場所』や『帰れる場所』がテーマです。
母の余計なお世話
ミコトの母が用もないのにＵＤＩに来て、葬儀屋の木林や毛利刑事に娘を売りこみます(笑)
今までは娘の恋愛には口を出さなかったのに、最近になって急に口を出すようになったことを不思議に思ったミコトは弟に相談します。
すると、弟は三澄家がミコトの居場所になれているかどうかを母は気にしているのだと語りました。
もしそうでないなら、だれか一緒にいて安心できる人を見つけてほしいとの思いから結婚を急かすようになったのだそうです。
じゃああの「だれでもいいからとりあえず」みたいなやり方はおかしいでしょｗ
事件発生
雑居ビルで発生した火災により１０人が亡くなりました。
１０人の遺体がすべてＵＤＩに運びこまれたので大騒ぎです。
なにしろＵＤＩは人手不足から司法解剖を断っていたほど処理能力が落ちています。
というわけで、助っ人として呼ばれたのがパワハラ被害にあって辞職した坂本でした。
なんだかんだいってほぼ毎回出てくるなぁ(笑)
１０人の解剖と身元確認を進めていきますが、最後の１人の身元がどうしてもわかりません。
しかもその１人には後頭部に打撲による骨折の痕跡があったのです。
毛利刑事の大嫌いな殺人事件の線が浮上します。
じつは火災現場にはもう１人いて、しかも火傷を負ったものの生きていました。
病院で治療を受けているものの、鎮静剤で眠っていて会話はできないので、その病院から担当医がＵＤＩに来て症状を説明してくれることになりました。
やってきたのは久部医師、つまり六郎の父親です。
息子の悪口を言って法医学をバカにして帰っていきました(笑)
近頃神倉所長はごみ屋敷に入り浸って老人と将棋を打ってサボっています。
屋外で急死した遺体の身元を割り出すのに苦労して、所長が骨を届けにきたのに受け取りを拒否されたそうです。
老人は将棋で所長が勝ったら受け取るという約束をしたので、所長は将棋ばかり打っているというわけです。
サボりじゃありません(笑)
身元判明
依然として身元不明だった最後の焼死体ですが、ようやく身元が判明しました。
町田三郎という名の、前科のある元暴力団員でした。
健在な両親を遺体引き取りに呼ぶと、父親が死んだ息子に向かって罵声を飛ばします。
三郎はトラブルが絶えない人物だったので、事件に巻き込まれて放火の被害にあい、そのせいで無関係な人間が多数巻き添えになったと思ったからです。
ところが消防の調査により、放火ではなかったことが明らかになります。
家電製品の欠陥で起きた不慮の事故だったのです。
さらに調査を進めるうちに三郎は火災が発生したあとに現場ビルに到着し、意識を失った人を助けようとしていたことが判明しました。
生き残った被害者が目を覚まし、そのことを裏付けします。
ミコトは再び三郎の両親を呼び出し、三郎のせいで９人が亡くなったのではなく、三郎は１人を助け、さらに他の人たちも救おうとして命を落としたことを説明します。
三郎がそこまでしたのは、その雑居ビルの常連客を家族のように思っていたからでした。
若いころの過ちで勘当され、帰れなくなった家のかわりの居場所だったのです。
居場所
号泣する町田夫妻を見て六郎はなにか思うことがあったのか、父に会いに行きました。
伝えたいことは生きているうちに伝えないと伝わらないと思ったからです。
あらためてＵＤＩラボで働く決意を伝えると、「２度とうちの敷居をまたぐな」と勘当されました。
伝えてもどうにもならないこともある……つらい……。
帰る実家をなくした六郎がＵＤＩに戻ると、火災の件が片付いたお祝いにみんなで酒盛りをしていました。
わざとらしく「おかえり！」を連発する仲間たち(笑)に「ぼくにもまだ帰れる場所があるんだ……」と言いたそうに泣き笑いします。
いっぽうミコトもその場から母親に電話して「ＵＤＩに居場所はあるから安心して」と伝えます。
職場にまできて結婚相手を物色すんのやめろってメッセージですね(笑)
でも、六郎が週刊誌のスパイをやめたことで遠慮のなくなった編集長が『ＵＤＩの不正資金流出疑惑』というドギツイ記事を世に出そうとしているので、２人の居場所はすぐに吹っ飛びそうです(笑)
なお神倉所長は偶然をよそおって六郎に代打ちをさせることで老人に勝利したので、無事お骨はお返しすることができました。
ずるだけどなｗ
