『ものがたりいちば』

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日テレ系ドラマ「君と世界が終わる日に」シーズン1の6話 ネタバレあらすじ感想考察

ヒロインにぜんぜん魅力のないゾンビパンデミックアポカリプスドラマの感想はっじまっるよ~。

 目次です。好きなところから読めます。

 

漂着


前回、絶望のなかで首藤博士に協力することにしたクルミは謎の薬剤を注射されました。
謎のっていうか、どうせゴーレムウイルスでしょうけど(笑)


薬の影響でせん妄状態になり、意識が混濁しています。
(※せん妄状態:高齢者がなりやすい、認知症に似た状態)


混濁した意識のなかで、クルミは噛まれてゾンビ化した女の子のことを思いだします。
女の子のお兄ちゃんに「あんたがゾンビを見張ってなかったからこうなったんだ!」と責められたときの記憶のようです。
ほんとうにそのとおりなので、クルミは涙を流します。


いっぽう、前回横浜で世界がすでに崩壊している現実を突きつけられた響たちのグループは、海上を漂う船にいました。
船で横須賀に戻ろうとしたのですが、ガソリン切れで漂流状態になってしまったのです。


おっさんの甲本(今回ようやく名前を覚えました)が響を責めますが、ガソリン残量を確かめなかったのはお互いさまなので周囲に呆れられます。
このまま漂流していたらゾンビにやられる前に餓死するところでしたが、幸運にも海流のおかげで猿島という無人島に流れ着きました。


上陸すると、そこには先客のグループがいます。
どこかで見たことがあると思ったら、たった2話前の4話まで敵対していた体育館ショッピングモールを占拠していた日本刀大好きっ子のグループでした。
世間、ていうか世界が狭いな~(笑)


余談ですが、キャラクターの名前を確認するために公式ホームページの人物相関図を見たら『刀集団』と書かれていました。


刀集団は4話ではイキのいい若者が多かった印象ですが、ずいぶん数が減っちゃってます。
リーダーの坪井が「あれからいろいろあった……」と述懐します。
たった2話前なんですけどね(笑)


この猿島は外界から海で隔絶されているので安全です(唐突にソンビが泳ぎださなければの話ですけどw)。
そこでグループの仲間を守ると誓った響が坪井に、ここに住まわせてほしいと頼みますが、物資も持っていないので断られました。


そのとき、建物の中にいたケガ人がうめきはじめます。
4話でクルミが治療した、足をケガしている老人です。
若者がたくさん死んだのによくぞ生き残っていたものです。


傷が悪化して敗血症かなにかの感染症にかかってしまっているようで、抗生剤がないと危ないようです。
この地域で薬といえば――はい、横須賀駐屯地です。
5話で自衛隊が危険を冒して医薬品を集めて回っていたのは、この展開のためでした(笑)


こちらのグループとしてもユヅキちゃんのぜんそく薬が必要なので、響は坪井にいっしょに駐屯地に忍びこもうと提案します。
坪井は仲間を危険に晒せないと1度は断ります。
わたしがこういう状況におかれたら、響よりも坪井についていきたいと思います(笑)


しかし、響に「海から近づけば安全に侵入できる」とそそのかされて、坪井は承諾しました。
横須賀駐屯地侵入作戦は翌日行うことになり、響たちのグループは建物の一室と食事を与えられて一夜を過ごすことになりました。
その部屋には念仏を唱えている御前崎という怪しいおっさんがいました。


久しぶりに安全な寝床を確保して余裕ができたので、響がカナエに弓を教えます。
「初めてなのに筋がいいよ」と響に誉められたカナエは「教える人がいいからですよ~^^」と好きアピールします。


しかし響は「あいつにもこうやって教えたなぁ……」とクルミに思いを馳せます。
べつにカナエさんがめちゃくちゃ魅力的とは言いませんが、それにしたってあんな女のどこに惚れたんでしょうか?
まあね、人間極限状況にならないと本性はわからないといいますしね……。


ミンジュンがカナエさんになにかを言いましたが、ぶっちゃけ聞き取れなかった人は多いでしょう。
「響はクルミ一筋だ、あきらめろ」
的なセリフだったと思います。

 

 

駐屯地への潜入


翌朝、駐屯地に向かおうとする響に御前崎が「きみは駐屯地で人を憎むことになる」と謎めいた言葉を投げかけました。
響のことを知っている口ぶりですね。


どうして詳しく話を聞けない出発直前になってそういう思わせぶりなことを言ったんでしょうか(笑)
もっと早く言って、どうぞ!


なぜか外部と秘密の地下通路でつながっているセキュリティガバガバの駐屯地(笑)に潜入するメンバーは『響』『かなえ』『甲本のおっさん』『甲本の部下ミンジュン』それから『坪井とその仲間』です。
甲本のおっさんは「船に残って船を守る」とあからさまな保身に走りました。


地下通路を通って内部に潜入すると、なにか様子がヘンです。
自衛隊員の警備があまりにも手薄なのです。
理由は首藤博士が響たちの侵入を予期していたので、わざと警備に穴を作ったからでした。


たぶん首藤が響たちの侵入を察知できたのは、単純に隠し地下通路に監視カメラが設置されていたからでしょう。
さすがに自衛隊の駐屯地がそんなにガバガバなわけがありませんから。


さて異変を察知した坪井は仲間に撤退を指示しますが、響たちはさらに深く潜入していきました。

 

 

悲しき再会

 

妹がゾンビ化してしまったお兄ちゃんが、妹に謝っています。
なんでも妹が噛まれる前、避難所暮らしでストレスの溜まっていたお兄ちゃんは「1人で遊んでろ」と妹を1人にしてしまったことを悔いているようです。


妹が噛まれた直後はクルミに当たってしまいましたが、ほんとうは自分のせいだと思っているのです。
いやいやお兄ちゃん、クルミのせいなのは間違いないから(笑)

 

わたしはワンチャン首藤が妹にゴーレムウイルスを注入してゾンビにしたのではないかとも疑っていますが、そんなことは関係ありません

クルミが持ち場を離れたせいでゾンビが駐屯地に解き放たれてしまった事実は変えようがないのですから。


そこに響たちが通りかかりました。
お兄ちゃんはテロリストが現れたので物陰に隠れます。
響たちは妹ゾンビに襲いかかられたので、サクッとナイフで頭を刺して処理しました。
その光景をお兄ちゃんはばっちり目撃していました。


いいよいいよ!
なにしろお兄ちゃんは首藤に「ワクチンがあればゾンビが治る!」と騙されていますので、妹が殺されたと思いこんだことでしょう。
ようやくゾンビドラマっぽくなってきました。


響たちは必要な薬を手に入れたので撤退しようとしますが、そのとき響は車いすに乗ったクルミの姿を目撃しました。
この直前、独房を脱走した等々力が連れ出したのです。
どこかに行っていて戻ってきた等々力がクルミを連れて歩き去りました。


前回「なにがあっても仲間を守る」と誓った響は、戦利品の医薬品をかなえさんとミンジュンに託し、クルミを追いかけました。
誓いとはいったい……?


意識のないクルミを抱えた等々力はなぜか真っ暗な地下に降りていきます(笑)
そして案の定何者かに注射をされて一瞬で昏倒しました。
クルミたちを追いかけていた響も自衛隊員に殴られて意識を失い、取っ捕まります。


無事自衛隊員に保護されたクルミはせん妄状態から回復し、ゾンビ化した妹の様子を見に行きました。
そこには頭を刺されてガン処理されたゾンビの死体があったのです……。


お兄ちゃんから「テロリストに殺された」と聞かされたクルミ「この子をこんな目にあわせたやつを、必ず殺す!」と決意しました。


待て待て待て99.99%おめーのせいだよwww
どうやらせん妄状態に陥ったせいで、過去の記憶が都合よく消し飛んだようですwww


5話6話とクルミの好感度は下げ止まることがないのですが、おかげでわたしには1つの希望が生まれました。


もしかしたら中条あやみのソンビ演技をお目にかかれるかもしれません。
ここまで視聴者に嫌わせるということは、スカっとさせてくれる展開があると考えてしかるべきですから。


ルックスで売っている美人女優を醜いゾンビ姿にして地上波に乗せるという、ある意味脱がせるよりも難しそうなことを実現できる気骨溢れるクリエイターがこの日本に現存しているかもと考えるだけでわくわくしてきました!

 

 

悲しき再会2


取っ捕まった響は首藤にいろいろ言われますが、だいたいどうでもいいことだったので省略します。
死体蹴りを楽しんでいた首藤ですが、急に駐屯地が停電したのでお楽しみを中断しました。


停電したにもかかわらずゾンビを入れた檻の電子ロックを解除するというエスパー技を披露して、響にゾンビをけしかけて去りました。


響があわやゾンビに噛まれる!というところでカナエさんやミンジュンが助けに来てくれたのですが、響はクルミを探すことを優先して、いっしょに行こうと泣いて頼むカナエさんたちを見捨てました。


やっぱりリーダー選びが間違ってたんだよなぁ……。


とくに当てもなくうろついていると、檻に入れられた謎のゾンビを発見しました。
そのゾンビは、なんと約20年前に病死したはずの響の母親でした!

 

 

まとめ


これは考えを改める必要があるかもしれません。
ゾンビは死んでいるので、時間が経過すると朽ち果てますが、響の母親は肉体がフレッシュでした。


もしかしたら首藤の言うとおり、ゴーレム状態は病気の一種であって、ワクチンを投与すれば本当に人間に治るのかもしれません。

 

ところで、首藤がストレスに耐えかねて暴動寸前だった避難民たちに世界が崩壊していることを告げて、

「ワクチンが完成すれば、最初に投与されて救われるのはあなたたちなのです!」

などと演説をかまして拍手喝采を浴びてましたけど、自分がゾンビにならなくてもゾンビに噛まれて死ぬだけなのでワクチンなんてほとんど無意味だと思います(笑)


それにしても発電機を破壊したのはだれなんでしょうか?
カナエさんやミンジュンという可能性はありますけど、カナエさんはかわいいだけで頭の弱いただの女子大生ですし、ミンジュンもテコンドーの達人とはいえただの引っ越しアルバイトです。


予備電源まで破壊できるような知識があるとは思えません。
となると、内部犯行の線ですかね。
本命はミンジュンの姉だと思いますが、次回の答え合わせが楽しみです!