『ものがたりいちば』

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アニメ「約束のネバーランド」シーズン2の6話 もしくは7話 ネタバレあらすじストーリー感想考察

 

前回は謎にもほどがある総集編でした(笑)
アニメ業界の闇はよくわかりませんが、スケジュールがぶっ壊れたとしか思えません。
アマゾンビデオさんも困惑したらしくて『シーズン2、エピソード7。EPISODE6』という錯乱した副題になっています(笑)


7なのか6なのかどっちやねんwww

 目次です。好きなところから読めます。

 

 

1話遅れのこれまでのノーマン


再会したノーマンは生きていた理由を語ります。
出荷されたはずのノーマンはラムダ農園というべつの農園に送られたそうです。
ラムダ農園では食用児をよりおいしく育てるために人体実験を行っているそうで、そこで改造された食用児は身体能力や知能が異常に発達するそうです。


は?
なにそのわかりやすい嘘


脳がおいしくなるかもしれない知能はともかく、ただの食材に身体能力はいらないはずです。
現在食用肉として生産・育成されている牛や豚や鳥などは味や生産効率のために品種改良が繰り返され、本来の野生動物とはかけ離れた別種に変わっています。


まさに食われるためだけに品種改良された異形の生物です。
このへんはドキュメンタリー映画スーパーサイズミーホーリーチキン!』で詳しく語られています。

 

zwigani.hatenablog.com

 


かいつまんで要約いたしますと、食用に改造されすぎて結果、鶏は成長するとまともに歩けなくなるばかりか心臓発作で死んでしまうのです。
というわけで、食用の動物の身体能力を向上させようという品種改良を聞いたことがありません。


身体能力を向上させるために品種改良されるのは、狩猟犬や闘犬、競馬のサラブレッド、愛玩用の猫、そして現実世界の人間などの食用ではない動物です。

 

 

ノーマン嘘八百並べる


ノーマンがかつてのノーマンではない嘘つきだと判明しましたが、ここは騙されたフリをして話を聞いてやるとしましょう(笑)


前回、エピソード6だかEPISODE5だかよくわかりませんが、エマたちを追跡してきた鬼をかんたんに殺した食用児はそうして強くなったのだそうです。
ノーマンはラムダ農園からそういった強い仲間を率いて逃げてきたそうです。


さらに、鬼たちの弱点も発見しているそうです。


どうやら鬼は定期的に人間の脳を食べなければ、知能を維持できないそうです。
もし長期間人間の脳を食べなければ知能が低下して、森や荒野で荒れ狂っていたクリーチャーみたいに本能のまま暴れまわる低脳な存在になり下がってしまうとのことです。


そして、ノーマンはなんと鬼たちの知能を退化させる薬剤を開発したそうです!


エマたちが潜む寺院廃墟のまわりにある鬼の集落程度ならかんたんに滅ぼせるくらいの量があるそうです。
その薬剤を使って鬼たちを絶滅させれば、わざわざ困難な旅をして人間の世界に行かなくても、今いる場所を人間の世界にできる、とそう言いました。

 

ノーマン、ダウト!
はい嘘ーーーーーー!!!


よくもここまで嘘丸出しの言葉を並べたてられたものです。
かの有名なグレイスフィールド農園でフルスコアを誇ったエマとレイをなめすぎてやしませんか、この偽物(笑)


そもそも鬼が人間の脳を食べなければ知能が退化してしまうのならば、人間を食わないと誓って旅をしていたソンジュやムジカはとっくに知能のないクリーチャーさんになっているはずです。


それに前回だか2回前だかわかりませんが(笑)、エマたちを捕らえようと追ってきた鬼たちは貧乏で、とても人間の脳を買えるような身分ではなかったにもかかわらず、エマたちを追いつめるほどの知能がありました。


偽ノーマンは明らかに嘘をついています。
このノーマン、ママが変装してるんじゃないの?w
そして、ノーマンに扮した何者かは決定的なミスを犯します。


シェルターがどうなったのかと発言したのです。


ウィリアム・ミネルバが謎の座標を残していたことは明らかになっていましたが、そこになにがあるのかということはエマたちも実際にそこにたどりつくまではわかっていませんでした。


シェルターだとわかったのは、地下施設に入ってからです。
つまり、そこにいなかったうえに、追跡者から情報を得られなかったであろうノーマンには知りようがなかったはずです。


はいこいつ偽物!
もしくは、裏切り者!


わたし程度が気づくほど怪しすぎるので、グレイスフィールド農園でフルスコアをたたき出したエマとレイも当然訝しがります。
ノーマンはとりあえず廃墟から去っていきました。


なんで?www
作戦実行までいっしょにいればいいじゃんwww

 

 

論点ずれてない?


エマとレイが夜な夜な相談します。
なんでもエマは鬼を絶滅させることに反対だそうです。


……え?


この子、グレイスフィールドでフルスコアをマークした天才じゃなかったんですか?
ノーマンを疑っていたのではなく、鬼を絶滅させることに葛藤を抱いていたのだそうです。


バッカじゃねぇのwww
すっげー騙されてるんだけどマジでwww
やっぱアホ毛が生えてるやつはアホなんだよなぁ……。


と思ったらレイもすっかりノーマンの発言を信じていました。
エマとレイは鬼を絶滅させるかどうかということを真剣に語り合います。


はぁ……。
なんか、グレイスフィールドが誇る特級品ってこの程度なんですね。


やっぱ、鬼の世界に取り残された人間の数が少なすぎて、近親交配っぽくなっちゃって、人類の強みだった多様性が失われ、そもそもの知能が低下してしまったんですね……。


数百年間にわたって近親交配を続けさせられたサラブレッドは、障がいをもつ子どもが産まれやすくなりました。

 

約束のネバーランドという題名がつけられた理由がすこし透けてきました。

ネバーランドとは、古いディズニー映画『ピーターパン』の舞台である、子どもしか入れない世界のことです。

 

子ども程度の思考力しかない人類しかいない、約束された絶望の大地だった、という意味かもしれません。


翌朝、ノーマンに絶滅計画を思いとどまらせるために、エマたちはノーマン軍団の根城に赴きました。
すると、ラムダ農園から逃げてきた食用児たち3人が出迎えてくれます。
どう見ても子どもじゃないんだけどwww


しかも、そのうちの1人の女性バーバラが貧乏な鬼ですら知っていた「グレイスフィールド」のことを「グレイスシールド」と発音しました(笑)

 

もうこいつらが敵の回し者なのは確定でいいんじゃね?(笑)


ノーマンが不在だったので、ラムダ勢の3人と語り合います。
ラムダ勢にノーマンはボスだの皇帝だのと言われています。
ラムダ勢が言うにはノーマンはラムダ農園だけでなく、他の農園も襲撃して食用児たちを救ってきたそうです。


そいつらどこにおるのー?www
おいおい……もうさすがに気づいて、エマさん……あなたの知るノーマンとは別人だってことに……。


わたしはこいつらが嘘をついているんだと思いましたが、ふと思いなおしました。
そういえば、ノーマンたちに切り捨てられた鬼たちが「最近農園が襲われて食用児たちが強奪されている」とかなんとかしゃべっていました。


バーバラが「鬼をぶっ殺してぇ!」と熱を吹きまくって、鬼を殺すことに否定的なエマに突っかかりますが、お仲間にいさめられてどっかに行きました。
どこかで鬼たちと連絡を取っていたノーマンがやってきたので、エマは話を進めます。

 

 

逆に次回が楽しみ


人間を食っていない鬼もいるという話を聞くと、ノーマンは動揺して口走りました。
「焼けずの少女が生きていたのか!」


!?


ドラゴンの母にして、大草原のカリーシにして、奴隷解放者にして、アンダル人と最初の人々の統治者にして、七王国の鉄の玉座の正当な後継者である焼けずのデナーリス・ターガリエンかよwww
ゲーム・オブ・スローンズのネタです)

※追記:『邪血(じゃけつ)の少女』の聞き違いでした……。

余計なのでこのくだりを削除修正しようかとも思いましたが、それをやると卑怯者みたいになってわたしがかわいそうなので、勘違いしたままの文章をあえてさらし者にしておきます。

 


もうノーマンがノーマンなのか、それともノーマンに化けた偽物なのかよくわかりませんが、さすがに今回の発言の数々は怪しすぎます。
さんざん嘘つき扱いしたので、わたしとしてももう後には引けません!!!


このノーマンは偽物で、エマたちをハメに来たんだと思います。
もしくは命を助けるかわりに、グレイスフィールドの脱走者を捕らえろと命じられたのかもしれません。
ママがいつまでたっても出てこないのも怪しいです。


ノーマンに騙されているという路線に賭けていますので、願わくばエマにはその嘘を見破ってほしいものです。
前回が総集編だったからか、それともシーズン1で展開された知略バトルがなくなったせいなのかわかりませんが、ちょっとがっかり感があります。


まるで刑務所から脱獄したとたんにすっげーおもしろくなくなった海外ドラマ『プリズンブレイク』みたいなんですが、ここから持ち直す未来をわたしは期待しています!


なおプリズンブレイク人気が急降下して打ち切りになったことを言い添えておきます……。