『ものがたりいちば』

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アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズンEP11 70話『偽り者』ネタバレあらすじ感想

サブタイトルがおしゃれなアニメの感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

 

脱走


収監されている牢屋でガビが病気のフリをして看守の兵士をおびき寄せます。
レンガを包んだシーツで兵士の頭を殴打し、ガビとファルコは逃げだしました。
そのまま川辺まで逃げた2人は途方に暮れて言い争いになります。


もう死を覚悟していて死ぬ前にジークが裏切った理由を問いただしたいガビと生きるためにマーレ軍の助けが来るまで潜伏していたいファルコの主張は平行線をたどります。


敵地で大声で口論していたため、人が寄ってきました(笑)
カヤという名の少女は家出したという2人の嘘を信じて(信じてないw)自宅に食事に来るように誘います。
そこはブラウス厩舎、つまりサシャの実家です。


ばっちり思想教育が行き届いているガビは「悪魔といっしょに飯が食えるか!」とマーレへの忠誠心をみせますが、腹が減ってるのでわりとあっさり食べました(笑)
飢えに勝てる忠誠心なんてないんだよなぁ。


ブラウス厩舎に泊めてもらうことになった2人は、ただ飯食らいもなんなので仕事を手伝うことにします。

 

 

ガビのヒステリー劇場


ブラウス厩舎に多くいる少年少女たちは、4年前のジークたちの襲撃で親を失った孤児たちだとカヤから説明されると、ガビの敏感すぎる罪悪感センサーがただちに反応しました。


罪悪感センサーの反応プロセス

  • この悪魔はマーレのことを責めている
  • →わたしはマーレ軍の兵士
  • →つまりなにも知らない悪魔の分際でわたしを責めている


心にやましいものがある者ほど自分を責める動きに過敏に反応しがちです。
というわけで、ガビの歴史教育講座のはじまりです!
思想教育が行き届きすぎて、ヒステリーみたいになっちゃってます(笑)


急にヒートアップして早口でわけのわからんことをまくしたてるヒス少女にカヤは「マーレではそう教えてるの?」とドン引き気味に尋ねました。
エンドレス再生の気配を感じたから、たぶん話題を変えたかったんでしょう(笑)


マーレから来たことがバレていたことを知ったガビが悪魔退治のために農具を手にしましたが、ファルコに止められました。
こんなところで農民を殺して逃げたらあっというまに追手が差し向けられるに決まっているのですが、ガビはヒステリーを起こしているので冷静な判断力がありません。


ガビとしても『なぜマーレ人と知っているのに通報しないのか』ということは気になるらしく、3人はカヤの廃村に行きました。
そこで村が巨人に襲われ、カヤの母親が食い殺されたときの惨状を聞くと、ま~たガビの罪悪感センサーがただちに反応します。


歴史講座第2弾が始まりましたが、今度はカヤも黙って聞いてはいません。
生まれてから誰も殺していない母親が4年前に無残に死んだ理由はなんだったのか、と強硬姿勢で質問を繰り返します。


ガビは論破されて絶句、たまりかねたファルコが「威力偵察です」とちぐはぐな答えを返しました。
それはマーレ軍の目的であって、母親が死ななければならない理由ではありません。
ファルコとしても答えようがなかったんでしょう。


なぜ母親を殺したマーレ人を助けるのか、という問いにカヤはサシャに救われたときのエピソードを語り、尊敬するサシャのようになりたいから、と語りました。
カヤさん、サシャを殺した下手人はそこにいる歴史教師ですよ!

 

 

政治編


義勇兵とエレンが兵団を欺いた件についての調査究明が続いています。
ピクシス司令が義勇兵のリーダーイェレナを尋問しますが、尋問というよりただの確認作業です。
イェレナは調査兵フロックを通じてエレンと接触し、マーレ急襲作戦を計画したのでした。


そのフロックはエレンが監禁されていることを新聞屋にリークした咎でハンジさんの尋問を受けます。
フロックはエルディアの救世主であるエレン・イェーガーを不当に監禁して国を危機に追いこんでいるからだという主張の一点張りです。


フロックに協力した新兵はシガンシナ区が巨人に襲われたときにミカサに救われた少女で、そのときからミカサ教に入信したそうです。
どやマーレ、思想教育の行き届いた狂信者ならこっちにもおるんやで!


昔、政権を奪取するために心を1つにしてともに憲兵団と戦ったリーブス会長や新聞記者にも信頼されなくなったことでハンジさんは心労がかさみます。


いっぽう、ジークの裏切りを知ったマーレでは今後の方針をめぐってマガト隊長と戦士たちが話し合いをしています。

エレンがモブキャラ上層部を叩き潰してくれたおかげで会議が主要キャラだけで見やすくていいですね(笑)


(地鳴らしの発動条件がそろったことを知らない)マガトは半年後に世界連合軍の終結を待ってから報復攻撃をすべきだと言いますが、こんなクライマックスで半年もタイムジャンプしたら視聴者のテンションが下がるジークのことを誰よりも知るライナーがそれに反対します。
敵が油断している今、奇襲するべきだと主張するのでした。

 

原作では飛び飛びで描かれたガビたちの逃走劇をまとめて整理した回でした。