『ものがたりいちば』

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映画「ボス・ベイビー」ネタバレあらすじ感想

2017年アメリカ映画
監督:トム・マクグラス
主演:アレック・ボールドウィンムロツヨシ

老若男女が安心して楽しめる映画の感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

 

序盤のあらすじ


テンプルトン夫妻の1人っ子として一身に愛情を受けていたティムのもとに邪魔者がやってきます。
スーツを着た赤ちゃんがタクシーに乗ってやってきました(笑)


7歳半のティムよりも赤ちゃんに両親がかかりっきりになってしまったので、ティムは寂しい思いをします。
ある夜、だれかの話し声を聞いて部屋をのぞき込むと、赤ちゃんがだれかと電話しているでありませんか!
偽物の赤ちゃんです!


偽物赤ちゃんはティムに「おれがボスだ」と図々しくも名乗りました。
ティムは赤ちゃんが偽物であることを暴いて、両親の愛を取り戻すことを決意します。
そのための証拠を入手するために、ボスがしゃべっているところを録音しようとしました。


テンプルトン家にしゃべる赤ちゃんが大集合して、会議を催しています。
どうやらその赤ちゃんたちはボスの部下で、議題は『赤ちゃんよりも愛される子犬かわいすぎ問題』についてです。


この会議をばっちり録音したティムは動かぬ証拠を両親に突きつけようとしますが、これを察知したボスたちがテープを奪おうと襲ってきました。
親たちからは仲良く遊んでいるようにしか見えない楽しい追いかけっこの結果、ティムがボスを家から追い出そうとしているのを両親に止められてしまいます。


おまけに誤って証拠のテープを外に放り出してしまい、車に踏まれておしゃかになっちまいました。
ティムが弟をいじめたことを怒った両親は、外出禁止という罰を与えます。


戦いに負けて部屋に軟禁されることになったティムにボスは歩み寄りを見せました。
2人がおしゃぶりを咥えると、ガンギマリベイビー社のヴァーチャル映像が流れます。
そこでティムは世界に隠されたの真実を知ることになるのでした。

 

 

――ネタバレ注意!――

 

 

 

ベイビー社の業務内容


ボスはティムにベイビー社を紹介します。
ベイビー社はその名の通り赤ちゃんの生産、販売を手掛ける企業です。
赤ちゃんはコウノトリが届けるのでもなく、男女が〇〇〇〇をするからでもなかったのです。

上の〇〇〇〇には日本語でも英語でも好きなほうをいれてください。


一般の赤ちゃんはただの赤ちゃんとして家庭に派遣され家族になるのですが、特別な資質を持った赤ちゃんはベイビー社の社員として働くことになるとボスは説明しました。


じつは最後で明らかになるのですが、一般家庭に送られないのはくすぐっても笑わない赤ちゃんでした。
愛嬌がないから社員送りになるんですね。


社員となったら赤ちゃんは『スーパーミルク』を与えられ、大人並みの知能を得ると同時に永遠に子どものままでいられるのです。
赤ちゃん業界を牛耳っているベイビー社には、最近大いなるライバルが現れました。
それは先日の赤ちゃん会議でも議題にあがっていたかわいい子犬です。


やたらとかわいい子犬を生産販売するパピー社にシェアを奪われてベイビー社は2番手に落ちてしまっているのです。
そして最大の脅威は、近々パピー社が発売する予定の新商品でした。


ボスの任務はパピー社のマーケティング部門に勤めるテンプルトン夫妻(ティムの両親)から、新商品の情報を盗み出し、発売を阻止することです。
そうすればボスは役員に昇格し、ベイビー社のレジェンドの仲間入りができるのでした。


ボスの憧れの人は『スーパーウルトラむちむちベイビー』だそうです(笑)
もし失敗すれば社をクビになり、一般家庭送りの刑を食らってしまうそうです。
そうすればティムはこれからもボスと暮らさなければならず、両親の愛を取られたままになってしまいます。
利害が一致した2人は協力しあうことにしました。

 

 

情報を集めろ!


こうして2人は新製品の子犬の情報を集めることになりました。
パピー社には『子ども参観日』という制度があり、それを利用すれば社内に侵入しやすいだろうと2人は考えるのですが、間の悪いことにティムは外出禁止中です。


そこで仲のいいところを見せて、外出禁止令を解いてもらうことにしました。
あっちでイチャイチャこっちでイチャイチャする姿を両親に見せつけたおかげで、無事外出禁止が解けて『子ども参観日』に連れて行ってもらえることになります。


パピー社にはその名の通り子犬がたくさんいました。
かわいすぎるんだけどマジでwww
これは人間の赤ちゃんでは勝てんわ……。


2人は警備員をかいくぐって大量のファイルが保管されている部屋に侵入を果たしました。
そこに新商品のファイルがわざとらしく置いてありましたが、もちろん罠です(笑)
2人は捕らえられて、ある人物の前に引きだされました。


その人物とはパピー社の創業社長ですが、じつはボスの憧れの人『スーパーウルトラむちむちベイビー』(元)だったのです!
スーパー以下略は乳糖不耐症のためスーパーミルクが効かず、年を取ってしまい、そのせいでベイビー社を追い出されていたのです。
そのことを恨みに思ってパピー社を作り、シェアを奪っていたのでした。


2人(というかボス)を捕らえた理由は、ボスの持つスーパーミルクを奪うためです。
ベイビー社秘伝のスーパーミルクの成分を分析し、永遠に成長しない完全無欠な子犬『フォーエバーパピー』を販売して一気にベイビー社を叩き潰すことが真の目的でした。

 

 

一転攻勢


まんまとしてやられた2人はさらなる窮地に追いやられます。
スーパー以下略に社員であるティムの両親を人質としてラスベガスに連れて行かれてしまい、新商品の発売まで手出しをできないようになってしまったのです。


両親を助け出すために、そして新商品の発売を阻止するために、2人は空港に向かうことにしました。
しかし、見張りとしてスーパー以下略の屈強な弟乳母が家にいます。


そこで2人は赤ちゃんのボスが体調を崩したようなフリをして弟乳母の顔にゲロをぶっかけて、敵が顔を洗いにいった隙に家を脱出しました。
追いかけてくる弟乳母と激しいチャリチェイス(笑)を繰り広げ、なんとか振り切って空港にたどりつきました。


ところが、スーパーミルクを失ったボスがたびたびアホただの赤ちゃんになってしまうせいで、タッチの差で両親が飛行機に乗るのを止められませんでした。
ティムとボスはお互いのせいにしあいます。
まるでガキだな(当たり前)


が、エルヴィス・プレスリーのコスプレ軍団を見て名案を思い付きました。
エルヴィスの行き先はラスベガス以外ありえない(笑)ので、コスプレ者からチケットを盗んで飛行機に乗りこみます。


ベガスにつくと、パピー社の新商品発表会が行われているコンベンションセンターに急行しました。
ティムは飲み物を飲んでまずそうに「ロングアイランドのひとはアイスティーの作り方を知らないのかな?」と言ってましたが、ロングアイランドアイスティーはカクテルですね(笑)


あ、未成年の飲酒の描写だ!!!
はい全年齢取り消し、レーティング行き!


コンベンションセンターつきましたが、時すでに遅し、パピー社社長のスーパー以下略がキュートな『フォーエバーパピー』を発表してしまいます。
とはいえまだすべてが終わったわけではありません。
出荷させなければいいのです。
……いいのかな?
いいはずです!


社長はなんとロケットでフォーエバーパピーズを出荷しようとしています。
危ない危ない、ふつうの手段で出荷されてたら止めようがなかった(笑)


ロケットの噴射口の下にテンプルトン夫妻が閉じこめられた棺桶が置かれてしまったので、ロケットの発射を阻止しないと、ティムの両親が殺されて、パピーズも出荷されてしまう最悪の事態に陥ります。


ティムとボスは協力して社長に襲いかかり、スーパーミルクの池に叩き落しましたが、ロケットの発射を止めることができません。
せめて棺桶を動かして両親だけでも救おうとするのですが、棺桶が重くてできません。


そこでロケットの扉を開けて、大量のパピーたちを外に放ち、その勢いで棺桶を移動させました。
これで両親を救い、出荷も阻止できました。


ところが、ロケットの扉を開けに行ったボスが急にアホ化してしまいました(笑)
このままではボスはお星さまになってしまいます。
ティムは必死に手をのばし、ボスを救いだしたのでした。

 

 

エンディング


フォーエバーパピーの出荷を阻止したことが認められたボスは晴れてベイビー社に役員待遇で戻ることになりました。
ベイビー社の工作員がやってきて、両親からボスの記憶を消し、家の中からもボスが存在した証拠を消していきます。
ボスの記憶を消すかどうか聞かれたティムは断りました。


最初はいがみ合っていた2人ですが、協力を通じてお互いに愛着を持っているようです。
名残惜しさはあるものの、ボスは去り、ティムは一人っ子に戻りました。


ベイビー社に帰還したボスは社を救った英雄として拍手喝さいを浴びて得意げになりますが、家庭に出荷されていく赤ちゃんたちを見て羨ましそうにしています。
社員に選ばれた赤ちゃんは家庭に送られないので、基本的に愛されたことがないのです。


ほとんどの社員はそもそも愛された経験がないので気にならないようですが、ボスは産業スパイのために家庭に出荷されたおかげで愛されることを知ってしまっています。
せっかく昇格して専用の部屋をもらえたのに、どこか満ち足りない様子です。


いっぽうせっかく両親の愛を独り占めする日々を取り戻したティムも、物足りないようです。
2人はすでにお互いを兄弟として愛し合っているのでした。
ティムはベイビー社に手紙を書き、ボスを呼びました。
ボスも待ってましたとテンプルトン家に舞い戻るのでした。


数十年後、家庭を持ったティムに第2子が送られてきましたが、スーツ姿のスーパーベイビーです(笑)
またベイビー社に危機が訪れたようですね、2の布石かな?
以上です!

 

 

手堅い度☆☆☆☆☆

 

始めよし、中よし、終わりよし、とダレるシーンがありませんでした。

 

 

芸能人吹き替え問題と無縁度☆☆☆☆☆


なにかと騒がれがちな吹き替え問題ですが、ムロツヨシ芳根京子もちゃんとしているのでファンも納得でしょう。

 

 

ベイビー社を潰すな!!度☆☆☆☆☆


人類が絶滅してしまいます(笑)

 

以上です!