『ものがたりいちば』

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アニメ「約束のネバーランド」シーズン2エピソード10 EP9話 ネタバレあらすじ感想

先の見通せないアニメの感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

あっさり中止される絶滅計画


前回、絶滅計画を遂行するために動きだした魔王ノーマンの野望を止めるべく、勇者エマは集落に走りました。
エマの呼びかけで老人と幼女の鬼を殺すのをやめたノーマンは、5日という厳しい期限よりも早い4日でソンジュを探し出して連れてきたことに驚きます。
エマはノーマンの説得を開始しますが、わりと苦労もなくあっさり成功しました。


クリーチャー化した鬼が近づいてきたので、ソンジュが自分の腕を切り落とし、切った腕をクリーチャーに食わせて元の姿に戻しました。
そして、ソンジュの腕の傷口から新しい腕が生えてきて再生しました(!?)


同じことを邪血のおじいさんもしていたので、邪血は再生能力まであるのでしょう。
クリーチャー化を予防したり元の姿に戻す効力があるというよりも、邪血を取り入れたときの姿を維持し続ける能力なのかもしれません。
それならムジカが700年も少女の姿のまま生き続けていることへの説明がつきます。


遅れてやってきたムジカがクリーチャー化の始まった人たちに自分の血を飲ませて回ったので、とりあえず生存鬼の安全は確保されました。


いっぽう逃走した鬼たちを追いつめていたラムダ勢も、子どもの鬼を殺せずに苦悩しています。
改心したノーマンに絶滅計画の中止を告げられて、むしろ安心したようでした。
1人ヴィンセントだけは不満そうでしたが、これにて絶滅は未遂に終わったのです。
めでたしめでたし!


生き残りに邪血を飲ませるために集落に残ったムジカたちと別れたエマはノーマンやラムダ勢を連れてアジトの寺院跡地に帰還することにしました。
ちなみにこの時点で今後の方針はノープランです。
絶滅をノリで初めてノリでやめました(笑)

 

 

フィルたちの危機


アジトに戻ると、無線を傍受していた残留組からとんでもない報告を受けました。
なんとグレイスフィールドハウスの食用児たちが全員出荷されることが決まったというのです。
これはママ・イザベラの罠でもあり、農園側の体制の変化でもありました。


ラートリーのラムダ農園での人体実験の結果、安定しておいしい脳を作りだすことが可能になったので、もうグレイスフィールドのように手間暇かけて食用児を育てる必要がなくなったのです。
そんなわけでコストのかかるグレイスフィールド型農園を廃止して、ローコストハイリターンのラムダ型農園に作り替えることになりました。


罠とわかっていてもハウスに残してきたフィルたちを助けに戻らなければならなくなりましたが、ラムダ勢がグレイスフィールドのように警備が厳しいところに侵入するのは危険すぎると反対します。


今後の方針を巡る議論はおおいにけっこうですが、わたしなら悠長にくっちゃべってないで今すぐそのアジトから逃げます。
エマやムジカのおかげで生き残った鬼もいますが、多くがノーマンたちの虐殺の犠牲になりました。
家族を殺された鬼が復讐戦をしかけてこないとも限りませんから……。


そのとき、懸念されたとおり鬼がアジトに現れました!
しかもノーマンに殺されかけたおじいさんと幼女の鬼です。
戦力としてだいぶあれなんですが、復讐戦の始まりです(笑)

 

 

驚愕の展開


……と思ったら、始まりません。
どうやらおじいさん鬼はエマになにかを渡しに来たようです。
15年ほど前に行き倒れていた人間から「食用児に渡してくれ」と託された物だそうです。


機械の部品みたいな物をウィリアム・ミネルバのペンにくっつけてみると、グレイスフィールドハウス内部の詳細な地図と警備状況が表示されました。
おまけに加えて、ラムダ農園で投与されたクスリの副作用を治療するクスリの製法まで記されています。


現在のラムダで使われていたクスリの副作用の治療薬が、15年前にすでに完成していた!?
クスリの改良を重ねたおかげで、ようやくおいしい食用児の安定供給にこぎつけたのでは!?
15年前と同じクスリを使い続けていたってことでしょうか!?
ラートリー無能すぎ(笑)


ていうか、さすがに都合が良すぎwwwwwwwww
これが罠じゃなかったらびっくりなんですが、たぶん今シーズンのノリ的に罠じゃなくてガチでしょう(諦め)
運命を切り開くのは、知恵でも勇気でもなく、ご都合主義だったのです。


生きていける希望を与えられたラムダ勢が喜び、食用児たちは心を1つにするのでした。
いざグレイスフィールドハウスへ!


その前に、殺害しかけたおじいさんにノーマンが声をかけます。
家族や友人を殺したことに詫びを入れようと思ったのでしょうけど、さすがに図々しくてすぐには言葉にできません。


するとぐずぐずするノーマンにしびれを切らした幼女が「あなたは鬼たちにひどいことをされてきたんでしょう?」と先制パンチを放ち、謝罪と赦しのやりとりを大幅に短縮してくれました。
物分かりよすぎワロタ。


最後にエマと幼女鬼のエマが同じ名前だったことにみんなで和んで絶滅計画編は終わりです(笑)
というわけで改めて、いざグレイスフィールドハウスへ!
ですが、みんなが寝静まった真夜中、無線でだれかと連絡を取っている者がいます。
ヴィンセントが、農園に情報を流しているのでした……。

 

ワロタ。とか言ってないで今回の内容からわかったことをマジメに書きます。
たぶん、この世界線は2周目です。


1周目も同じ成り行きになったのですが、グレイスフィールドハウスの内部構造や警備体制がわからず、救出&脱出作戦に失敗してしまったのです。
そのときに判明した地図とクスリの製法をミネルバ型ペンと同じ記憶媒体に記録したのです。
そして、2周目のエマたちに託すべくタイムトラベルしたのですが、そこで力尽きてしまったのでしょう。


どうやってタイムトラベルしたのかは知りません(笑)
人間界へのワープポイントがタイムマシンも兼ねていたとかそんなところじゃないでしょうか(やっつけ)
そのタイムトラベルした人物はおそらくノーマンでしょう。


べつにエマでもレイでもいいんですけど、1周目のノーマンが虐殺をやらかした罰として家族を殺される予定のおじいさんに食われたという流れがあったほうが、2周目のノーマンがこの先のうのうと笑って生きていける展開が作りやすいので(笑)


あと、エマが食われたという展開はちょっと視聴者がノーサンキューですし、レイは地味だからナシです(笑)
おじいさんは目が見えないので、ノーマンと同一人物だったことに気づかなかった、というわけです。


突然タイムトラベル要素が出てきたので、ご都合主義感は半端じゃないですけど、一応納得はできました。
以上です。