『ものがたりいちば』

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アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす」シーズン1第11話『子供と戦士』ネタバレあらすじ感想

シーズン2が楽しみなアニメの感想です。

 

目次です。好きなところから読めます。

 

 

ひさびさのロキシー


大規模な魔力災害は大陸でもかなり大きな事件だったようで、ルディを心配したロキシーがロアの街を訪れました。
ルディを心配してきたならたぶんロアの街だと思うんですけど、街の面影がなく難民キャンプみたいになっているので、もしかしたらルディの故郷の村かもしれません。


ただ、臨時の掲示板に死亡者リストがあったので、やっぱりロアの街だと思います。
もしそこがルディの故郷の村なら、ロアにいるはずのルディの名前を探さないでしょうから。
けっこう栄えた大きな街が見る影もないほど壊れてしまっているので、被害は甚大だったようです。


死亡者リストにルディの名前がないことに安堵したロキシーパウロがルディにあてたメッセージを見つけました。
魔力災害は故郷の村にも及んでいたようで、ルディの母ゼニスとメイド母子が行方不明だそうです。
ひさしぶりの名前を連発されて最初「ゼニス?リーリャ?だれだっけそれ?」と誰だか全然わかりませんでした(笑)


これでパウロの生存も確認できたロキシーパウロの昔なじみらしき2人組に出会い、どこかの港町に向かいます。
ひさしぶりにロキシーを見れて、エリス尽くしで荒んでいた心がすこし癒されました。

 

 

誤算


オープニングの映像ではルディ、エリス、ルイジェルドの冒険者パーティ『デッドエンド』が順調に依頼をこなす様子が描かれます。
毎回毎回オープニング映像を変えていて素晴らしいです。


順調に行き過ぎたのか、危険度の高そうな討伐依頼を引き受けたのに「俺らなら余裕っしょ」とルディは完全に天狗に乗っています。
『謎のモンスターの調査及び討伐』クエストなので、危険度が高いかどうかもわからないので、この油断は危ない兆候です。


現地の禍々しい森につくと2組の冒険者パーティが揉めていました。
どうやらギルドの手違いでデッドエンドも含めてトリプルブッキングになってしまっているようです。
そのうちの1組は前回出会った、エリスにボコボコにされたクルトのパーティです。


結局早いもの勝ちということになったので、ルディは他のパーティとは別の方向に行こうとするのですが、ルイジェルドが反対しました。
クルトたちがルディと年齢が近そうな子どもなので「子供を見捨てられない」と言いだしたのです。
しょうがないのでルディはクルトたちの尾行をすることにしました。
早い者勝ちルールでは100%失敗する作戦なんですけど。


森の奥深くに進んで行くあいだ、クルトたちは魔物の気配に無頓着で、囲まれていることに気づきません。
どうやらルイジェルドが懸念した通り、実力不足のようです。
クルトたちはさっそく奇襲を受けてしまい、ルイジェルドがすぐに助けようとするのですが、どういうわけかルディがそれを止めます。


より危険な状態に陥ってから助けることで、売る恩を大きくしてパーティの評判を上げるためです。
「多少のケガなら回復魔術で治療すればいい」し、などと苛酷なファンタジー世界をペロペロとなめまくっているルディでした。
その結果、クルトの仲間が即死しました(笑)


ルイジェルドとエリスがたまらず助けに入ります。
世界中に悪名を轟かせたルイジェルドはともかく、エリスもめちゃくちゃな強さで魔物を片付けました。
戦いが終わるとルイジェルドは「なぜ子供を見殺しにした」とルディに詰め寄ります。
「評判のためにより大きな恩を売りたかったから」というルディの言葉を聞いてルイジェルドが怒り出しました。


ルイジェルドさんのお怒りはごもっともですが、こういうセコイ策も他の転生系ファンタジーならうまく行ってたはずなので情状酌量の余地を与えていただけませんかね(笑)


ますますルイジェルドを怒らせてしまったルディがちびりそうになったところで、クルトが「うちのパーティのことで仲間割れするのはやめてくれ」と止めに入りました。
エリスにボコボコにされても一言の文句も言わなかったし、クルトさんあなた聖人君子ですか?


クルトは「俺たちは子供じゃなくて冒険者だ。仲間を死なせたのは依頼の危険さをはかれなかった俺の責任だ」と主張し、責任の重さに涙を流すのでした。
するとルイジェルドは一転してクルトに「子供扱いして悪かった」と謝りました。
ルディたちは森の入り口までクルトたちを送った後、気まずい雰囲気のまま再び魔物調査に着手します。


森を進むと戦いの音が聞こえました。
先ほどの冒険者パーティがドラゴンみたいな大きいコブラと戦っています。
というか食われる寸前です。
「今度こそ助けましょう!」と意気込むルディでしたが、やっぱりダメです(笑)
魔物は無事に倒せましたが、冒険者はお亡くなりになっていたのです……。

 

 

殺意は覚悟の証


踏んだり蹴ったりでリカリスの街に戻ったルディをさらに困難が待ち受けていました。
前回ちょっかいをかけてきた馬面の冒険者に依頼ロンダリングの件がバレていたのです。


ギルドが冒険者をランク付けして、依頼の受注に制限をかける理由は1つには未熟な冒険者の身を守るためでもありますが、もっと重要なのはギルドや冒険者全体の信頼を守るためです。
力不足の冒険者が依頼を失敗し続けると、だれも依頼を出さなくなってしまうからです、たぶん。
ただの予想ですから信用しないでください。
わたしは原作を読んでいないのでなにも知りません(笑)


ともかく上記の予想みたいな理由から、依頼ロンダリングがバレれば冒険者資格がはく奪されるようです。
そうなったら路銀を稼ぐことができなくなり、旅は終わりだとルディは追い詰められます。
あれだけの魔法を使えたり、巨大な魔物を倒せたりする連中ですから稼ぐ手段はいくらでもありそうですが、元ニートのルディには思いつかないようです。
治癒魔法だけでもかなり稼げそうなんですけど。


馬面冒険者から「ギルドにバラされたくなければ金を払え」とタカらそうになったルディは殺害を決意しました。
おーっと、これまたずいぶん極端な結論が出ました(笑)
このパーティやばいやつしかいないのか?w
というか、この結論に至らせるために『冒険者としてしか稼げない』という思いこみをさせたっぽいですね。


その殺意を察知したルイジェルドが髪の染料を洗い落として、スペルド族の緑髪を見せつけると街は大騒ぎになります。
ルイジェルドは馬面に本物の『デッドエンド』であることを見せつけたうえに「バラしたら必ず殺す」と脅し、街から出て行きました。


街の外で合流すると、ルイジェルドはルディが殺しを決意したことを『エリスを守り抜く覚悟の表れ』として認め、子供ではなく戦士として認めました。
いやー打開策を考えるのがめんどくさくなっただけのように見えたんですが(笑)


ちぐはぐ感のあったパーティはこの件でがっちり団結し、順調に旅を続けるのでした。
いざアスラ王国!(どこ?)
というところでシーズン1が終わりました。


現状のヒロインがエリスなのがちょっとアレですけど、丁寧でいいシーズンだったと思います。
以上です。