『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

アニメ「呪術廻戦」シーズン1 24話『共犯』 ネタバレあらすじ感想

名残惜しいですがシーズン1の最終話の感想です。

目次です。好きなところから読めます。

 

時間制限


前回、虎杖と釘崎は伏黒と分かれて血塗・壊相の兄弟と対峙しました。
ここでどこからともなく五条さんの解説が入ります(笑)


壊相たちは明治時代初期に呪霊を孕む特異体質の女性が『史上最悪の呪術師』と呼ばれる加茂憲倫に9度の妊娠と堕胎を繰り返させられたことで生まれた呪物です。
それぞれの個体は九相図になぞらえた名前がつけられ、呪胎九相図と呼ばれているそうです。
ウィキペディアで九相図(死体が朽ち果てていく過程を表した絵)を見てきましたが、なかなか不気味でした。


さて、背中の顔を見られてぶちギレた壊相が自身の血液で攻撃する『蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)』を発動し、リーチの長い攻撃を繰りだしてきたので、2人はとりあえず逃げることにしました。
呪術師とはいえふつうの人間の脚力の釘崎を虎杖がかついで逃げます。
川から森を抜け、峠の道まで来ましたが、敵を振り切ることはできていませんでした。


虎杖は血塗の血を浴びせられ、釘崎は壊相の血を腕に浴びました。
2体の血液は対象を分解する毒性があり、2人とも持って10分そこそこです。
さらに壊相が術式を開示したことで、より威力があがって腐食が早まってしまいます。


すると釘崎が術式『共鳴り』を発動し、自分の腕に五寸釘をぶっ刺しました。
『共鳴り』は対象の欠損した体の一部(今回の場合血液)を使って痛みを与える攻撃です。
本来なら壊相にしか効かないはずですが、兄弟の誓いによって術式を通じてつながっている弟の血塗にもダメージが入りました。


2体の動きが止まったので、虎杖が血塗に殴りかかりボコボコにします。
ほんとに殴りまくるだけなので書くのが楽です(笑)
釘崎は2本、3本と釘を腕に刺し、痛みによって2体の動きを止め続けます。


弟の血塗が瀕死に陥ってしまったので、壊相は止めに入ろうとしますが、そこで虎杖と釘崎が位置をスイッチしました。
虎杖が壊相に向かい、釘崎が血塗にトドメをさすムーブを見せます。


壊相は術式を解除して、釘崎の『共鳴り』を無効かするかどうか迷います。
2人はあと何分か時間さえ稼げば死ぬというほぼ勝ち確定の状況ですが、それまで血塗が殺されない保証がないからです。


結局、毒による能力ダウンのこともあって「死にかけの釘崎に血塗にトドメを刺す力は残っていない」と判断して術式を継続することにしたのですが、血塗の「兄ちゃん……」という言葉を聞いて無意識に解除してしまいます。
痛みに苦しむ弟への思いやりの気持ちからでしたが、結果的にこの術式解除は無意味でした。


釘崎は共鳴りを直接血塗の体にぶち込み、トドメを刺しました。
いっぽう虎杖は血塗の死に涙する壊相に『黒閃』パンチを叩きこみ、ガードしようとした右腕を吹っ飛ばします。

 

 

判断ミス


2人の予想外の強さに驚いた壊相は偶然通りかかった軽トラックに飛び乗り、逃走をはかりました。
助手席にいた労働者を人質に取り、運転手にスピードをあげさせますが、人間離れした虎杖の追跡を振り切れません。
労働者を人質に取って虎杖を止めようとしたのですが、そのときすでにかなり遠くなった釘崎が動きます。


壊相は共鳴りを呪詛返しと勘違いしていますが、相手の体の一部があれば発動可能な術式です。
というわけで、自分の腕にもう1発釘を打ち込み、壊相の動きを止めました。
うおー釘崎がかっこいい!
今までへっぽこが目立った釘崎史上最高のかっこよさ!


虎杖はこの隙を逃さず、「ごめん」と謝りながら黒閃パンチをぶちこんで壊相を殺しました。
ここ、七海の声がどこからともなく「黒閃の成功が術師にゾーン状態をもたらす」件を再び解説してくれました(笑)


術式を開示することのメリットとデメリットがよく表れた名戦闘はここに幕を閉じたのです。
もし共鳴りの性質がバレていたら、戦いの流れは変わっていたはずなので、安易な開示は禁物ということですね。


2体の死体が消えなかったことで、呪霊ではなく呪物を取りこんだ人間か呪詛師だったことがわかった虎杖は、結果的に人を殺したことで釘崎を気遣いますが、釘崎に逆に慰められます。


合流した伏黒は「預けるけど食うなよ?絶対食うなよ?」とフラグを立てながらスクナの指を虎杖に渡すのですが、手にスクナの口が出てきてごっくんしてしまいました(笑)


高専に帰還後、伏黒は釘崎に八十八橋の呪いが活性化したのは虎杖がスクナの指を取りこんだことがトリガーだったと告げ「虎杖には言うなよ」と気遣って根回しします。
いっぽうスクナから「おまえのせいだ」と同じことを聞かされた虎杖は「伏黒には言うなよ」と気遣って根回しします。
お互いに傷つけないように気遣いあう感動の名シーンですが、スクナに口止めしても無駄でしょう(笑)


いまいち何者なのかわからないお金大好き冥冥が銀行で通帳に記載しています。
預金額は2億超え!
最新の振り込みに五条さんからの1000万が記載されています。
この金は買収の支払いでした。


特級クラスの呪物3体を3人で撃破したことを受けて、五条さんは冥冥に金を払い、京都校の学長に3人を1級呪術師への昇格させるよう推薦させたのです。
ついでに東堂も連名で推薦していましたが、こっちはマイフレンドのためにタダで喜んでやってそうです(笑)
というか今虎杖が何級なのか知らないんですけど。


これで2クールの最終回となってしまいましたけど、わたしはこの24話がいちばん楽しめました。
なにしろあの釘崎がかっこよかった!
虎杖と伏黒が互いを思いやる友情もよかったです。
シーズン2は当然来るでしょうけど、そのときまで内容を覚えていることはありえないでしょう(笑)
以上です。