『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

ドラマ「モダン・ラブ~今日もNYの街角で」シーズン1 3話『ありのままの私を受け入れて』ネタバレあらすじ感想

アマゾンプライムオリジナルビデオです。

 目次です。好きなところから読めます。

 

ハイテンションな美人


主人公のレキシーは『リタ・ヘイワース』似の人もうらやむ美貌の持ち主で敏腕弁護士、言うことなしの順風満帆な人生を送っています。


早朝に桃を食べたくなり、なぜかおしゃれをして近所のスーパーへ行きました。
『桃を買いに来た』というのは口実で、じつは素敵な男性を探しに来たのです。
早朝にスーパーにいる男性はまとも、という独自理論があるようです(笑)


ここで軽快な音楽に合わせてモブのお客さんが踊り始めたので、嫌な予感がしました。
わたしには重度のミュージカルアレルギーがあるので……。


桃売り場でジェフというまさに理想の男性と出会うことができました。
ジェフは早朝からハイテンションなレキシーに戸惑います。
レキシーは「今朝やったコカインのせいかも」と笑っていいのか微妙なジョークをかましました。


なんでもレキシーは丸3日寝ていないそうで、その理由は「寝るのがもったいないから」です。
ほんとにジャンキーかな?(笑)


最初は戸惑っていたジェフも美人で華やか、会話も楽しいレキシーに惹かれていき、2人は数日後のディナーデートを約束しました。
そこでお別れするかと思いきや、レキシーは朝食に誘います。
デートの約束をしてるのに(笑)


朝食を食べたあとさすがにジェフと別れるのですが、ここで本格的なミュージカルシーンが入ります。
視聴を断念するかどうかかなり迷ったんですけど、レキシーが「もうやらない」と約束してくれたので続行です。


その後レキシーは職場に行きました。
やり手の弁護士のようですが、同僚のシルヴィアから欠勤の多さを注意され、なにやら曖昧な表現でお茶を濁します。

 

 

じつは……


仕事を終えて自宅に帰ると、レキシーは急に元気がなくなり、ベッドで寝込んでしまいました。
そのまま2、3日起き上がれずに寝続けて、桃も腐ってしまいます。


デートの日になってもベッドに張り付いているレキシーに電話してきたジェフは様子がおかしいことを察して「都合が悪いならやめてもいいよ」と気遣いますが、レキシーは無理をしてデートに行きました。
ジェフはこの前のハイテンションとは一転して気だるそうなレキシーに戸惑います。


とくに会話が弾むこともなくディナーを終えたジェフは『レキシーが自分に興味がない』と思ったのか、帰宅を提案しました。
レキシーは「風邪気味で調子が悪かっただけだから、また電話して」と取り繕うのですが、ジェフにはあまりいい印象ではなかったようで「そっちから電話して」と言われます。


じつはレキシーは15歳の頃から躁うつ病を患っており、躁状態うつ状態を半々くらいの割合で繰り返してきたのです。
学校も休みがちでしたが、躁状態のときにまとめて勉強することで高校を首席で卒業し、弁護士となりました。
ただ学校とは違って弁護士事務所は欠勤の多さから長続きせず、事務所を転々としているのです。

 

 

病気の告白


長かったうつ状態が終わり、躁状態が始まりました。
すかさず早朝の6時半にジェフに電話をかけて、今夜デートしようとハイテンションに誘います。
これじゃクスリをやっていると思われても仕方がない(笑)


ジェフは今夜都合が悪いようで「明日はどうかな?」と言いますが、いつ躁状態が終わるかわからないレキシーはとにかく急いでいるのです。
ごり押しで「今夜うちに来て」と約束を取り付けて、うつ状態で荒れた部屋の大掃除にかかります!
職場に行かなくてよろしいんですか……?(笑)


張り切って部屋を片付けて、ウキウキ気分でメイクを決めている最中、うつ状態が来てしまいました。
約束の時間にジェフが玄関のブザーを鳴らしても、レキシーはバスルームに寝転んで立ち上がることもできません。
ジェフはしばらく外で待っていましたが、やがて苦笑して去っていきました。
「やっぱジャンキーだったか……」とでも思ったのでしょうか?(笑)


レキシーはジェフにフラれてしまったばかりか、事務所をクビになってしまいます。
私物をまとめてローテンションで去ろうとしていると、シルヴィアに呼び止められ、カフェに誘われました。
心配するシルヴィアにレキシーは「わたし躁うつ病なの」と告白します。


レキシーが他人に自分の病気を話したのは初めてで、そのせいかまくしたてるように話し続けるのですが、そのときシルヴィアの電話が鳴りました。
じつはシルヴィアには会議の予定があったのです。
しかし、シルヴィアは電話の相手に会議を中止するように告げ、レキシーの話を聞くことを選びました。


シルヴィアはレキシーが躁うつ病だと知っても「これからも友人として付き合いを続けたい」と言いました。
病気のせいで理想的な男性にフラれ、仕事も失いましたが、結果的にレキシーには得がたい友人ができたのです。


それから2年後、治療のおかげですこし症状をコントロールできるようになったレキシーは出会いを求めてマッチングサイト?に自己紹介文を投稿するのでした。

『ありのままのわたしを受け入れて』もらうためには、そもそも本人が自己開示をすることが不可欠です。

ということで、レキシーは自己紹介に自分が躁うつ病であることを包み隠さずに書くのでした。

 

今回のテーマはどちらかというと愛よりも『病気と人付き合い』についてという感じでした。
ミュージカル演出であやうく視聴をやめるところでしたが、最後まで観てよかったです(笑)
以上です。