『ものがたりいちば』

メインコンテンツは映画の感想と考察のつもりですが、正直自分でもおもしろくないと思います(笑)おすすめは順位は1位ドラマ2位アニメ3位ゲームです!いずれはゲームを1位にできるようがんばります!

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ネタバレあり、ストーリーあらすじと感想と微解説

2021年日本映画
監督:庵野秀明
声の出演:緒方恵美宮村優子林原めぐみ坂本真綾
ネタバレしかありません!ご注意を!

 目次です。好きなところから読めます。

 

【序盤のあらすじ】


他の世界と同じく赤い一色に染まったパリに『ヴィレ(WILLE)』の旗艦ヴンダーと浮遊戦艦の艦隊と真希波・マリ・イラストリアスの乗るエヴァンゲリオン改8号機が飛来します。


艦隊と8号機が謎の柱を守るように展開すると、防護服に身を包んだ赤城リツコ副長や伊吹マヤたち作業員が謎の柱の屋上に降り立ち、柱のプロテクトを解除するために作業を始めました。
L結界密度が高いので、作業にかけられる猶予時間は短いようです。


作業を開始したとたんに『ネルフ(NERV)』の冬月副指令が送りこんだエヴァンゲリオン部隊が現れ、阻止しようとしてきました。
エヴァ部隊による波状攻撃をマリが8号機単機で撃退しましたが、それは囮で、最後に本命がやってきます。
陽電子砲を装備したタイプ『44B』とそれに電力を供給するタイプで構成された部隊です。


浮遊戦艦の艦隊を柱の前に展開して防御しますが、陽電子砲の一撃ですべて吹っ飛ばされてしまいました。
柱への直撃はなんとかマリが防ぎましたが、すぐに2射目のために陽電子砲の再充電が始まります。
今度撃たれたら防ぎようがないので、マリは貴重なエッフェル塔を武器にして44Bに迫り、これを破壊しました。


作業を続けていたマヤたちが柱のプロテクトを解除すると、柱が作動してL結界を無効化して、パリが一瞬で昔のような色を取り戻します。
ネルフユーロ支部の機能が回復したため、ヴィレは2号機と8号機のパーツを回収するのでした。
マリは「どこにいても必ず迎えに行くからね、わんこくん」と呟きます。

 

【第3村】


前作Qのラストでシンジ・アスカ・綾波タイプの初期ロットはそれぞれエヴァからエントリープラグで脱出し、ヴンダーから遠い場所に着陸してしまいました。
3人がいる場所はL結界密度が高く、リリン(人間)が迎えに来れないので移動することになります。


アスカが先頭に立ち、その後を綾波、遅れてシンジがついて歩きます。
赤く染まった廃墟を歩いていくと、車が現れました。
迎えに来たのは防護服を着た人物で「遅くなって悪いなシンジ」と呼びかけます。
その声はかつてのクラスメート相田ケンスケのものでした。


シンジと綾波は診療所に連れて行かれたようです。
気さくに声をかけてくるのは成長した鈴原トウジでした。
トウジはシンジに向かっていろいろと話しかけますが、前作でのショックから立ち直っていないシンジは答えないばかりか反応すらせずにうずくまっています。
トウジはシンジと綾波を連れ、診療所から出ました。


外には粗末ではありますが多くの家があり、線路や電車、そして多くの人がいます。
綾波はこんなに多くの人間を見るのが初めてで「どうしてこんなに人がいるの?」と興味津々に尋ねました。
トウジはここが『ニアサード』で生き残った人たちが寄り集まって作った『第3村』で、1000人近くの村人が暮らしていると答えます。
2人を自宅に連れ帰ったトウジは自分が結婚していることを明かしました。
まもなく帰宅したトウジの妻は洞木ヒカリでした。


トウジとヒカリにはツバメという赤ちゃんがいて、綾波はこの得体のしれない小さな生き物に興味津々で、人間だと教えられると驚きます。
この個体の綾波は好奇心が旺盛のようで、トウジやヒカリに様々な質問をぶつけます。
それとは対照的に、シンジはなにを言われても無反応のままです。
なんと、ここまで一言もしゃべっていません。


酒瓶を持ったケンスケがやってきたので、シンジと綾波のささやかな歓迎会が始まります。
第3村は食糧難で配給制なのですが、旧友をもてなすために食材を奮発したのでしょう、具沢山の味噌汁を食べた綾波は「ほくほくする!」と喜びます。
ぽかぽかではありませんでした(笑)


綾波がヒカリに「わたしは綾波じゃない」と言うと、ヒカリは「じゃあそっくりさんだ!」とすんなり受け入れました。
いろいろと辛いことがあったせいで、ちょっとやそっとのことでは驚かないようです。
トウジやヒカリ、ケンスケがシンジに話しかけるのですが、やはりシンジは反応せず、振舞われた料理にも手をつけようとしません。
この態度に腹を立てたヒカリの父が文句を言うのですが、トウジたちはなだめます。


どうやらトウジたちは14年前にシンジがニアサードを引き起こしたと知っているようですが、一切責めません。
食事が終わると、綾波は鈴原家で泊まることになりましたが、ケンスケはシンジを連れて鈴原家を後にし、自宅に連れ帰りました。


ケンスケの家にはアスカがいて、風呂から上がったばかりで裸です。
アスカの首にDSSチョーカーがついているのを見たシンジは、カヲルくんの死にざまを思いだしていきなりゲロをぶちまけました。
その夜、アスカは眠れず(エヴァの呪いのせい?)、シンジは1人で泣き、ケンスケはそれを黙って聞いています。
こうしてシンジたちの第3村での生活が始まったのです。

 

ジブリと化した綾波


翌朝、アスカが「ケンケンはいつも6時に起きて仕事に行く」と寝転がったままのシンジに当てつけのように言いますが、シンジはあいかわらず無反応です。
なおアスカもべつに仕事はしません(笑)


いっぽう綾波は村のおばちゃんたちといっしょに仕事に向かいます。
ヴィレの援助があるとはいえ、物資の少ないこの村はだれもがなんらかの仕事をしなければならないのです。
言われるがまま田植えをして汗水たらして働くことを知ったり、仕事終わりにみんなで銭湯に入って世間話をしたり、人と人が手をつないで仲良くなることを学んだり、と急速に言葉や感情を学習していきます。


村での生活に慣れ親しんでいく綾波とちがって、シンジはあいかわらず食事もしない廃人状態です。
何日もその状態が続いたことでアスカが「あんたはまだリリンもどきだから食べなきゃ死ぬ。食べ物のまずさをしっかり覚えとけ!」と戦闘保存食のレーションを無理やりシンジに食わせました。


どうやら完全に人間をやめてしまったアスカは、水を飲むだけで生きることができ、睡眠も必要ないようです。
これがゼーレの望んだ完全生物なのか……。


このことでシンジはケンスケの家を出てあてもなく歩き、湖のほとりにある廃墟でまたうずくまり生活に戻りました。
アスカはしっかり尾行して居場所を確認したのち、ケンスケの家に帰りました。


着実に人間としての成長を遂げている綾波がケンスケの家を訪れ、アスカにシンジの居場所を尋ねます。
「あんたのシンジへの好意はネルフに設計されたもの」とアスカが教えますが、綾波はそれでもシンジに会いたがりました。
意外にもアスカはすんなりと綾波にシンジの家出場所を教え、ついでにレーションを持っていくように指示しました。


何日も湖の廃墟でうずくまったままのシンジのもとを訪れた綾波はS-DATを渡そうとしますが、シンジが払いのけたので、アスカに言われたとおりレーションを置いて帰りました。
シンジは腹が減ったのでレーションをむさぼり食いながら涙を流します。


それからというもの、アスカが様子を見に行ったり、綾波が様子を見に行ったりしますが、シンジはずっとうずくまったままで、うんこをどうしているのか心配になります。
ひょっとしたら半分人間ではなくなっているため排泄が発生しないのかもしれません。


いっぽうジブリみたいな人間成長物語の過程にある綾波は、同僚のおばちゃんたちから「いつまでもそっくりさんじゃねぇ……」と自分の名前を決めるように求められます。
さらにいつもプラグスーツを着ているため「他の服を着てみたら?」とすすめられて新しい服を着るのですが、懐かしの制服でした。
残念、綾波の公式私服は今作でも見れません(笑)


そんなことが続いたある日、綾波はシンジに会いに行き、名前を決めてくれるように頼みました。
シンジは「名前なんて決められないし、話をするのもいやだ」とわめきますが、綾波に「話をしてくれてありがとう」と言われて、泣きます。
なんと今作でシンジが会話をしたのはこれが初めてです(驚愕)


この出来事がきっかけになったのか、シンジはすっきりした表情でケンスケの家に帰ります。
そして、翌日からケンスケの助手として仕事を始めました。

 

ネルフを止める最後の戦いへ】

基本的に第3村の住民は農業を義務付けられているのですが、医者のトウジのように専門性の高い仕事をしている者は例外です。
ケンスケはなんでも屋、というか村の外に出ていろいろと危険なことをやるのが仕事です。
とくに重要なのはヴィレがL結界から村を守るために設置した封印柱の監視です。


封印柱の外では首なしのデイダラボッチエヴァンゲリオンたちが徘徊しており、もし封印柱の機能が停止すれば村も他の世界と同じくコア化して壊滅するとのことでした。
ケンスケとともに働き始めたシンジは、葛城ミサト加持リョウジの息子とも対面し、回復を見せていきます。


アスカや綾波ともじょじょに良好な会話ができるようになっていくのですが、アスカが「初期ロットはちゃんと動いてる?」と不穏なことを言いました。
じつはネルフから離れた綾波タイプの初期ロットは不安定な状態になっていて、シンジに「好き」と告げた後、そっくりさんから映す価値なしに格下げされちゃってLCLとなって死亡してしまいます。


ネルフセカンドインパクトの爆心地で最終作戦を始めようとしていることを察知したヴィレは、2号機パイロットのアスカや物資を回収するために第3村に帰港しました。
綾波の死を直視したシンジでしたが、もう自分の殻に閉じこもりません。
アスカとともにヴンダーに乗りこみました。


いつインパクトのトリガーになるかわからないうえに脱走者であるシンジはさっそく鈴原妹に捕縛され、隔離室に閉じこめられます。
ケンスケがシンジやアスカを村から離れた家で預かっていたのはこういう事情があったんすね~。


ヴンダーの自分の部屋に戻ろうとしたアスカは、部屋に備え付けられた爆弾が増えていることに気づき「ますます信用されなくなってる」とぼやきます。
久しぶりにアスカと会ったマリが「姫~」といちゃいちゃスキンシップに及びました。


ネルフ、いや碇ゲンドウがフォースインパクトを起こす前にエヴァ13号機を破壊するために、ヴンダーは発進します。
目的地の南極では、エヴァやヴンダーの同型機といったネルフ副指令冬月が指揮する防衛兵力が待ち伏せていて、激しい攻撃を受けますがからくも突破しました。


ネルフ本部上空に到達したヴンダーから新2号機と8号機が発進することになりますが、アスカとマリは出撃する前にシンジに会いに行きます。
じつはマリとシンジは2作目の破で学校の屋上で1度会っただけなのですが、シンジは胸の感触(笑)と声だけですぐにマリに気づきました。


「なんでわたしがあんたを殴りたかったのかわかった?」と聞かれたシンジは破でアスカが3号機に浸食されたときに「助けようとも殺そうともせずに決断を放棄したから」と明確な答えを返しました。
この返答に満足したアスカは「昔あんたを好きだった」と告げ、シンジも「アスカを好きだったと思う」と応じます。


でもシンジは破のときにアスカより綾波のほうが好きだったと思うんですけど!
どのバージョンのときの話をしてるんですか!?
旧劇ですかー?
あ、よく考えたらべつに『2人とも好き』でいいじゃん(名推理)。


ともかくこれですっきりしたアスカとマリは出撃するのでした。
最後の出撃に際して、2人の着るプラグスーツはなぜか白です。

 

【マイナス宇宙だからってやりたい放題しちゃって】


発進した新2号機と改8号機はCGだらけでよくわからんエヴァたちを倒しながら進みます。
あまりにも敵の数が多すぎてなかなか破壊目標の13号機に近づけませんが、マリが敵を引き付けたおかげでアスカは13号機に到達しました。
しかし、破壊しようとしても13号機が異常に防御が固かったので、奥の手を使うことにしました。


すっかりおなじみ2号機の裏コードを使い、さらに眼帯を取って左目から封印柱を排出して『第9使徒』としての力を開放します。
ところが、それこそが碇ゲンドウの狙いでした。
使徒と化したアスカは式波シリーズによって13号機に引きずり込まれてしまいます。


なんと式波アスカも綾波と同じくネルフによって設計された人造人間だったのです!


使徒と化したアスカをトリガーとして、13号機が2本の槍とヴンダー型2機を使ってガフの扉を開き、フォースインパクトが始まってしまいました。
もはや呪文だなこの文章(笑)
ここらへん、1回観ただけだとなにが起こっているのかさっぱりわかりませんでしたし、もう1回観てもわからない自信があります!


フォースインパクトの完遂を阻止するためにヴンダーは同型機の3番艦を破壊しようとするのですが、伏兵として潜んでいた4番艦の奇襲攻撃を受けて大きく損傷してしまいます。
さらに4番艦が放ったエヴァマーク6?に艦のコントロールを奪われて、完全に機能を停止させられてしまいました。


ヴンダーが機能を停止したことで、監禁されていた部屋のロックが解除されたため、シンジは外に出ました。
同じころ突如としてヴンダーの甲板にゲンドウが現れます。
ゲンドウと対話するために、ミサトも甲板に行きました。


ミサトとの会話に気を取られているゲンドウにリツコが拳銃で不意打ちを食らわせますが、脳みそをぶちまけたにもかかわらずゲンドウは死なず、自分で脳を拾い上げて頭に詰めなおしていきます。
なんとゲンドウは『ネブカドネザルの鍵』を取りこんで、すでにリリンをやめていたのです!(意味は知らん)


ゲンドウは目的だったエヴァ初号機(ヴンダーの主機として使われていた)を強奪して、「父さん」と呼びかけるシンジをシカトして去りました。
主機の初号機を奪われてヴンダーにはなす術もなくなりましたが、シンジがミサトに「エヴァに乗ります」と申し出て、ミサトがこれを承認しようとします。


なぜなら前作のQではサードインパクトがシンジのせいで引き起こされたとされていましたが、じつはそうではなかったのです。
本来、破で綾波及びゼロ号機のコアを使徒が取りこんだ時点で、人類は滅亡していたはずなのですが、それを阻止したのはシンジでした。
ミサトはあのときシンジにすべてを背負わせたことを反省し、Qではエヴァに乗せたがらなかったのです。

ミサトもリツコもシンジに感謝しているそうです。

だったらあの時にもうちょっと説明してくれてもよかったんじゃ……。


とはいえ、サードを阻止した余波でニアサードが発生し、そのせいで家族を失ったオペレーターや鈴原サクラがミサトの決断に「疫病神の碇親子にはなにもさせるべきではない」と異を唱えます。
錯乱した鈴原サクラがシンジを撃ちますが、ミサトがシンジをかばって負傷しました。


ちょうどマリの乗る8号機がヴンダーに帰ってきましたので、シンジはマリとともにゲンドウを追いかけます。
これ以後作品世界はマイナス宇宙に突入するため、脈絡とか物理法則が無視されることになります。


シンジは初号機にワープして綾波からコントロールを譲ってもらい、ゲンドウの乗る13号機と対決します。
マイナス宇宙では人類は空間を認識できないので、シンジの記憶にある空間が表示されました。
ネルフ本部、ミサトの部屋、学校の教室、綾波の部屋、第3新東京市の町などをワープしながら初号機と13号機は槍をぶつけ合います。
まるでパチンコの演出みたいです(笑)


ゲンドウはシンジに「おまえは非力だからわたしには勝てない。そもそも暴力では勝てない」と断言します。
すると2人はいつもの古い電車にワープしました。
ゲンドウが自分の過去を洗いざらい告白します。


父親がアル中で家庭に居場所がなかったこと、かといって人嫌いのため友人にも恵まれず、知識にしか興味を持てなかった自分に愛を教えてくれたのが大学の冬月研究室で出会ったユイだったことなどなど。
研究室にはマリの姿もあります。
よくわかりませんが、今と容姿が同じなので不老なんでしょう。


ゲンドウはユイと再会するために現実と虚構をごちゃまぜにする『アディショナルインパクト』を起こすのが真の目的だったそうです。
そして、2本の槍とヴンダー2番艦3番艦を使って『イマジナリー・エヴァンゲリオン』でアディショナルインパクトを起こしました。

最終作なのにどんどん用語が増えていきます(笑)


いっぽう、ヴンダー2番艦に辿りついたマリはかつての恩師冬月に再会します。
もはや役目を終えた冬月はマリに「あとはよしなにするがいい。イスカリオテのマリアよ」と言ってLCL化、死亡しました。
だからさ~死に際に新しい謎用語を増やすんじゃねえよw


イスカリオテといえば『ユダ』、マリアといえば『聖母マリア』と『マグダラのマリア』の2人がいますが、どの人物もたかだか2000年前の人物なので、生命の起源を巡るスケールのこの物語では大した意味はありません、無視します(思考停止)。


マリは8号機でエヴァシリーズを捕食し、ヴンダー2~4番艦をすべて撃破しました。


いっぽう上空のヴンダー1番艦ではフォースを阻止する新たな作戦が進められています。
ヴンダー2番艦3番艦が槍を作ったのを見たため、この1番艦で同じように槍を作ってシンジに届けようとしているのです。
なにしろこっちには天才リツコがいるのですから。
というわけで、あっという間に槍が完成します。


もはややることは特攻だけなので、ミサトは乗員を全員脱出ポッドで脱出させました。
特攻によって槍がシンジの手に届けられましたが、1番艦が爆発してミサトは死亡します。


ミサトの死と引き換えに届けられた『ガイウスの槍』を、動揺することなく受け取ったシンジを見てゲンドウは「大人になったな……」と我が子の成長を実感して、電車を降りていきました。
ガイウスは古代ローマ帝国で一般的な男性の名前です。いちばん有名なのはガイウス・ユリウス・カエサルですが、ガイウスという名前の人は山ほどいるので考察する人は大変でしょうね。

なんにしてもたかだか2000年前の人物です。


3本目の槍・ガイウスの槍で世界を作り替える権利をゲンドウから引き継いだシンジは、さっそくやるべきことを始めます。
やるべきことは当然、主要人物の行く末に決着をつけることです。

 

【みんなの望みを叶える】


まずシンジは13号機にいるアスカに呼びかけます。
すると、アスカの回想が始まります。


式波シリーズとして量産されたアスカですが、同型の子たちは次々にいなくなっていきます。
貴重な幼女アスカは生き延びるために必死で訓練に食らいついていきます。
アスカはただ頭をなでて褒めてほしかっただけなのですが、だれも褒めてくれません。
そこに大人ケンスケが現れて、アスカを見守る姿が描かれます。


場面が転換すると、赤い海の浜辺に赤いプラグスーツを着た中学生アスカが横たわっています。
旧劇のラストシーンを彷彿とさせるシチュエーションです。
ヴンダーから出撃するときにアスカが白いプラグスーツを着るというシーンが強調されていましたので「ここがんばって考察しろよ?」と煽ってきていますね(笑)
わたしはやりません(情弱だからやれない)。


式波なのか惣流なのかわからないアスカにシンジが「好きと言ってくれてうれしかった」と声をかけると、アスカは恥ずかしそうに頬を赤らめます。
ジンジに「好き」と言ったのは惣流ではなく式波なので『この個体を式波アスカ』と判断したシンジとマリは13号機のエントリープラグを射出して新劇場版のエヴァ世界に返しました。
おそらくケンケンの元に送り返したのでしょう。


意外にもあっさりアスカの件が片付いたので、次はカヲルくんです。
ゲンドウが役目を降りてしまったので、それを引き継いだカヲルくんが『エヴァ世界は何度もループしている』というファンの間では長年当然のこととして語られてきた説を認めました。


ループ世界で毎回シンジを幸せにしようとしてきましたが、本当は「そうすることで自分が幸せになりなかった」のだと気づきます。
今までは失敗続きでしたが、どうやら今回はその望みが叶いそうなことを察してカヲルくんは退場します。


最後に残ったのは初号機にいる綾波です。
ややこしいのですがこの綾波は『Q~シン』のそっくりさんではなく、破で初号機に取りこまれた綾波です(たぶん)。
ということはこの綾波の願いは「碇くんがエヴァに乗らなくていい世界にする」ことなので、シンジはこの世からすべてのエヴァを消し去ることを約束しました。


その言葉通りに槍で自分ごと初号機を貫こうとすると、ユイが現れました。
ユイがエヴァを消す作業を代行してくれるのです。
シンジを元の世界に送り返すと、ユイは次々にエヴァを消していきました。


残ったエヴァは1機だけです。
シンジは青い海の砂浜で目覚めます。
やることもないので座っていると、おやおや?アニメーションから色が消えていきます。
白黒の線画になり、なにやら彩色指示らしき文字が表示されます。
お得意のメタ演出がきました(笑)


線が雑になり、下絵からラフになります。
まずい、このままでただの白紙になってしまいます!
映画館で下書きを流すだけでいい根性してますが、さすがに画面真っ白はまずいですよ!
あれだけ延期を繰り返したのに、作画が間に合わなかったのでしょうか?(笑)


もうパラパラ漫画世界になってしまい、いよいよ関係者がストレスでゲロ吐きかねない地獄の白紙ゾーンに突入するというところで、8号機が現れ、中からマリが「間に合った!」と言いながら出てきます。
間に合った(ぜんぜん間に合ってない)。


無事アニメに色が戻ってきたので、最後のエヴァである8号機も消えシンジは「さよならすべてのエヴァンゲリオン」と別れを告げます。


みんなの望みを叶えたので2人も元の世界に戻るのかと思いきや、そうはなりません。
シンジの望みは「エヴァが完全に存在しなかった世界線」でマリの望みは「どこにいても必ずシンジくんを迎えに行く」ことですので、シンジは『エヴァが作られなかった世界線』に世界を作り替えます。


大人になったシンジが宇部駅のホームでベンチに座っています。
後ろから「だ~れだ?」をやられますが、胸の感触(笑)と声ですぐにマリだと気づきました。
マリは約束通り、エヴァ世界をやめてもシンジを迎えに来たのです。


大人になったシンジの声が神木隆之介だったので、一気に『君の名は。』感が加速していきます(笑)
向かいのホームには会話する綾波とカヲルくん、わたしは気づかなかったのですがアスカもいたそうです。
シンジとマリの2人の雰囲気は恋人のようでもありますが、そうじゃないかもしれません。
最後は2人手を取り合って駅から走り出ていきます。


すると、画面が実写になりました。
エヴァ世界をやめたついでにアニメーションもやめちまいました(笑)
「もうアニメはやらねえ」という決意表明でしょうか?(笑)
実写の宇部の町並みが映されて、終わりです。


工場の煙突とかはいい風景なのですが、ショッピングモールやパチンコ屋、道路は何の変哲もない田舎の国道沿いの風景なので面白味はありませんでした。
シリーズ集大成の結論:シンジは巨乳好きだった!

 

【まとめ】

 

呪文度☆☆☆☆☆
この人たちなに言ってるかマジわかんないっす(笑)
いつも通りでした。

 

終わり感☆☆☆☆☆
ちゃんと終わりましたね~。
終わってしまいましたが、ま~た謎がいくつも散りばめられていたので、考察好きな人はこの作品だけでごはんを何杯もおかわりできるでしょう。
旧劇のオマージュもいたるところにありそう(気づかなかった)なので、ちょっとこじつければ何百通りもの考察が生まれそうです。
事実、ちらっとググっただけでもうものすごい数の考察がありました。
現実からエヴァぜんぜん消えてないじゃんか!

 

意外にも納得感☆☆☆☆☆
この25年間、アスカ派と綾波派による対立はおさまらず、幾度となく開かれた公会議でも決着がつかず、お互い相手を異端、自分を正統であると主張する宗教戦争が続いてきました。
だけどどっちも違いました(笑)
真理はマリだったのです(名前だけに)。


シンジ自身が悩みやすい人間なので、相手は悩む人じゃダメなんすね~。
悩まないマリは最適じゃないでしょうか。
あと、シンジ本人が巨乳好きだったんだからしょうがないじゃん(笑)
破の頃からマリはやたらと巨乳アピールしてましたが、そういえばこのアニメ巨乳キャラがマリしかいませんでした。
最初からシンジに選択肢などなかった!?

 

主人公が『自分が巨乳好きである』ということを25年かけて自覚する壮大な物語の終焉です。
題材は巨乳(笑)でしたが「自分を知ること」の大切さをあらためて気づかせてもらいました。
以上です。

『序』『破』『Q』のあらすじ感想もありますのでよろしければどうぞ。

 

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