『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

『ルートレター』攻略プレイ日記12日目~「姫の森の姫ルート」後編

リアルタイムでプレイしながら書いているので、的外れな予想が散見されることを了承ください。
2周目です。
攻略サイトゴジライン』を参考に選択肢を選んでます。

 目次です。好きなところから読めます。

 


【第9章「手鏡の便箋」】


9日目。
ふ~、どうやら別ルートに入ってくれたようです。
1月11日付けの消印の手紙を読みます。
内容は「受験が話題なのに『滑る』とか『落ちる』という単語が多用されている」ものでした。
まあ池に滑り落ちて死んだ武家のお姫様がモチーフになっている「姫が森の姫ルート」ですから(笑)


いつものように智子ちゃん、ではなく女将の春花さんが布団を片付けにきます。
ついでに15年前の女子高生雑誌『ディーンズ・クイーン』が入った宅配便を持ってきてくれました。
智子ちゃんが休みなのは気になるところですが、さっそく雑誌を読んでみると、女将さんが詮索してきます。


「呪いの手紙ルート」だと、文通相手の顔写真がすべて黒塗りされていましたが、このルートではそもそもその号がありません。
古本屋をめぐる展開は1周目と同じです。
うぇぇ、もう1回怪談7つ集めるの~?
と思ったら、最初の古本屋でマスクをした怪しい店員に会いました。
話してもまともな返答を得られず、結局小雲のじいさんの店に行くことに。


幸い、今回は7つの怪談を集めるミッションは発動せず、レコードと交換ですんなり雑誌をもらえました。
旅館に帰って雑誌を見ると、やはり彼女は吉岡栞でした。


女将の春花さんがなにか知っている感じですが「気分が高揚しないと思いだせない」と意味不明な理由で情報は出ず、腹ごしらえするために神在庵に向かいます。
スタンプラリーを制覇したご褒美に「春花さんは絶景を見ると絶頂に達する(笑)」と教えてもらい、旅館に帰ります。
「私には夫がおるんよ?」と言われながら春花さんを灯台に連れていきました。


するとオーガズムに達した春花さんが「まるこしのパート店員吉岡さんの娘が栞」と教えてくれました。
まるこしに行って吉岡さんに話を聞きますが、すっとぼけられまくります。
・所持品「ティーンズ・クイーン」
・マックスモード「15年前なにがあったのか」

 

これだけで吉岡さんは自分が栞の母親であることを認め、クラスメイト7人に会わせてもらえばすべてを話すと言います。
あ……復讐……?
また皆殺しエンドっぽくなってきましたが、貴之は吉岡母を石原さんと約束した集合場所に連れて行きました。


石原さんが吉岡母を見て動揺したために少し手間取りましたが「なぜ栞が文野亜弥を演じることになったか」を教えてもらえます。
15年前のある日、日帰り旅行をした8人は急な大雨にあって文野邸で雨宿りをすることになり、そこで認知症を患っていた文野洋子が「栞を亜弥と勘違いした」のです。
そして、文野教授が妻のために栞に文野亜弥を演じることを依頼したのでした。


栞は断れずにそれを引き受け、その過程でついでに貴之と文通が始まることになったらしく、栞自身は嫌々だったそうです(笑)
ま~た嫌われてたパティーンですかぁw

……ゲームでもいい気分はしませんわ。


亜弥を演じ始めた栞は、またたく間に文野亜弥そのものに変化していったそうです。
メガネは「あれは文野亜弥そのものだった……」と述懐しました。
デブもカラコロ工房の帰りに「『キスしたい?』と聞かれたから『キスしたい』と言ったら『デブとキスするわけねーだろバーカバーカ』と言われた」と暴露します。
おいおまえら、過去を捏造するのはやめろw


12月25日の文野邸火事で文野洋子が死に、もう亜弥を演じる必要のなくなった吉岡栞は、亜弥と決別するために卒業式のあと偽装自殺を行いました。
ところが、すでに栞は亜弥に乗っ取られていたのです。
その話を聞いて吉岡母が「そらそうや、栞と亜弥は実の姉妹じゃけえ」などとぶっこみ始めました!


なんでも裕福な文野夫妻の次女として生まれた栞はなぜか吉岡家に養女として送り出され、しばらくした後亜弥が亡くなり、そのショックで認知症を患った妻洋子のために、文野教授が吉岡母に栞を近くに置くようにと依頼したそうです。
えっと、よくわかりませんが、文野教授は高校生になった栞に亜弥を演じさせるつもりだったようです。


ちょっと整理します。
そもそも娘2人を育てることなど余裕なはずの裕福な文野夫妻がなぜ実子の栞を養子に出したのかはわかりません。
吉岡母の証言によると、亜弥が病死した時期と吉岡父が事故で死亡した時期は同じらしいです。


つまり、亜弥の代替品として吉岡家に預けておいた栞が必要になったため、文野教授がなんらかの手段で吉岡家の大黒柱の父を殺害し、経済的に困窮に追いこむことで吉岡母を松江に移住させて、おそらく経済的な援助をして縛り付けたことでしょう。
10年ほど待ってから文野教授は亜弥そっくりに成長した栞を妻洋子と対面させ、そこから茶番が始まったというわけです。


お腹を痛めて産んだ子の存在を忘れているとは、洋子はかなり若い頃から認知症を患っていたようです。
つじつまはぜんぜん合いませんが、オカルトルートなので納得することにします!
卒業式のあと、結局栞は消息を絶ったそうです。
吉岡母と連絡先を交換して、旅館に帰りました。

 

【第10章「姫の便箋」】


10日目。
この手紙は2月27日消印です。
内容は「マックスは文通したことを後悔するけど、いずれ松江を訪れてわたしと会う」という予言めいたものでした。
いつの間にか「マックスくん」から呼び捨てに変わっていますが、まあ1周目の冷たい手紙よりはぜんぜんマシです(笑)
むしろ「こんな手紙を送るためによく切手代払ったな……」ってレベルでしたからね。


吉岡母から電話がかかってきて「あんたはここに来るべきやなかったんや」と言われ、直後電話が不通になりました。
心配になったので女将の春花さんから吉岡母の住所を聞いて急行しますが、途中でマスクの女とすれ違います。
家につくとすでに救急車が来ており、吉岡母は運ばれながら「亜弥が現れた……」と言って気を失いました。


そのまま病院に付き添うと、石原さんと渡辺もやってきました。
栞が松江に帰ってきているそうです。
3人で協議した結果、とりあえずデブこと大森の店に行くことに。
店に行くとデブは「もうだめだぁ、おしまいだぁ……」とベリーのタルトをむさぼり食らっております。


詳しい話を聞くとデブがやけ食いをしていた理由は婚約者の優香ちゃんが野津と浮気しているからだそうです。
ただ決定的な証拠を見つけたわけではなく、優香ちゃんがこそこそ野津のBARに通っているだけでした。
浮気の真相を調査するためにBAR中村へ行くのですが、なんの話だよこれw


BAR中村で野津と話し合った結果「浮気の話なんてしてる場合じゃない」とまっとうな結論に落ち着き、連絡先を交換し、手分けして栞を探すことになりました。
と、思ったら、たった今別れたばかりなのに貴之はみんなに電話してカフェ『ウォーターワークス』に集合させました。
なんのために手分けしたwwww
段取り悪すぎて草。


話し合いの結果、役所勤めのメガネこと田中が文野教授の現住所を調べて、みんなで押しかけることになりました。
教授は老人介護施設に入所しています。
あからさまに怪しいマスクの女性介護士に案内されたのは、肌もあらわな女性がポールダンスを踊っている謎部屋でした。


最近の介護施設は娯楽が充実してるんだなぁ……(笑)
誰も突っ込まないので、文野教授渾身のボケはスルーされてしまいます。


中庭に移動して文野教授は「栞を養女に出した理由」を語りだしました。
結局あのポールダンスルームなんだったんだよw
栞が養女に出された理由、それは「姉の亜弥がサイコパスであり、赤ちゃんの栞を殺そうとしたから」でした。
当時10歳だった亜弥は愛するパパの愛情が栞に向けられたことで、妹の栞を憎み始めたのです。


そうとは知らない文野洋子は、亜弥が18歳で亡くなると精神的に落ちこみ、「姫が森の姫の伝承によって、きれいになって帰ってくる」と信じるようになったそうです。
生まれたばかりの我が子が養女に出されても平気だったのにw


高校生になった栞は洋子のために亜弥を演じることを承知して、そしておかしくなっていきます。
栞は亜弥に人格を乗っ取られてサイコパスになり、文野邸を放火して燃やしたのでした。
今、栞が動きだした理由はみんなの本性を暴きたいからだそうです。


「メガネの強欲、ビッチの嫉妬、デブの暴食、ガリの憤怒、サルの傲慢、チビの怠惰、親友の色欲」と、キリスト教における7つの大罪をクラスメイトたちに当てはめています。
「じゃあ俺は俺は?」と貴之が聞くと「軽薄」と教授に言われました。
みんなは大罪なのに1人だけしょぼい罪だなぁ……(笑)


さあこれから!というところなのに、急にみんなやる気をなくして介護施設を後にして貴之は東京に帰りました。
!?
そして間もなく文野教授は亡くなり、栞のこともうやむやのまま、エンディングです。
急に終わんな!(笑)


しかし、もちろんこれで終わりではありませんでした。
東京で自分の事務所を構えた貴之のもとにあのマスクの女が姿を現し、消印のない手紙を置いて行ったのです。
「マックスは彼らに騙されている、助けにきて」という亜弥からの手紙でした。
「俺も彼女のターゲットになったということか……」
と貴之が怯えて終わりです。


やっぱり終わるんかーい!
2周続けて投げっぱなしジャーマンみたいなエンドを食らいました。
だ、だいじょぶだいじょぶ、6つあるエンディングのうち最初にハズレの2つを引いただけだから!


このルートの感想ですがあまり「姫が森の姫」の伝承が生かされていたようには思えませんでした。
「美しくなって生き返る」という非現実的な話を採用せずに「亜弥の魂が妹の栞を乗っ取る」ことで戻ってくるという現実的な話にしたことは好感が持てます。
どこが現実的やねん(笑)


ただし、妖怪とか伝承、民俗学っぽい路線だったのに急にキリスト教の7つの大罪をぶっこんできたことには、かなりのやっつけ感を感じました。
栞との接触もほぼないままですし、みんなが急にやる気をなくした理由もわかりません。


その大罪にしても「タルトを貪り食ったデブの暴食」は達成されましたが、「メガネの強欲」はちょっとよくわかりません。
『金の猫のお守り』や村上アナの『曼殊沙華のブローチ』を欲しがったことでしょうか。
「ビッチの嫉妬」「チビの怠惰」はぜんぜん当てはまってないと思います。
チビなんて貴之をなんとかしようと頑張ってたからむしろ勤勉ですし……。

「親友の色欲」って、色欲満開だったのはえっちなポールダンスを観賞していた文野教授なんですが(笑)
このルートへの感想はこんなところです。
以上です。