『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

アニメ『戦闘員、派遣します!』シーズン1 2話「商売仇を蹂躙せよ」 ネタバレありあらすじ感想

悪行のレパートリーがセクハラしかない戦闘員のアニメの感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

【てきとうな部隊編成】

 

前回、地球制服を目前にした悪の秘密結社『キサラギ』の平社員、戦闘員6号は美少女型高性能アンドロイドのアリスとともに未知の惑星に派遣され、グレイス王国の王女ティリスに見初められて遊撃部隊長に就任しました。
今回はさっそく部隊編成からです。


元近衛騎士隊長スノウから提供された兵士たちの履歴書をもとに、6号とアリスは2名の隊員を選別します。
細かい履歴を見るのがめんどくさかったようで、魔物の討伐数が多い2人をパパーっと選出しました。


1人目は人造キメラのロゼ。
中2病的なイタイ自己紹介で視聴者にバリバリの既視感を与えますが、じつはまともな感覚の持ち主で創造主であるおじいちゃんの遺言に忠実に従っているだけでした。
食った魔物の特性を取得できて、姿形もそれによって変化するというキャラデザインの人にはめんどくさそうな特殊能力の持ち主です。


2人目は不死と災い神ゼナリス(邪神ではない)教の大司教グリム。
車椅子に乗っていて、独身男性と出会いたいから遊撃隊に志願したようです。
自分からスカートをたくしあげて、よくあるエロキャラっぽく振舞いますが、6号にガチでスカートめくりされて涙ぐむかわいい面があります。


ちゃちゃっと部隊編成を決めた隊長の6号に副隊長スノウが「すぐに地位が逆転する」と下剋上を叩きつけました。
すると、6号がおもむろに乳を揉みます、揉みしだきます。


今のところこの戦闘員セクハラ以外の悪行を行ってないんですが……。


どうやらこれまでもセクハラでしょぼいポイント稼ぎをして、エロ本に費やすというしょうもない戦闘員人生を送ってきたようです(笑)
ともかく部隊編成が終わったのでさっそく出撃します。

 

【補給部隊を叩け!】


騎士団の本隊が敵陣に縦列でのこのこ歩いて突撃?しますが、遊撃隊は敵の補給隊を叩くという作戦を取ることにしました。
手柄をあげたいスノウが反対しますが、「補給隊1部隊を叩くだけで全軍を撤退に追い込むのは大手柄だ」と6号に説得され考えを改めました。


戦闘員と言うだけあって6号は敵のザコをかんたんに処理して補給物資を奪います。
ところが、そこにグリフォンに乗った新手の魔族ハイネが現れました。
6号はハイネの露出度の高いヘンタイコスプレを見て、幹部クラスと見抜きました(笑)
実際ハイネは「魔王軍4天王の1人、炎のハイネ」と名乗ります。


なぜか6号を気に入ったハイネが魔王軍に寝返るように勧誘しますが、残念ながらセクハラ以外の悪行ができない6号は断りました。
よくわからない理由でスノウとロゼがハイネと戦うことを拒否し、グリムが居眠りし、アリスが隠れたので、6号はハイネとグリフォン相手に1人で立ち向かうハメになります。
遊撃とはいったい……。


ハイネは波動拳みたいな攻撃を連発しつつグリフォンと息の合ったコンビネーションを見せますが、隙をついたアリスがショットガンでグリフォンを撃って連携を破ります。
これで優勢になったかと思いきや、さらなる新手が現れました。
魔王軍4天王の1人地のガダルカンドです。


ガダルカンドが来て急にテンションの下がったハイネは帰っちまいました。
どうやら嫌いなようです。
ガダルカンドは寝ているグリムの頭を潰していきなり殺害しました!
コメディ世界なのにガチで殺すから嫌われているようです(笑)


今度はやる気を出した遊撃隊と戦闘になりますが、上司からの呼び出しを受けてガダルカンドは徹底していきました。
騎士団の本隊が敗退したので、遊撃隊が手柄独り占めですが、その代償は新人グリムの死と大きいものでした……。

 

【グリムメインヒロイン説、急浮上】


グリムの死を悼む6号にスノウが「これくらいじゃグリムは死なないぞ」と驚愕の事実を告げます。
ゼナリス教の大司教であるグリムは死んでも供物とともに祭壇に放置すれば生き返ることができるのです。

いや、それならとりあえず死んではいるでしょ(笑)


獲得した物資を持ち帰る途中、スノウはキメラのロゼや不死(死ぬ)のグリムが騎士団内で差別され、危険な最前線に送られてきたことを明かします。
こうして、腐りきったグレイス国軍幹部を是正することを6号は決意しましたが、善行なんですがそれは……。


祭壇にグリムの遺体を安置したあと他の隊員たちは引き上げていきましたが、6号はグリムの復活をその場で待ちます。
蘇ったグリムは「生き返ったとき1人だと寂しいだろ?」という6号のイケメン台詞を聞いて「こんな優しい人はじめて!」と感動しました。


しかも6号は壊れてしまったグリムの車椅子の代わりに、悪行ポイントを消費してキサラギ製の高性能車椅子を取り寄せてあげます。
ただの善人と化した6号とグリムは夜の街を爆走して、いちゃつくリア充カップルたちを邪魔して地味な悪行ポイントを稼いでいきました。
キサラギの査定の人、それ、悪行じゃないです(真顔)


6号に心を開いたグリムは自分の特殊能力が呪いであることを明かします。
「成功率8割、失敗したら呪いが跳ね返ってくる」
と聞いた6号はグリムが歩けなくなった理由が足の弱体化の呪いだと察しますが、実際は靴を履けなくなる呪いでした。


どういうシチュエーションであればそんな呪いをかけることになるんでしょうか。
シンデレラに嫌がらせをするときくらいしか思いつきません(笑)
マジメな予想としては「(命が危ないとかで)出て行ってほしくない誰か」を外に行かせないために靴を履けなくなる呪いをかけたのではないでしょうか。


というわけで、ロゼとグリムの紹介回でした。
わかりやすい戦闘力のあるロゼではなく、グリムが「どうやってリスキーな呪いで魔物を討伐してきたか」が気になります。


2割の確率で跳ね返ってくるとなったら、即死とか大ダメージ系のクリティカルな呪いは使いづらい……と思いましたが、よく考えたら自分は死んでも生き返れるので失敗覚悟で即死攻撃するのはありですね。


もしかしたら、使いづらそうな能力なのに討伐数が多い理由は『腐った国軍幹部』に特攻を強要されてきたからかもしれません。
おそらく死ぬときには痛みとか苦しみがあると思われるので、(セクハラ以外は)善人でしかない6号隊長がそれをやめさせるという展開がありそうです。
隊長まじイケメンだな~。


以上です。