『ものがたりいちば』

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映画『アクアマン』ネタバレあり、あらすじ感想

2018年アメリカ映画
監督:ジェームズ・ワン
主演:ジェイソン・モモア

他のヒーローがどこで何をしていたのか気になる映画の感想です!

 目次です。好きなところから読めます。

 

【序盤のあらすじ】


地上人の父と海底王国アトランティスの女王アトランナの間に生まれたアーサーは、メタヒューマン・スーパーヒーロー『アクアマン』として密かに海の平和を守っています。


海賊の親子が潜水艦を襲って占拠していたので、乗組員を救うために乗りこみました。
海賊たちとアーサーは魚雷管室で激しい戦いになります。
いつ魚雷が誘爆するかわからない緊張感が続きますが、幸い魚雷が誘爆することはありませんでした。
しかし海賊の親が魚雷の下敷きになってしまいます。


艦内には浸水が始まっており、海賊の息子はアーサーに助けを求めますが、アーサーは「お前らは人殺しだ」と無視して海賊の親を見殺しにしました。
そのことを恨んだ海賊の息子は復讐を誓います。
アーサーは乗組員の生き残りが乗ったボートを陸までけん引しました。
潜水艦は置き去りですが、軍事機密的にだいじょうぶなのか不安になります。


いっぽう、海底では海底七王国の1つアトランティス国の王オーム(アーサーの異父弟)とゼベル国の王ネレウスが会談を行っていました。
地上の人間が海洋を汚染し、海の生き物を殺すことに腹を立てたオームが「地上人に戦争をしかけて滅ぼそう」と持ちかけるのですが、ネレウスは「争いばかりしている地上人など放っておけば勝手に滅びる」と慎重な態度です。


ところが、そこに突如として現れた潜水艦が魚雷で攻撃をしかけてきます。
もちろんさっき海賊が盗んだやつです。


オームは自分が盗ませた潜水艦を自分で撃沈して「地上人が戦争を仕掛けてきた!戦争は避けられない!」と宣言し、自作自演にまんまと引っかかったネレウス王がこの提案を受け入れて、戦争に同意しました。
アーサーが潜水艦を置き去りにしたせいでとんでもないことになってしまいました(笑)


そのアーサーは父と会い、しこたま酒を酌み交わしました帰りに、大津波に襲われます。
アーサーの父が溺れて心肺停止状態になってしまいますが、そこに現れたネレウス王の娘メラ王女の水魔法のおかげで息を吹き返しました。
津波に襲われたのはアーサーたちだけではなく、世界中の沿岸部で多くの船や軍艦が陸に打ち上げられて大きな被害が出ていました。


メラ王女は「これはオームの警告にすぎないから、アトランティスの真の王になって戦争を止めて」とアーサーに頼んできます。
母を殺した海底人とは関わりたくないし王にもなりたくないアーサーでしたが、ジャスティスリーグのメンバーなので平和のためにしょうがなくアトランティスへ行くことにしました。

 

アトランティスでの戦い】


アトランティスに入国したアーサーとメラは旧市街の隠れ家で王国参謀のバルコと面会します。
バルコは幼少期からしばしば地上に来て、アーサーを鍛錬してきた武術の師匠です。


バルコはアーサーが真の王になるためには「アトラン王のトライデントを取得して民に認められなければならない」と告げて、「秘宝トライデントの眠る場所が記された」マジックアイテムを見せます。
そのときアトランティス軍の小隊が隠れ家を襲撃してきました。


オームに裏切りがバレるわけにはいかないメラとバルコはマジックアイテムを持って逃げ、なんとアーサーは敵のエリート雑魚に殴り倒されて気絶してしまいます
アクアマンおまえ……ジャスティスリーグクビになるぞ……。


宮廷のオーム王の御前に引き出されたアーサーはよくわからないうちに決闘を申しこんでしまいました。
オームとアーサーはそこらじゅう溶岩だらけの海底火山コロシアムで大観衆の見守るなか対決を始めます。


しかし相手は王国最強の戦士オーム。
こちとらエリート雑魚にすら負けるポンコツヒーローですので、ボコボコにされて母から受け継いだ鉾をへし折られてしまいました。


危うくトドメを刺されそうになったとき、メラに助けられましたが、2人の乗った船は軍から激しい攻撃を受けて溶岩に墜落してしまいます。
死を装おうために寸前で脱出した2人はアーサーの「海の生き物と話せる能力」でクジラの口に入れてもらって逃げ延びました。
でもメラにつけられた探知機のせいでこの偽装はオームにばっちりバレています。

 

【秘宝を巡るたらいまわし


地上に戻ったアーサーたちは、サハラ砂漠のどこかに眠る古代都市を探します。
そこにトライデントのヒントがあるのです。
あくまでヒントであってトライデントそのものはありません。
しかもそのヒントは次のヒントのためのものです。


このインディージョーンズっぽいたらいまわしのおかげで映画の総時間がだいぶ長くなっております(笑)
このたらいまわしがなければもっと短くまとまったはずですが、いろんな美しい風景を見せるためなので仕方ありません。


砂漠をさまよっていた2人は流砂に飲み込まれ地底へ落ちていきましたが、そこが目的の砂海王国の遺跡でした。
バルコから託されたマジックアイテムを遺跡の装置にハメると、アトラン王のホログラムが映されて次のヒントがある場所を教えてくれて、ヒントを得るための新たなマジックアイテムを与えてくれます。


直接ありかを教えてくれよ(笑)


ヒントにしたがって2人はイタリアのシチリア島へ向かいました。
島の遺跡でローマ帝国(王国時代)初代王ロムルスの石像にマジックアイテムをハメると、次の目的地が七王国の1つだった『海溝王国』であることが示されました。
そこへ探知機で追跡してきた軍の部隊から襲撃を受けます。


部隊の編成はさっきアーサーがノされたエリート雑魚5人と、それを率いる海賊です。
アーサーへの復讐を誓った海賊はオームからアトランティスの武器と技術を供与されてスーパースーツを着た『ブラックマンタ』に変身していました。
オームから受け取ったときはわりとかっこよさそうだったのに、海賊に魔改造されたせいでかっこ悪いです(笑)


見た目はともかくブラックマンタはアーサーをボコボコにします。
アーサーを倒せる実力者のエリート雑魚5人に囲まれてしまったメラですが、水魔法を駆使してなんと1人で撃退してしまいました


アクアマンおまえ……アクアウーマンにジャスティスリーグメンバーシップ譲ったら?


快調に復讐を遂げようとしていたブラックマンタですが、アーサーに殴られたことでスーツが故障してどっかに飛んで行ってしまい、物語からご退場あそばされました。

 

【滅んだ海溝王国と真の王】


ブラックマンタにボコられて意識を失ったアーサーを連れて、アクアウーマンメラは海溝王国を目指します。
目覚めたアーサーは連戦連敗のせいでやる気を失っており「君を死なせたくないからもうやめよ?地上の人間にアトランティスが攻めてくるって忠告すればだいじょうぶ。俺の友だちのスーパーマンとかバットマンがやっつけてくれるよ」とまでは言いませんが、ほぼそんな感じです。


アクアマンおまえ……ほんまにリーグをクビになるぞ……。


2人の乗った船はサハギンみたいな化け物たちの襲撃を受け、逃れるために海底へ向かいました。
化け物たちに追われた2人は激しい渦に飲み込まれ、離ればなれになってしまいます。
意識を失ったメラが海竜に食われそうになりますが、それをある人物が助けて海溝王国の内部に連れこみました。


メラを助けたのはなんと海溝の化け物に生贄として捧げられて死んだと思われていたアトランナ女王――アーサーの母でした!


母との再会を喜んだアーサーには、強烈なモチベーションが生まれます。
これまではなんとなく「ヒーローだから平和のために」戦っていたのですが、母との再会を20年も待ち望んでいる父のために「地上と海底を結ぶ」という目標ができたのです。


たまたま近所に「地上と海底を結ぶ真の王」になるためのトライデントがあるらしいので、それを取りに行くことに。
しかし、トライデントはアトラン王すら恐れたと言われる伝説の怪獣カラゼンに守られていて、アトランナ女王も近づけなかったそうです。
連戦連敗のアクアマンでは無謀なところですが、やる気になったアーサーは一味違います。


さっそくトライデントの眠る廃墟に突入しました。
廃墟ではアトラン王の遺体がトライデントをしっかり握っております。
世界各地にヒントと装置を設置してまわったあと、わざわざここで永遠の眠りについたかと思うとアトラン王には頭が下がります。
おめーのせいで上映時間が長くなったあなたのおかげで美しい風景をたくさん見れましたありがとうございます!


アーサーは当然のようにカラゼンにボコボコにされたうえ「ハンパ者、穢れた血、ザコに負けるクソザコナメクジ」などとバカにされますが、「海の生き物と話せる能力」で話しかけて感心されたおかげでトライデントを抜くチャンスを与えられました。
カラゼンによると「偉大な者たちが挑んだが、今までだれ1人として抜けなかった」トライデントをアーサーはスポっとかんたんに抜いちまいました(笑)


もうちょっと苦労とか苦痛とか、ないんですね?
きっと名前がよかったんだな!!!
これにて「海の生き物を従わせる真の王」の爆誕です!

 

【決戦】


ネレウス王との同盟を締結したオーム王は、次に魚人の王国に赴き同盟を結ぶように迫ります。
なぜなら海の七王国の掟で「4つ以上の国の同意を得てオーシャンマスターにならないと地上に戦争を仕掛けちゃダメ」だからです。


魚人王が「われらは戦などという野蛮なことから卒業した」と渋ったので、オームはさくっと王を殺して王女を次の女王に据えて、強制的に同盟を結ばせました。
あと1国従わせればオーシャンマスターになれるので、甲殻の王国へ向かいます。


甲殻の王国の王は同盟の申し出を断固拒否しますが、魚人軍も加えたオームの軍隊は強大で、たちまち甲殻王国軍は崩壊し、王も殺されそうになってしまいました。
そのとき海底からカラゼンが現れて大暴れします。
さらにアーサーがトライデントの力で海の生き物たちを大召喚してアトランティス軍にけしかけたので、現場は混乱しました。


トライデントを掲げたアーサーを見て海の民は戦いをやめ、アーサーとオームの対決を見守る展開に。
「トライデントを得てもなにも変わらない!」とオームは強気に攻めますが、ところがどっこいどうやらトライデントには強化効果もあるらしく、1戦目と打って変わってアーサー優勢で戦いが進みます。
そしてトライデントの一撃がオームの鉾を砕き、戦いは終わりました。
アクアマンひさびさの勝利です!(2勝3敗)


「くっ殺せ!」とオームはおとなしく負けを認めようとはしませんでしたが、そこにアトランナ女王が現れます。
死んだと思っていた母に諭されたオームは急に素直になって負けを認めました。
こうしてアーサーは名実ともに海の王となり、陸と海をつないだのです。


地上と海の敵対関係がなくなった(地上人は海の連中を認識してないのでひとり相撲ですが……)ので、アトランナ女王は20年ぶりに愛する夫のもとへ赴き、2人は無事再会するのでした……。

 

【まとめ】

 

「冒険と驚異の映像美」の触れ込みに恥じない度☆☆☆☆☆
たらいまわしなどと文句っぽいことを書きましたが、そのたらいまわしのおかげで数々の美しい映像を堪能できたので長さを感じませんでした。
偉大なアトラン王がけなげに謎解きを作っている姿を想像するとなんか「ふふっ」て感じです(笑)
クリーチャーの数も多くて満足しました。

 

地上人とばっちり度☆☆☆☆☆
そりゃあ汚染物質垂れ流して海を汚して、海産物をたくさん獲ってごめんなさいですけど、魚はあなたたちも食べてますよね!?
アトランナ女王が金魚を食ったのをわたしは見ましたからね!
自作自演のでっちあげられた潜水艦攻撃の報復として行われた大津波攻撃で多くの犠牲者が出たんですけど、今後地上人と交流する予定のアトランティス国としてはどう賠償するおつもりですかっ!?
新国王アーサー陛下には苦難の戴冠となるでしょう……。

 

ジャスティスリーグのときに印象が薄かった理由に納得度☆☆☆☆☆
ジャスティスリーグ』自体がおもしろくなかったからトライデントを手に入れる前のアクアマンは、エリートザコに負ける弱さだからだったんですね~(笑)

 

想像以上におもしろかったです。
ワンダーウーマン』もよかったですし、単発ヒーローものの出来がいいのに、肝心のヒーロー集結お祭りムービーだった『ジャスティスリーグ』がアレだったため、DCエクステンデッドユニバースが苦戦気味なのが残念です。
以上です。