『ものがたりいちば』

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アニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』2話「Quarter Note -百年の旅の始まり-」ネタバレあり、あらすじ感想

今シーズン最高に期待しているアニメの感想です!

 目次です。好きなところから読めます。

 

【かんたんなあらすじ】

前回、AIの人権を認め自律進化のきっかけとなり100年後にAIの反乱を招くことになる『AI命名法』の成立を阻止するために、ヴィヴィとマツモトは法案の推進者である相川議員を守りに行きました。


相川議員を襲撃した犯人たちは『トァク』という反AI主義者のテロリストです。
マツモトの知る未来ではビルが爆破され、相川議員は木っ端みじんに吹っ飛んだそうです。


ヴィヴィは戦闘プログラムが入っていないので苦戦しますが、マツモトが他のAIをコントロールしてビルのシャッターを閉めたりルンバを使ってテロリストをかく乱したりしてなんとか脱出を目指します。
トァクがビル中に時限爆弾を仕掛けていますが、それもマツモトがちゃちゃっと解除します。


逃走中追いつめられた相川議員は「AIなんかどうでもいい、ただの人気取りだった!」と口走りました。
マツモトの演算によると「相川議員は政治家として確固たる信念を持っていない骨なし」なので、生存しても法案を通すことはできないそうです。


つまりトァクは相川議員を暗殺することで皮肉にもAIに人権を与える方向に社会を進めてしまったのです。
テロリストのリーダーにヴィヴィがウイルス弾を食らってピンチになったりしますが、マツモトが有能なので切り抜けます。


相川議員を守るためにマツモトが爆弾を一部爆発させて、そのせいで崩落した天井の下敷きになりそうになったテロリストをヴィヴィが身を挺してかばいます。


この行為をめぐってマツモトとヴィヴィが言い争いになります。


「歌でみんなを幸せにするなんてくだらない。どうせもうすぐ廃棄処分になって博物館送りだ」と言うマツモトに「いつ稼働停止するかじゃなくて、どう稼働するかでしょ」とヴィヴィが言い返しました。


それを聞いた相川議員が「どう生きるか、か……」と感銘を受けます。
いや、相川さんあなたは政治家として成長しなくていいんで(笑)
あとAIに愛着も持たないでください!


結局逃げるためにビルを爆破させてしまいましたが、無事相川議員を救うことに成功したヴィヴィとマツモトはがっちり握手しました。
と思ったら次のシーンではマツモトが操る重機がヴィヴィをボコボコにしてます(!?)


ヴィヴィを信用したマツモトが未来の情報を共有したことで、ヴィヴィはモモカちゃんの乗る飛行機が爆発炎上することを知ったのです。
その事故を未然に防ごうとしたヴィヴィと、未来を大きく変えて予測不可能になることを恐れたマツモトが争いになったようです。


マツモトにボコボコにされたヴィヴィはモモカちゃんが乗る飛行機が爆発するのをなす術もなく見つめるしかありませんでした。

 

【感想】

今回わかったこと


・ヴィヴィが選ばれたのは100年前(現在)に存在していた唯一の自律型AIだから
・マツモトはどんな悲劇であっても「AIの反乱を防ぐこと」とは関係ない出来事を変えることには反対の立場
・どうやら物語は100年後まで続きそう
・AIに愛着のある気骨ある政治家が誕生してしまったかもしれない(笑)


「100年後の大きな悲劇を防ぐ」という使命のために「(比較的)小さな悲劇を、わかっていても見過ごさなければいけない」というハードな方針が出てまいりました。


マツモトとしては、ヴィヴィがちまちまと人助けをすることでバタフライエフェクトが起こり、予測不能な未来になることを懸念しているのでしょう。
だいたいの歴史改変SFだと「人を助けようとして過去を変えるともっと悲惨な未来になる」のが定番ですからね。
いっぽう、テロリストを救ったようにヴィヴィは人を救うことに積極的な立場ですから、今後も2人の対立が起こりそうです。


以上です。