『ものがたりいちば』

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映画『ラブ&モンスターズ』ネタバレあり、あらすじと感想

2020年アメリカ映画
監督:マイケル・マシューズ
主演:ディラン・オブライエン

 目次です。好きなところから読めます。

 

【序盤のあらすじ】


地球に衝突しそうだった小惑星を大量のミサイルで迎撃した結果、汚染物質が地表に降り注ぎ、昆虫や爬虫類がモンスターになってしまいました。
その結果、人類の95%が死滅し、生き残った人々はシェルターで隠れる生活を余儀なくされています。


主人公ジョエルも7年間1度も外に出ずに地下シェルターのコロニーで少数の仲間とともに隠れ住んできました。
ジョエルには生き別れたエイミーという恋人がいます。
無線通信で「エイミーが他のコロニーで暮らしている」と知ったジョエルは、会いに行くことを決意しました。


そのコロニーは125キロ先、徒歩しか移動手段がないので7日間かかります。
仲間たちに惜しまれながら旅に出るのですが、出発早々いきなりモンスターに襲われます。
しかし、ボーイという犬に助けてもらい、2人は1夜を過ごして友情を育みました。


翌日、ボーイとともに出発したジョエルはモンスターの穴に落ちてしまいますが、2人の旅人に助けられます。
おっさんのクライドとミノウという少女です。
2人はプロ旅人で、モンスターのいない北の山を目指しているそうです。


ジョエルは西を目指しているのですが、途中まで同行することになり、地上で生き抜く術を教わっていきます。
数日間3人旅をして、エイミーのコロニーまであと50キロというところまで来たところで、残念ながらクライドたちとお別れです。

 

【1人と1匹と1体】


ボーイとの旅に戻ったジョエルはクライドたちから教わったサバイバル術を駆使して進みます。
ある廃村でメビウスというAIロボットと出会いました。
メビウスはエイミーと無線で連絡させてくれたり、SNSに残されたデータから亡き母の写真を見せてくれたり、スタンドバイミーを聞かせてくれたりしましたが、バッテリー切れでお亡くなりになりました。


あとすこしでエイミーと再会できるところまで来ましたが、最後の試練が襲ってきます。
クライドたちがとくに危険と警告していた女王蜂に狙われてしまったのです。
ボーイが騒いだせいで危なかったですが、クライドからもらった手りゅう弾でやっつけました。


しかしその戦いで川に入ったため、大量のヒルにたかられてしまいます。
さっきスタンドバイミーが流れたので、たぶんオマージュでしょう。
オマージュですが、股間は無事です(笑)


怒鳴ったせいでボーイがどこかに行ってしまい、今度こそ1人旅になりました。
ヒルの毒にやられて意識が朦朧としたジョエルは、倒れこんでしまいます。
そのとき、エイミーが現れ、助けてくれるのでした。

 

蟹工船


コロニーで介抱されたジョエルはエイミーとの再会を喜びます。
7年ぶりに再会したエイミーと話してみると、エイミーは7年の間に別のひとを愛し、去年失ったそうです。
ジョエルはすでにフラれていたのです。
7年もお互いに生死不明でしたからしょうがないというか、当たり前です。


エイミーの気持ちも確かめずに先走って旅をしたことを後悔したジョエルは、コロニーに残してきたみんなと連絡を取りました。
コロニーは何度かモンスターが侵入されるなど、危険な状況に陥っています。
みんなのことが心配になったジョエルは元のコロニーに帰り、北の山に連れて行くことを決心しました。


さて、なにやらこのコロニーが騒がしいのですが、その理由は助けに来てくれた船に引っ越しするためです。
オーストラリア海軍に所属していた船長はコロニーのみんなに酒と食糧を振舞いますが、それは罠でした。
船長が提供したベリーの毒にやられてコロニーのみんなは倒れてしまいます。


船長たちの目的は食糧や物資の略奪と、船の動力に使っている巨大カニにエサを与えることでした。
エサにされそうになったジョエルですが、こちとら1週間外の世界で生き抜いてきたサバイバーです(ほぼ戦ってないけど)。


勇敢に戦っていたところ、ボーイが助けに来てくれました!
ですが、ただの子犬なのでべつに役には立ちません(笑)


船長の部下が落としたグレネードランチャーを手に入れましたが、ジョエルは撃つことを躊躇します。
船長に電流で言うことを聞かされているカニに同情して、鎖を撃って解き放ってあげました。
解放されたカニはこき使ってくれた船長たちをおいしく食されるのでした。

 

【北へ】


こうしてエイミーのコロニーを救ったジョエルは元のコロニーに帰ることにしました。
以前と違って頼れるサバイバーに成長したジョエルに惚れなおしたエイミーは熱烈なキスをします。
そして「今度は私が探し出す」と再会を約束し、2人は別れました。


元来た道をまた1週間かけて戻ったジョエルは懐かしい仲間たちと再会し、北へ向かうことにします。
その前に自分が地上を生き抜いた経験を無線で語り、生き残りのみなさんに地上のすばらしさを伝えます。
かっこいい言葉ですが、だいたいクライドとミノウの台詞のパクリです(笑)


無事、北の山にたどりつき、このメッセージを聞いていたクライドとミノウが台詞の著作権を主張して終わりでございます。

 

【まとめ】


たくさんモンスターが出てきたけどモンスターでもなんでもないヒルがいちばんグロかった度☆☆☆☆☆
むしろ他のモンスターは「かわいい」までありました。
ヒルはほんと勘弁してください……。
あの生物、いったいどういう進化をたどったら生まれるんでしょうか……。

 

ゴキブリをださない良心がすばらしい度☆☆☆☆☆
「昆虫モンスター出すぞ!」と意気込んでゴキブリに飛びつくクリエイターは、人の心がないと思います!
いまやっている人がいたら考え直してください!

 

もう書くことない度☆☆☆☆☆
「すっげーおもしろかった!」とか「なにこのクソ映画!?」とか、そういう熱を生み出すような内容ではなかったですけど、けっこう楽しめました。
いいポップコーンムービーだと思います。

以上です。