『ものがたりいちば』

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ドラマ『暗黒と神秘の骨』シーズン1-2「光に潜む闇」ネタバレあり、あらすじと感想

Netflixオリジナルのファンタジードラマです。

目次です。

 

 

【アリーナ、太陽の召喚者として正式認定される】


前回、アリーナは光を放ってヴォルクラを消滅させて、高速船を救いました。
その光景を多くの乗組員が見ていたため、アリーナは西ラブカ第2軍の将軍『闇の主』キリガンのもとに呼び出されます。


キリガンはアリーナに「どこでグリーシャ(魔法使い)の試験を受けた?」と尋ねました。
子どもの頃、アリーナはうっすらと「自分が特別である」と気づいていたので、マルと引き離されないようにグリーシャのテストから逃れていたのです。


キリガンがアリーナの腕に傷をつけると、光の柱が立ちました。
やはりアリーナは『伝説の太陽の召喚者』だったのです。


太陽の召喚者はラブカにとっての希望、敵にとっての脅威なので、命を狙われることになります。
キリガンはただちにアリーナをリトルパレス(王宮)に送還することに決め、護衛隊とともに送り出しました。


しかしこの動きを敵が察知していたました。


敵国フョーダ軍の精鋭部隊が護衛隊を襲撃し、多くの兵士が倒され、アリーナの身にも危険が及びます。
そのとき、キリガン将軍が駆けつけて、闇の魔法で敵を瞬殺しました。


「どうせ来るなら最初からあんたが連れて行けよ!!!」という兵士たちの心の声が聞こえてきます(笑)
キリガンに連れられてリトルパレスに到着したアリーナは、王宮の一室に軟禁されてしまいました。

 

【グリーシャと非グリーシャ】


いっぽう、アリーナが連れて行かれるのを見たマルは、第1軍の将軍に「仲間を助けるために隊を出してください」とお願いします。
しかし、第1軍の将軍は「グリーシャは第2軍所属だから、もううちの軍とは無関係だ」とつっぱねます。


どうやらグリーシャと非グリーシャの間には根深い溝があるようです。
グリーシャで編成されている第2軍は割り当てられる食糧も豊富、兵士も大事にされていますが、非グリーシャで編成されている第1軍の兵士は使い捨てにされているのです。


グリーシャと非グリーシャの兵士の価値差はかつて『50:1』とされていました。
ライフルなどの近代兵器の開発により、その差は『24:1』にまで縮まりましたが、依然として非グリーシャが冷遇されていることには変わりありません。
いまのところ、グリーシャ兵にそこまでの有用性があるようには見えないんですけど(笑)


マルは軍を脱走してアリーナのもとに駆けつけようとしますが、戦友に説得されて思いとどまりました。

 

【カズの長い夜】


ケテルダムでは、カズがドレイセンに課せられた「影だまりを渡る方法」を探しています。
自分の経営するカジノで、カードカウンティングで荒稼ぎしていた女に目をつけて尋問したところ、その女は東ラブカからの密入国者でした。


密入国を手引きしている『案内人』と呼ばれる人物の手がかりを求めて、サーカスの芸人のもとを訪れます。
その芸人はカズの部下イネジャと同じくヘリーンという奴隷商人の所有物でした。
イネジャはヘリーンに命じられて、ある人物を殺しに行くのですが、その人物こそ案内人だったのです。


イネジャを止めたカズは、ヘリーンに貴重な品を渡してイネジャの身柄を引き受けるのでした。

 

【感想】


「グリーシャ兵たいして強くない説」ががぜん有力になってまいりました。
ちょっと火をおこしたり、風を吹かせるだけの魔法使いに一般兵24人分の価値ありますかね???
機関銃が発明されたら一気に無価値になりそうです。


なぜかグリーシャが過剰評価されているのは、東ラブカを支配しているのがグリーシャだからでしょう。
ならば近代兵器の出現はグリーシャにとって不都合ですから、発明家のみなさんの身の安全が心配です。


ケテルダムのシーンで、「なぜヘリーンは案内人を殺してカズの邪魔をしたかったのか?」がよくわかりませんでした。
イネジャの代金を払わないカズに嫌がらせをしたかったのでしょうか。
それとも「影だまりを渡る方法」が知れ渡ると困る事情でもあるのでしょうか。
まだよくわかりませんが、ケテルダムのターンは尺稼ぎっぽさを感じてしまいました。


いまのところ「おもしろい!」と「なんかちがうかも……」の中間点あたりをうろうろしている感じです。
やっぱウィッチャーみたいな神ドラマはそうそうないもんですね~。
以上です。