『ものがたりいちば』

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ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン10-22「ここにニーガンあり」ネタバレあり、あらすじと感想

最終シーズン11へ向けての追加エピソードの最終話です。

 目次です。

 

【あらすじ】


マギーがアレクサンドリアに帰ってきたことで居づらくなったニーガンはキャロルに相談します。
キャロルはニーガンを町の外に連れ出し、ある建物に案内しました。
するとそこにはダリルとキャロルが前もって運んでおいた生活のための物資が整っていたのです。


「委員会の決定で町から追放することになった」
とキャロルが説明すると、ニーガンは「委員会の決定か?キャロル政権の決定じゃないのか?」とキャロルの独裁を揶揄します。
ニーガンを独房から出して囁く者に潜りこませたのもキャロルの独断でしたからね。


1人になったニーガンはその夜、暖炉の前で酒を飲みながら自分と対話します。
エピソード20に引き続き妄想パートとなっております(笑)


翌日、釘バットの『ルシール』を探しに7年前リックと最終決戦をやった場所に赴き、そこらじゅう掘り起こして回ります。
その結果、奇跡的にルシールを発見しました。
ルシールと再会したニーガンは過去を思い返します。


12年前の世界崩壊直前、ニーガンは妻ルシールの友人と浮気をしていました。
ルシールがガンを告知された瞬間にも……。
そのことを悔いたニーガンは世界崩壊後も医者から指示された投薬による化学療法を続けていました。


薬を低温状態で保存しなければならないので発電機を回すために、日々ガソリンを探してまわります。
近辺のガソリンを取り尽くしたせいで遠くに行かなければならず、帰りが遅くなってしまうニーガンにルシールは「もういいからそばにいて」と頼みます。


それでもあきらめようとしないニーガンでしたが、ある日ガソリンが切れて発電機が止まり、薬がダメになってしまいました。
近くにキャンピングカーで移動している医者がいるので、ニーガンはそこに薬をわけてもらいに行くことにします。


6週間後、ニーガンはキャンピングカーを発見し、脅して薬を奪おうとしますが、医者の娘に木製バットで殴られて昏倒しました。
目覚めたニーガンに医者は食事を提供し、さらに望みの薬を分けてくれます。
しかも近辺にギャングがうろついているので、武器を持たないニーガンを心配してバットをくれました。


この善意マックスの行動に感謝して帰り道を急ぐニーガンでしたが、案の定ギャングに捕まりバーで拘禁されます。
「低温保存が必須の薬があるなら、もっと貴重な物資があるはずだ」
と思ったギャングはニーガンを尋問し、医者の居場所を吐かせようとします。


恩を仇で返したくないため1度は嘘の場所を教えたニーガンですが、その嘘は通じず「目の前で薬を捨てるぞ」と脅されました。
やむなく医者の場所を教えると、ギャングどもは医者親子を拉致して戻ってきます。


解放されたニーガンは急いで家に帰りましたが、ルシールはすでに薬を過剰摂取して自殺し、ウォーカーと化していたのでした……。
失意のニーガンは家を焼き払い、バットに鉄条網を巻いていきます。


ギャングの根城のバーに舞い戻ったニーガンは見張りを不意打ちして頭をバットで叩き潰しました。
そいつから奪った銃で他の見張りを撃ち殺し、手下どもを一掃します。
残ったボスを医者との連携で倒し、縛り付けた後、長い昔話をして死体蹴りしました(笑)
こうしてニーガンが生まれたのでした。


回想が終わるとニーガンは「バットに君の名をつけてごめんよ、愛してる……」と言って、暖炉に『ルシール』をくべて燃やします。
過去にふんぎりをつけたあと、ニーガンはアレクサンドリアに戻りました。


キャロルから「彼女(マギー)に殺されるわよ」と忠告されますが、ニーガンの意志は固いです。
なのでキャロルも「まあそうなったらそうなったでいいか」と満面の笑顔ですw
他人のいざこざを調停するのがめんどくさくなったのでしょう(笑)
ものすごい顔でにらみつけてくるマギーにかつてのような余裕の笑みを見せて帰還を果たすニーガンなのでした。

 

【感想】


めでてぇ!
7年間も地中に埋められていた木製バットが朽ち果てていませんでした!(笑)
やってみたことないんですけど、ふつう土に還りませんかね?
それともヴァージニア州には土に微生物が存在しないのでしょうか?
まあどうでもいっか!


これで追加エピソードも終わりなのでシーズンを振り返ってみます。
シーズン11に向けて不和の種をたくさんまいた感じで、ストーリー自体はそんなに進まなかったと思います。


新たな敵組織『収奪者(リーパー)』や『教祖を中心とした狂信者の集団』や『ストームトルーパーみてえな武装軍団』などの存在が明らかにされましたが、詳細はほぼ出ず……。
リーパーと狂信者が同一集団かどうかはわかりません。


追加エピソードでぽっと出のリーパーはともかく、エピソード16から引っ張ってきたストームトルーパーの情報がほとんど追加されなかったのは不満点です。
わかったことは「統制の取れた軍隊であること」くらいです。


内容が薄かったエピソード20以外は楽しめました。
シーズン11の配信は2021年8月かららしいので、グランドフィナーレを今から楽しみにしております。
以上です。