『ものがたりいちば』

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アニメ「さよなら私のクラマー」シーズン1 6話「追う者、追われる者」ネタバレあり、あらすじ感想

練習せずにリベンジを目指す斬新な物語ですw

目次です。

 

【あらすじ】


前回、高校選手権県大会を間近にひかえたワラビーズは2つの問題解決のために動きます。


1つめの問題は『インテンシティ(強度)』の高い練習状況を確保することです。
具体的には男子サッカー部と練習したいのですが、顧問の飛鳥先生に「強い男子と練習することは女子にはメリットだが、弱い女子と練習することは男子にはデメリットしかない」とド正論をかまされて、説得できずにいます。


田勢恵梨子を中心とした2年生は説得をあきらめ、色仕掛けや脅迫などの策略を用いてなんとか合同練習を認めてもらおうとしますが、うまくいきません。
どん詰まりの状況ですが、ここでいつも競馬雑誌ばかり見ている顧問の深津先生が恵梨子たちを見かねて動きます。


飛鳥先生がフィットネスクラブでキャバ嬢といちゃつく写真を盗撮し、それを飛鳥先生の片思い相手の尾野真千子先生に見せると脅迫したのです。
尾野真千子って、どういう名前しとんねん(笑)


飛鳥先生はこの脅迫に屈して、紅白戦のときに余った部員を貸し出すことを約束します。
結局、「男子にとって女子と練習するメリットがない」という論を覆すことはできませんでしたが、余った男子部員も強度が下がるとはいえ練習できることはメリットなのでウィンウィンの結末となりました。


いっぽう、もう1つの問題『コーチの奈緒子が用意した痛すぎるデザインのユニフォーム問題』を解決するために希たちメインキャラ組は商品券を目当てにフットサルの大会に臨みます。


現地でスカウトした久乃木学園の井藤と佃とともに、順調に勝ち上がっていきます。
寄せ集めとはいえ、年代別代表の曽志崎、名門久乃木のエース井藤、そして主人公(笑)の希を擁するワラビーズは観客を魅了する華麗なパスワークを見せます。


この大会にはワラビーズの他にもハイリーズという有力チームが参加しています。
中学時代井藤と佃と同じチームにいた九谷がリーダーを務めるチームです。
九谷は井藤にライバル意識を燃やし、ばりばりに煽ってきました。


順当に勝ち上がった両チームは決勝で激突します。
ライバル意識むきだしの九谷は反則すれすれのタックルを繰り返しました。
このラフプレイには観客のみなさんも不満をもらします。


なぜ九谷が激しいフィジカルコンタクトを繰り返すのかというと、じつは九谷はボールの扱いが下手で、フィジカルの強さに活路を見出しているからでした。
小さなころからへたくそへたくそと言われてきたので、希や井藤のようなテクニシャンに反感を抱いているのです。


対する希も男子のチームでプレイしていたので「フィジカルが弱い」と言われ続けてきました。
露骨なフィジカルアピールをされて切れちまった希は九谷のマネをして体当たりで応酬しますが、ふつうにファールを取られてしまいます(笑)


九谷の「当たりは激しいけど、ぎりぎり反則じゃない」というフィジカルコンタクトの技術が優れていたのでしょう。
結局、自分のプレイを貫いた九谷が決勝点を決め、ハイリーズの優勝で大会は幕を閉じました。


負けはしましたが、準優勝の賞が商品券3万円分だったので、ユニフォーム問題にも目途がつきました。
ということで、ワラビーズはコーチの奈緒子(なにもしてない)とともに荒川の河川敷までランニングします。
新しい練習場を目にして、県予選へのモチベーションを高めるワラビーズなのでした……。

 

【感想】

いや、練習しろよ(笑)
スポーツものでぜんぜん練習しない、は新しいですね。
もうここまできたらこのまま練習なしで大会を駆け上がってもらいたいものです。


あと、今回も奈緒子がなにもしませんでした。
初の練習で「ミスに対して罰を与える」という現代のコーチングの潮流とは真逆のコーチングスタイルを披露しましたが、このひとは指導者としてなにをするつもりなんでしょうか(笑)


さすがに次回は練習すると思うので、奈緒子の指導者として優れた面を見てみたいです。
……やるよね、練習?

……やらなくてもいいかも?
以上です。