『ものがたりいちば』

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アニメ『さよなら私のクラマー』シーズン1 8話「追いかけてくる過去」ネタバレあり、あらすじと感想

指導者を掘り下げる回ですね。

目次です。

 

【あらすじ】


前回、睡眠不足でチームの足を引っ張った恩田希は、コーチからリーグ戦2戦目の出場停止処分を言い渡されました。
今回、もう2戦目は終わってます。
すごく話がはやいですね。
足を引っ張るやつがいなかったので、無事勝利したようです(笑)


主人公なのに1試合目では足を引っ張り、2試合目は欠場と影が薄い恩田ですが、3試合目に勝利して決勝トーナメント出場を決めるために気合十分です。
というわけで体育のソフトボールの試合で全力を出します(なんでやねん)


対戦チームの投手白鳥がライズボールやスプリットを駆使するソフトボールガチ勢だったことで、恩田はますます闘志を燃やしますが、スイングがへぼくてバットがボールにかすりもしません。
そこで恩田は球を足で蹴り返すという画期的な方法で対応します。
その結果、当然のごとく足を打撲しました(笑)


怪我したことを申告すれば試合から外されてしまうかもしれないので「奈緒子コーチや監督には黙って3試合目に出場する」という、アンチチームプレイを披露します。
しかし、怪我の痛みに耐えながらのプレイだったので、1試合目と同じく精彩を欠いてまた足を引っ張ります。

 

中学時代、試合に出してもらえなかった原因が「自分勝手でチームのことを考えないから」というのはもう確定的に明らかですので、中学時代を描く映画版はたぶんそういう内容だと思います(ネタバレ予想ごめーん!)

だとしてら、成長してないことになっちゃうんですけど(笑)


奈緒子コーチは「また寝不足などのコンディション調整不足」と勘違いして交代させようとしますが、深津監督が止めました。
怪我を見抜いている深津監督は恩田を呼び、怪我の後遺症の恐ろしさを説いたうえで「ワンプレイだけしていい」とプレイ続行を許可します(なんで?)


その言葉で自分を取り戻した恩田は怪我をした足でボールを蹴り抜き(!?)鋭いスルーパスを前線に送り、そのボールを見事白鳥が決めることで先制点を奪取しました。
あれ、白鳥サッカーもうまくない?(笑)


恩田が途中交代したあとワラビーズは奮闘をつづけて4-3で勝利し、決勝トーナメント進出を決めるのでした。
決勝トーナメントまでの短い準備期間、ワラビーズは不審者と出会います。
不審者と思ったら元日本代表選手の高萩でした。


高萩は先輩の深津監督に会いに来たのです。

きたついでにワラビーズをコーチするのですが、これが奈緒子とは比べ物にならないほど的確な指示でした。
高萩がきた理由は敬愛する深津にフットボールへの情熱を取り戻してほしいからです。


かつて年代別日本代表に選ばれるほどの選手だった深津は練習中の故障で引退を決意します。
つぎにはセミプロチームの指導者として情熱を燃やすのですが、指導方針をめぐって選手たちと対立し、クビになりました。
そういう経緯で弱小高校の女子チームの監督に流れ着いたのです。


高萩は深津が情熱を失ってしまったのではないかと吐露しますが、恩田がそれは違うと否定します。
今でも深津がフットボールへの情熱を失っていないと断言する恩田を見て、高萩は「この子たちなら先輩を引き戻してくれるかもしれない」と期待するのでした。

 

【感想】


2試合目がカットされるという意外な展開でした。
いきなりソフトボールが始まったので、間違えたかと思って思わずブラウザバックしてしまいました(笑)


怪我をしている恩田が「ベッケンバウアーが肩を脱臼してもピッチに立ち続けたこと」を例に出して居座ろうとしましたが、ベッケンバウアーなら試合前の故障を隠さないでしょうし、試合中でも足を怪我したらさすがに引っ込んだと思います(笑)


ぽっと出の高萩が高い指導力を見せたことでますます奈緒子の指導力のなさが浮き彫りになってしまいました。
奈緒子もっとがんばってどうぞ!

あと、深津監督の指導力もだいぶ怪しいと思いました。

「故障が原因で引退することになった」のに、恩田をすぐに下げなかったのは不可解です。

ワラビーズは2人の指導者の指導力が怪しいので、この先勝ち抜くには、選手はもちろん指導者の成長が必須となるでしょう。
以上です。