『ものがたりいちば』

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アニメ『パシフィック・リム 暗黒の大陸』シーズン1-5「脱出計画」ネタバレあり、あらすじと感想

Netflixオリジナルアニメです。

 目次です。

 

【あらすじ】


前回、テイラーたちは武装キャンプ・ボーガンのリーダー・シェーンにイェーガーを奪われ、「日の出までに出て行かないと殺す」と警告を受けました。
もともとシェーンは用済みのテイラーたちを殺そうとしていたのですが、腹心のメイが止めたので、命だけは助けたのです。


イェーガー『アトラス・デストロイヤー』に未練を残しつつも、どうしようもないテイラーたちはボーガンを去りました。
ところが、シェーンにはテイラーたちを生かして逃がすつもりなどさらさらなかったのです。
テイラーたちに肩入れするメイの手前、逃がしたように見せかけただけで、部下のビクターにこっそり後をつけて始末するように命じました。


そうとは知らないメイは、シェーンに「ジョエルにイェーガーの修理を急がせてこい。今日中に直せなければジョエルを殺す」と言われて、アトラスに様子を見に行きます。
さて、アトラスの操縦ポッドではジョエルが座りこみ、作業をしていません。


シェーンに連続ドリフトを強いられたため、脳がダメージを受けて、イェーガーの整備技術についての記憶が亡くなってしまったのです。
今日中に直せなければシェーンに殺されると知ったジョエルは「今までさんざん仕えてやったのに!」と憤慨し、逃走を決意します。


いっぽう、テイラーたちは追ってきたビクターに銃を突き付けられピンチに陥ります。
ピンチというか、ぼうやが撃たれてしまいました!
テイラーとヘイリーも撃たれてアニメシリーズが終わりそうになるのですが、ぼうやが背後からビクターを殴り倒したのでなんとか打ち切りにならずにすみました。


ふ~、どたまぶち抜かれたけど致命傷ですんだぜ……。
たしかにぼうやは頭を撃たれたはずですが、無傷でした。


テイラーが「きっと弾が外れたんだ」などと申しますが、ぼうやは思いっきり吹っ飛んでいたので、撃たれたことは確実です。
どうやらぼうやには弾無敵属性がついているようです。


ビクターから銃を奪ったテイラーですが、その手が震えていました。
追手に情報を与えないことを考えれば、ここでビクターを殺しておくのが最適解なのですが、まだ少年であり、人を殺したことのないテイラーには迷いがあります。
すると、メイが現れて仲間のビクターをあっさり撃ち殺しました。


「テイラーたちを生かす」というシェーンとの約束が破られたことにイラだちを見せたメイは、そのままテイラーをアトラスに連れて行きます。
このままではジョエルが殺されるので、テイラーに修理作業を手伝わせるためです。
修理作業を進めながら、ジョエルが「メイもいっしょに逃げよう」と誘い、シェーンに忠誠を尽くそうとしているメイに秘密を明かしました。


メイは「子どもの頃に家族を失い路頭に迷っていた自分がシェーンに拾われて育てられた」と認識しているのですが、それはドリフトで植え付けられた偽の記憶だったのです。
実際には「シェーンが家族からメイを無理やり奪い、自分にとって都合のいい娘に作り替えた」のでした。


にわかには信じられないメイは、ジョエルの暴露を否定します。
そのとき、シェーンの手下に捕まったヘイリーとぼうやがキャンプに連行され、輸送用コンテナに監禁されるのがアトラスのカメラ映像で見えました。
ヘイリーたちがいつ殺されてもおかしくないので、とりあえずメイが様子見をかねて時間稼ぎに行きましたが、もう時間の猶予はありません。


ジョエルが「イェーガーで妹たちを助けて逃げるべきだ」と主張するのですが、ジョエルはドリフトすればすぐに死にかねないほど脳にダメージを負っています。
そこでテイラーがソロドリフトすることになりました。
しかし、イェーガーは元来2人1組で操縦するように設計されているので、ソロで操縦すればパイロットへの脳の負荷が重くなってしまいます。


過去の記録では72人のパイロットがソロドリフトに挑み、無事に生き残ったのはたったの3人。
その3人とは『スタッカー・ペントコスト』『ハーク・ハンセン』『ローリー・ベケット』です。
ようやく実写映画とのリンクが出てまいりました。


テイラーは生還した3人の記憶を追体験することで、自分がソロドリフトに耐えられるかどうかシミュレートすることにします。
結果は、適性ありでした。
さっそくテイラーは単独でアトラスを操縦し、ヘイリーたちを救うことにします。


修理作業がまだ途中だったような気がするのですが、ここは物語の勢い優先でしょう!


アトラスが起動したことでメイの裏切りに気づいたシェーンは、手下にアトラスを倒すことを命じます。
で、手下たちは命令通り巨大ロボットに通用するわけもない豆鉄砲を撃ちまくります(笑)


正直、シェーンも手下もアホ臭いです。
アトラスなんてほっといて、とっととヘイリーたちを人質に取れば、テイラーは従うしかなかったのですから。


しかし、ヘイリーたちの監視を命じられた手下まで気分よく豆鉄砲を撃っていたので、テイラーは気兼ねなく手下どもを蹴散らします。
ついでにシェーンを踏みつぶそうとしましたが、メイがかばったのでやめました。
ヘイリーたちが監禁されていた輸送用コンテナを持ち上げて、アトラスに収容、救出に成功しました。


テイラーが誘うと、メイもシェーンのもとを離れる決意をして、アトラスに来ます。
ソロ操縦の負荷のせいでテイラーが限界を迎えていたので、ヘイリーとメイがブレインハンドシェイクして操縦を引き継ぐことに。
前回テイラーとメイがブレインハンドシェイクするときにはかなり手間取ったのですが、ヘイリーとメイは瞬時に同調できました。


ようやく豆鉄砲では効果がないと気づいた連中がロケット弾を使い始めますが、時すでに遅しです。
アトラスはキャンプを破壊し、追跡ができないように車もぶっ壊して去りました。
火の海となったキャンプで、シェーンは立ち尽くすのでした。


逃げたテイラーたち一行が休息を取っていると、メイの無線にシェーンから連絡がきます。
メイのかわりにジョエルが応答すると、無線機が爆発してジョエルの頭は吹っ飛ばされてしまいました。
映画と違ってひたすらダークな展開を見せたところで、今回は終わりです。

 

【感想】


シェーン、殺意高すぎぃ!!
部外者のテイラーたちはともかく、ジョエルみたいに忠実な手下をぽんぽん殺していたらあっという間に人材不足になって組織が崩壊しそうです。


最初はシェーンをなんとなくドラマ『ウォーキングデッド』のニーガンっぽい支配者と思いましたが、同じ恐怖政治でもニーガンは終末世界では入手しづらい人材を重要視していたので、裏切らない限り手下を殺しませんし、ぜんぜん違いますね。
あと、ヘイリーを人質に取らなかったのはシンプルに大失策です。


冷酷な切れ者は支配者として成り立つと思うんですけど、冷酷なアホでは誰もついていかないと思うんですけど……。
脱出するときにものすごい音をだしまくっていたので、耳のいいコッパーヘッドが寄ってきてシェーンを潰す流れかと思いましたが、そんなことはありませんでした。


ぼうやが銃で撃たれても無傷でした。
パシフィック・リムの世界観では「人間が超能力バリアを使う」というのは考えづらいので、わたしのなかでぼうやの正体は2択です。


1:ぼうや、アンドロイド説
2:ぼうや、怪獣の遺伝子と掛け合わされて生まれた怪獣人間説


登場時に水槽に入っていたので、アンドロイドの線は薄いと思います。
やたらとなんでも捕食しようとする習性から、「ぼうやは怪獣人間」である可能性が高いでしょう。
以上です。

実写映画の記事はこちらです。

 

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