『ものがたりいちば』

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アニメ『さよなら私のクラマー』シーズン1 12話「野心と選択」ネタバレあり、あらすじと感想

奈緒子の成長を見守るアニメの感想です。

 目次です。

 

【あらすじ】

前回、ハーフタイムに深津監督からかけられた「26番をぶっちぎれ!」というアドバイスで主人公恩田が地蔵から卒業してスーパープレイを披露しました。


これに勢いづいたワラビーズは押せ押せムードになり、浦和のゴールに迫ります。
しかし、相手は埼玉県の絶対王者浦和邦成。
ゴール前でチャンスを迎えた恩田のまえに浦和のディフェンダー安達太良が立ちはだかります。


デカい!
しかもなんか怖い!
これにビビった恩田がぼっ立ちになってしまい、ボールを奪われます。


すると浦和はそこからカウンターによる速攻を展開し、ワラビーズのゴールに迫りました。
ラストパスを受けたのは、なんと安達太良です。
さっき自陣ゴール前でボールを奪った選手が敵のゴール前に走りこんでいたのです。
なんというスピード……。


こうしてワラビーズのゴールは割られてしまいました。
1点取られてしまいましたが、まだ時間は20分近く残っていますし、ワラビーズの士気は下がりません。


しかし、ここで浦和の監督が動きます。
安達太良を積極的に攻撃に参加させる戦術へと変更したのです。
追加点を取って、相手の心を折るつもりなのでしょう。


ゴール前に高速で走りこむ安達太良を2人ではさんで守備しようとするワラビーズですが、すごいパワーで強引に突破され、2点目を献上してしまいます。
デカい、速い、強い、これもう抑えるの無理でしょ……。
なんなら雑に放りこむパワープレイやられるだけで詰みそうです。


2点目を取られたことで、浦和の監督の思惑どおりに心を折られた者がいます。
コーチの奈緒子が「負けたわ……」と心のなかでツイートしました。
ま~た1番最初にあきらめたwww


このポンコツコーチと違って選手たちは立派な態度を取ります。
キャプテンの田勢がチームメイトを鼓舞したのです。
この頼もしい振る舞いに、みんなはモチベーションを取り戻しました。
それを見て、奈緒子は「わたし、指導者失格かも……?」と最速であきらめていたことをマネージャーに自白します。
かもじゃねえって(笑)


2点差、残り時間ほとんどなし、最悪の状況でもワラビーズは勝利を目指すのでした……。

 

【感想】

サッカーには「2-0が(勝ってる側にとって)もっとも危険なスコア」という格言がありますね。
たぶん、みんななんとなく言ってるだけだと思うんですけど(笑)
理屈としては1点取り返されたら、焦ってプレイが乱れるからというものですけど、2点差つけられてるほうがきついに決まってます。


2018年のワールドカップで2-0をつけていた日本代表があっという間に3点取られて敗退したベルギー戦のような例があります。
けど、ベルギー戦の逆転劇は「リードされていたのが格上だった」のです。
リードされているのが格上か格下か、というのは重要じゃないかなと思います。
ワラビーズの場合格下なので、この格言の適用は難しそうです。


今回も奈緒子が笑いを届けてくれました。
2点目を取られた瞬間にあきらめたのはともかく、それを生徒にもらすのはマジでやばいと思います。
「すぐあきらめる」「不安を打ち明ける」
そんな指導者を信頼するのはむずかしいでしょう。


いちおう「指導者失格かも……」と自覚が芽生えたのは成長かもしれませんが、『かも』ですからねー。
失格だよ(笑)
奈緒子には成長せずに笑いを届けてほしいと願っています!
以上です。