ドラマ『暗黒と神秘の骨』シーズン1-3「内に秘めた力」ネタバレあり、あらすじと感想
目次です。好きなところから読めます。
【アリーナ、自滅する】
前回、アリーナはラブカ国の王宮リトルパレスに連れてこられました。
生まれて初めての個室で夜を過ごしますが、広すぎて落ち着きません。
翌朝、テイラーのグリーシャのソフィがやってきて、アリーナの身だしなみを整えてくれます。
なんと国王ピョートルと女王と謁見することになりました。
兵士の帽子がロシアっぽいし、国王の名前もロシアっぽいです。
キリガン将軍とともに謁見の間に赴いたアリーナは国王に力を示すことになり、キリガンが生みだした闇を光で払いました。
思わず国王は玉座から立ち上がり、見守っていたグリーシャのみなさんも笑顔になります。
待ち望んでいた太陽の召喚者ということで、新参グリーシャのアリーナはおおむね温かく迎え入れられました。
ただ1人ゾーヤには皮肉を言われます。
ゾーヤは1話で「戦の前にムラムラきたから」と初対面のマルをベッドに誘っていた豪のものです。
キリガン将軍が好きなのでアリーナに対抗意識を燃やしているようです。
ともかく正式にグリーシャとして認められたので、訓練に参加します。
魔法使いの訓練ですから、さぞおもしろいものが見れるだろうと思ったら、ふつうに格闘技の訓練をやっています(笑)
「格闘技の経験はあるか?」と聞かれたアリーナは「ある」と答えました。
マルから格闘技を聞きかじったことがあるようですが、ちょっと拳の握り方を知っている程度で経験者ぶるとはなかなかいい度胸してます。
目立ちたくないんじゃないの?(笑)
これを教官が真に受けたため「ちょっと好きなやつ選んでやってみせろ」ということになり、組手の相手にゾーヤを指名します。
わざわざ対抗意識を燃やしているやつをご指名とは、なかなかいい度胸してます。
目立ちたくないんじゃないの?(笑)
いい感じでお友達になってくれた子たちとイチャついておけばいいのに、どうやらアリーナはガチ勢のようです。
10歳から格闘技をやっているだけあってゾーヤはさすがに強く、拳の握り方を知っている程度の初心者アリーナでは歯がたちません。
いい感じにコンボを決められて地面に組み伏せられてしまいます。
それも2回も。
「あれ……もしかしてこいつ素人なんじゃね……?」と教官や訓練生たちにアリーナ素人疑惑が生まれるなか、勝手に追い詰められてきたアリーナは疑惑を払しょくしようとしてゾーヤを後ろからぶん殴りました。
ナイスフック!じゃなくて、訓練なんですけど(笑)
転校初日に気に入られようとして話を盛ってしまって、焦ってさらにやらかすパターンです。
この卑怯な不意打ちにもちろんゾーヤがキレちまいます。
まあアレは誰でもムカつくでしょう。
キレたゾーヤは格闘技の訓練中にもかかわらずご自慢の風の魔法を披露してアリーナをぶっ飛ばしました。
一瞬失神していたアリーナが目を覚ますと、教官が「太陽の召喚者にガチでやるなよ!」とゾーヤを叱責しています。
恥ずかしくなったアリーナはこそこそ図書室に身を隠しました。
すると王の参謀が現れて、いろいろとありがたい話をしてくれたうえに、本をくれました。
「バグラに会いに行け」と言われたので行ってみましたが、「自分自身を信じられるようになったらまたこい」と追い返されてしまいます。
豪勢なディナーに大喜びしますが、上官から「ちんたら食ってないで訓練しろ!」と怒られてシュンとします。
たぶん上官は教官から「あいつ素人なのに経験者ぶったぜ」と聞いたのでしょう。
だいたい自分で招いた失敗だったのに、「やっぱ集団生活すると私なにも悪くないのにイジメられてきちーわ」と微妙に事実を捻じ曲げた手紙をマルに書くのでした。
謎のハッタリかましたのもゾーヤにケンカを売ったのもおまえだろ(笑)
【カズ、東へ】
西ラブカでは前回『案内人』を手に入れたカズたちが影だまりを渡る算段をしています。
カズは「アリーナがリトルパレスに入った」とすでに知っていました。
その情報はどうやって影だまりを渡ったんですかね?
電話かな?
けっこう文明が発達してるので電話くらいありそうです。
たとえ東に行けても守りの固い王宮からアリーナをさらうためには手引き者が必要です。
その手引きができるニーナというハートレンダーと合流しようとしましたが、ニーナはすでにフョーダ軍の特殊部隊に連れ去られた後でした。
王宮からアリーナを連れ去る人材の入手に失敗したわけですが、カズは「とりあえず東にいってみる」と方針を変えません。
カズは手下のイヌジャとジェスパーと手分けして、案内人から調達を求められたものを探しにいきます。
「寄り道すんなよ!」とカズに釘をさされますが、ジェスパーは音速でカジノに寄り道しました。
そして軍資金を光速でスってしまいます(笑)
必要なものを調達したカズ、イヌジャ、案内人は合流したのですが、ジェスパーが戻ってきません。
負けがこんで熱くなっちまったようです。
しょうがないのでとりあえず渡る準備を整えながら待つことに。
案内人はカズたちを汽車に案内しました。
なんと汽車で影だまりを渡るのです!
だれがレールを敷設したのかめちゃくちゃ気になるところです。
さて、遅れていたジェスパーが戻ってきましたが、武装した男たちに追いかけられています。
ギャンブルでスったので、石炭を盗んできたせいです。
案内人が急いで汽車を発進し、一行は影だまりに突入しました。
しかしジェスパーが調達した石炭の量が足りないため速度が上がりきらず、ヴォルクラにからまれてしまいます。
大ピンチですが「ヘマをしたつけを払うぜ」と言わんばかりにジェスパーが華麗な銃さばきでヴォルクラを何匹もやっつけました。
どうやら東ラブカ軍の兵士が弱すぎただけで、ちゃんと銃弾で倒せるのです。
そりゃ西ラブカで独立運動も起こるわけです。
こうしてあっさり影だまりを抜けたカズたちは東ラブカに到着するのでした。
【感想】
「目立つとイジメられちゃう……」とか言ってたのに転校初日に「格闘技?できるよ?」とハッタリをかましたり、王宮でただ1人敵対意識をむきだしにしているゾーヤにケンカを売ったりと、ヒロインであるアリーナの言動が不一致なのがじわじわおもしろくなってまいりました。
こいつぁ自分でトラブルを呼びこむ行動をしているのに、「イジメられたの……」とマルに泣きつく地雷女臭がぷんぷん立ち上ってます。
ギャンブル狂いでやらかすけれどもじつは銃の達人のジェスパーがいいキャラしてます。
格闘技の訓練はもういいですから、魔法をみせてください!
以上です。