『ものがたりいちば』

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ドラマ『暗黒と神秘の骨』シーズン1-1「焼けつくような閃光」ネタバレあり、あらすじと感想

Netflixオリジナルのファンタジードラマです。

 目次です。好きなところから読めます。

 

【作戦開始】


ラブカという国は中央を『影だまり』という暗黒領域で分断されています。
影だまりには『ヴォルクラ』という恐ろしい魔物が巣食っているため、東西を行き来するためには南の山から迂回しなければならず、食糧や物資の輸送、それに人の交流に大きな障害となっています。


東ラブカに生きる主人公のアリーナは、幼い頃両親を影だまりで失い、孤児院で育ちました。
同じ孤児院にいた親友のマルとともに成長すると軍に入隊して、マルは兵士、アリーナは地図製作者の役目を割り当てられます。


アリーナはラブカと敵対するシュー人とのハーフなので、軍内で「食事を配給してもらえない」などの差別を受けています。
「配給係の個人的感情で兵員が食事をもらえない」ということは軍規が徹底されていない証拠なので、弱そうな軍です。


ラブカ軍には『グリーシャ』という魔法使いが編成されています。
グリーシャにはそれぞれ固有の属性があり、固有名詞が乱れ飛びます。
さすがファンタジーです。


現状、東ラブカ軍は食糧難に陥っています。
原因はもちろん「影だまりのせいで西ラブカとの物資の輸送が滞っている」からです。
そこで高速船を建造して、影だまりを突っ切る作戦を行うことになりました。


その危険な作戦にマルが選ばれてしまい、別れることを嫌がったアリーナは軍の地図を燃やして、失われた地図の製作者として立候補します。
地図は軍事行動にとって最重要といっても差し支えないほど重要なものですが、指揮官さまがアリーナの犯行に気づかないので、その立候補が通りました。


犯人探しとか、なさらないようです。
軍内の差別を放置して、不自然な破壊工作をスルーするって、絶対この軍弱いです(笑)
アリーナと同じ隊の地図製作者たちも巻き添えで船に乗ることになってしまったので、気の毒です。

 

【出航】


兵士、グリーシャ、地図製作者を乗せた船は、影だまりに入りました。
作戦の指揮はグリーシャが執ります。


ヴォルクラは明かりに引き寄せられる習性があるので、あらかじめ火を消してから影だまりに入ったのですが、暗闇に怯えた者がランタンの明かりをつけてしまいました。
すると速攻でヴォルクラたちがやってきて、たちまち乗組員たちが襲われます。


「おら!かかってこいよ腰抜けども!」などとイキっていたインフェルノのグリーシャもあっという間にやられてしまいました(笑)


どうやら軍の上層部はヴォルクラへの対処策をなにも考えていなかったようです。
「高速船で突っ切ったらなんとかなるっしょ!」
というノリと勢いだけで出航を強行したようです。
アカンこの軍におったら死ぬで……。


なす術もなく味方がやられていく絶望的な状況にパニックになったアレクセイ(アリーナの同僚)が船から逃げだします。
マルも襲われましたが、アリーナが助けました。
ところが、今度はアリーナがヴォルクラにつかまれて、さらわれそうになってしまいます。


そのとき、アリーナが謎の光を発するのでした。

 

【西側の人たち】


影だまりの西側に位置するケテルダムという町で、ギャングのカズが儲け話を探っています。
レイセンという金持ちギャングが「影だまりを渡る船の乗組員を大金で募っている」と知ったので、どういう状況か探ることにしました。


レイセンは、影だまりを歩いて西ラブカにたどりついたアレクセイを拉致監禁していて、アレクセイが見た「なにか」を聞き出そうとしているのですが、アレクセイは影だまりで受けたショックで会話ができなくなっています。


そこでカズが連れてきたハートレンダーというグリーシャの力を借りて、話を聞き出すことに。
あのとき、アリーナが放った光に照らされたヴォルクラたちが一瞬で消滅したので、船は助かって東ラブカに逃げ帰ることができました。


なんと、アリーナは『伝説の太陽の召喚者』だったのです。


影だまりを自由に行き来できるとなれば、大儲けできます。
レイセンは口封じのためにアレクセイを殺してしまいました。
そして、カズにアリーナを連れてこいと命じるのでした。

 

【感想】


おもしろい、かどうかはまだわかりませんが、近代的な文明と魔法が入り混じっているのは興味深いです。
ただ衣装などのビジュアルはファンタジーよりも近代よりであまりピンときませんでした。
主人公が「選ばれし伝説のなんちゃら」という展開は好きなので期待したいところです。


とりあえず東ラブカ軍の上層部がアホなのはわかりました(笑)
あと、ファンタジーものの1話で毎回困るのは、飛び交う固有名詞です。
インフェルノのグリーシャって、「火の魔法使い」でいいと思うんですけど!
しかし、造語がファンタジーの醍醐味!
以上です。