『ものがたりいちば』

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ウォーキングデッド:ワールド・ビヨンド3話の感想

 

 

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3話の感想です。ネタバレありです。

 

・あらすじ
四人は工場の屋上で夜を明かしました。
アイリスが目を覚ますと、ホープがいません。無線に通信が入ります。
どうやらホープは早起きしてひとりでサイレンを鳴らしに行ったようです。

2話で「全員で行く」ことにこだわっていたアイリスは怒りますが、いまさら言ってもしょうがありません。

出口で合流する約束をしました。
ホープがサイレンを鳴らすまでのあいだ、残りの三人は工場内で物資を探すことにします。
ある部屋でフェリックスやハックと再会しました。
フェリックスはホープが単独で行動していることを聞いて助けに行こうとしますが、アイリスがホープとは出口で合流すると約束した、と止めます。
いろいろてこずりますが、ホープはサイレンを鳴らすことに成功しました。


五人はサイレンに引き寄せられるゾンビをよけつつ出口に向かいます。

途中で出くわしたゾンビたちはフェリックスとハックがちゃちゃっと始末します。

さすが警備隊員。

あっさり出口に到達したので、ホープを待ちます。
一方のホープはサイレンを鳴らしていた屋上からはしごで降りるときに着地をミスって足をくじいてしまいます。

ジャンプなんかするから……。
がんばって逃げますが、ついにゾンビに捕まってしまいます。

しかも二体。

一体でも倒せないのに……絶体絶命!
もうだめ、やられる!

というときにアイリスが現れました。

彼女はついに対ゾンビ槍で頭を突き刺し、一体倒します。

人生初キルです。

ところが、それを喜ぶ暇もなくもう一体にのしかかられてピンチに。
その危機を救うのはホープです。

彼女も初キル達成です。
脱出寸前でまたもやピンチになりかけますが、サイラスとエルトンの地味な活躍で切り抜けます。


六人は無事脱出して、今後の方針を話し合います。
フェリックスは近くのオマハシティに行って、そこから輸送バスでキャンパスコロニーに帰ることを主張しますが、アイリスは断ります。

ニューヨークに行く意思は固いようです。

ホープ、サイラス、エルトンの三人も今回の件を乗り切ったことで自信がついたのか、ついていくようです。
子どもたちを放って帰るわけにもいかないので、フェリックスはとりあえず同行することにします。

道中で説得して連れ帰る方針に変えました。
とはいえ、どっちにしろ物資を補給しなきゃいけないので行先はオマハシティです。


場面変わって、市民共同体軍のアジトらしき部屋。
クーブリック中佐のもとに部下がやってきます。

部下はキャンパスコロニーの虐殺に心を痛め、本当に正しい任務だったのかと苦悩を吐露します。

クーブリック中佐はコロニーの住民たちは脅威だったと諭すのですが、部下は納得しません。
中佐は結局、部下を拘束して再教育センター(再洗脳?)みたいなところに送りました。
冷徹な処分を下した中佐は、しかし、ひとりになったあと涙を流すのでした。

 

感想とか気になったこと
・サイラスの過去
キャラの掘り下げが進みました。

サイラスはどうやらオマハシティに住んでいたようなのですが、なにか暴力事件を起こしてシティにいられなくなり、キャンパスコロニーに移住したようです。

このドラマの登場人物はみんななにかに「恐れ」を抱いているようですが、サイラスの場合自分の暴力性を恐れているようです。

今までゾンビと戦うのを躊躇していたのも、ゾンビが怖いからではなく、暴力をふるう自分に戻ってしまうのが怖かったのです。
4話の舞台はオマハシティだと思うので、なにをやらかしたのか明らかになるでしょう。


・アイリスとホープ
ホープがアイリスに恐ろしい夜の出来事(ママが撃ち殺され、その犯人を少女ホープが撃ち殺した)をカムアウトしましたね。

ホープの「恐れ」はパパがいなくなることと、真実を知ったアイリスに嫌われることだったので、ひとつ恐れを克服したことになるでしょう。
アイリスの「恐れ」はいまいちわかりません。

パパの危機を救うために行動しているのですが、繰り返し見る悪夢はママのゾンビの夢です。

というか自分のせいでママが死んだという思いこみが彼女の恐れだったのなら、今回のホープの告白で払拭されたことになるので、無敵化まであるかもしれません。


・20万人も生き残っているだと!?
どうやら市民共同体軍が守護しているコミュニティには20万人も生き残っているようです。

すげぇアメリカ中部……。

東海岸の人たち(ウォーキングデッド本編)とか南部の人たち(フィアー)は、サバイバル力が低かったのかな?
にしても1万人もの市民をよくわからん理由で虐殺できるほど余裕のある数じゃないですよね。

現在の日本に換算すると600万人の労働者がいっぺんにいなくなるわけですから、経済崩壊不可避でしょう。


・クーブリック中佐の涙のわけ
なんでなんで?
ぽっと出てきて一万人虐殺とか、シリーズでもダントツに冷酷な極悪人なのに、急にどうしちゃったの?
じつは、キャンパスコロニー虐殺にはやむにやまれぬ理由でもあるのでしょうか?
気になるところです。

 

4話の見どころはサイラスの過去と虐殺の理由、ってところですね。
いまのところ、とくにおもしろいと思ってません(!!)。
――今回の四人組の討伐数2。累計討伐数2。

 

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