アマゾンオリジナルビデオです。
ネタバレあります!ご注意を!
今回も景気よく死体の山が築かれていきます。
ユートピアに触れた者はみな死ぬ……。
ユートピアに触れた者と関わりのあった者もみな死ぬ……。
これはもうユートピア自体がウイルスみたいなものですね。
ウイルスといえば、コミコン大量殺人事件と並行して、全米各地で謎の感染症が流行の兆しを見せています。
ジョン・キューザックが社長を務める製薬会社が開発した謎肉を食べた子どもたちがつぎつぎと発症しているのです。
これがユートピアが予言したことなのでしょうか?
前回は偶然助かったサマンサたち(ウィルソン、イアン、ベッキー)は、ウィルソンの家に行きました。
ウィルソン家には終末に備えた地下シェルターがあり、そこでユートピア談義をします。
サマンサとウィルソンは完全に陰謀論者で、意気投合します。
イアンは陰謀論否定派で、ベッキーは中立の立場です。
コミコンの会場でなにが起こっているのかもわからずに朝までユートピア談義をしました。
ウィルソン以外の3人は眠気覚ましのコーヒーを飲みに、近所のダンキンドーナッツに繰り出します。
ウィルソンが行かなかった理由はコーヒーがCIAの尋問に使われるからだそうです(笑)。
とことん陰謀論者だなw
この判断がウィルソンに悲劇をもたらしました。
例の2人組の殺し屋がベッキーのスマホのGPSを追ってやってきたのです。
殺し屋としてもまさか地下シェルターにいるとは思わず、とりあえず母屋のほうを訪れました。
ガス会社の職員をよそおって、ウィルソンの家族をつぎつぎと殺人ガスで殺していきます。
小さな子どもまで容赦なく皆殺しにしました。
そしてついに地下室のウィルソンに手が伸びてしまいます……。
ウィルソンは知るはずのないユートピアのありかやグラントの居場所、ジェシカ・ハイドの居場所を尋問されますが、答えられません。
目に塩を塗りこまれたあと、漂白剤を流し込みまれます。
殺し屋たちは容赦がなく、ウィルソンの左目をえぐってしまいました。
主要キャラが2話でいきなり目をえぐられるとか、なかなかハードなドラマですね……。
上司っぽいほうの殺し屋がベッキーを追い、部下っぽいほうがウィルソンを始末するために残ります。
しかし、ウィルソンは隙をついて手錠抜けの技を使い、銃で殺し屋に立ち向かおうとします。
でもさっき片目を失い、さらに漂白剤の影響で視界がぼやけているのでまったく狙いが定まりません。
終わった感マックスの状況ですが、音もなく地下室に滑り込んでくる人物がいました。
ジェシカ・ハイドです。
ジェシカは殺し屋に斧を振り下ろし、始末しました。
ウィルソンを連れ出し、地下室に帰ろうとしていたサマンサたちを拾ってどこかの家に行きました。
追跡されないように全員のスマホを焼却処分し、みんなに変装するように命じました。
テレビニュースでコミコン会場での悲劇を知ったみんなは素直に従いました。
ああ……。
かわいいサマンサがパンク娘なサマンサになってしまいました……。
この出来事にわたしのテンションがかなり下がります。
ジェシカはコミックのとおりの人物で、悪い企業に拉致された天才科学者の父親を捜しているそうです。
べつにコミックの世界から出てきたわけではなく、作者が実在の人物と出来事をもとにコミックを描いたのでしょう。
しかしこちとらオタクなのでイアンはジェシカが「コミックから出てきた」と主張していると勝手に勘違いして「ありえない!」と反発します。
ありえるよ(笑)。
他のサークルメンバーはコミコンでの大量殺人やウィルソン家を襲った悲劇を考慮して、ジェシカのことを信じますが、イアンは最後まで抵抗します。
家を出て警察に行こうとするのですが、ジェシカに銃を突きつけられてしまいます。
サマンサの必死の説得が実って、結局イアンも家に残ることにしました。
そんで、ジェシカがサマンサを撃ち殺しました!
えぇぇぇぇ……。
なんでも「リーダーは2人いらない」そうです。
えぇぇぇ……そんな理由……?
驚きました。
驚きましたけど、すぐに続きが観たくなる類のサプライズではなかったです。
オタク軍団は頼りにならないし、ジェシカは気軽に人を殺すサイコ野郎ですし、感情移入先がいません……。
ワンチャンもしかしたらサマンサが敵側のスパイで、ジェシカがそれを見破ったという裏があるかもしれません。
というか、3話でそういう理由が示されなかったらゲームオーバーです……。
助かってほしい、活躍してほしい、そういう気持ちになれないと登場人物や世界がどうなろうとべつにどうでもいいですからね……。
かなり萎えました!