『ものがたりいちば』

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ドラマ『ヴィンチェンツォ』シーズン1エピソード1 ネタバレあり、あらすじと感想(合わなかったので視聴継続を断念しました)

Netflixオリジナルドラマです。

目次です。

 

【あらすじ】


幼い頃、母親に捨てられたヴィンチェンツォは、イタリアのマフィア『カサノ家』のドン(ボスの意味)・ファビオに拾われて実の子のように育てられました。
弁護士になったヴィンチェンツォはファビオに信頼され、頭角を現し、韓国系イタリア人にもかかわらずファミリーの顧問弁護士(コンシエーレ)に上り詰めます。


しかし、恩あるファビオが亡くなり、その息子がドンの座を継ぐとさっそく命を狙われたためイタリアを出国して韓国に戻りました。
ヴィンチェンツォが韓国に戻ってきた理由は、「クムガプラザという商業施設に隠された15トンもの金塊」が目当てです。
ファミリーで働いていたとき、ファビオの知り合いの中国人に金を隠す手ほどきをしたため、金のありかを知っているのです。


空港で強盗タクシーに引っかかって金を巻き上げられるというトラブルがあったものの、クムガプラザに到着したヴィンチェンツォですが、プラザには問題が起こっていました。
財閥企業バベルが周辺地域を買収して再開発しようとしていたのです。


それによって追い出されることを懸念した入居者たちが、プラザの建て替えにも反対活動をするようになっていました。
建て替えでも再開発でもなんでもいいですが、とにかく壊さないと金を手に入れられないのです。


ヴィンチェンツォはプラザのオーナー・チョ社長とともに入居者たちを説得しました。
最初はヴィンチェンツォを疑っていた入居者たちも「再入居を約束する」と甘いマスクで言われると建て替えに同意しました。


入居者のなかには弁護士のホン・ユチャンという人物がいます。
ユチャンは恵まれない弱者を守るため活動に熱心で、大企業バベルの利益のために働く娘のチャヨンと対立しています。
じつはユチャンは殺人罪で投獄されているヴィンチェンツォの実の母の弁護人でもあります。


弱者のための弁護士ユチャン、大企業のための弁護士チャヨン、そして自分の利益のために動く弁護士ヴィンチェンツォはこうして出会いました。


住民たちの同意を取り付けたので、さっそくプラザを解体して金を手に入れたいところですが、問題が発生します。


再開発計画を進めたいバベルがヤクザを雇って権利者のチョ社長を脅迫して、売却を迫ったのです。
家族を人質に取られたチョ社長はやむなく契約にサインし、しかもその後交通事故にあってしまいました。
事故死だか謀殺だかわかりません。
というか、死んだかどうかわかりません。


権利を取得したバベルはヤクザたちをプラザに送りこみ、入居者たちに退去を迫ります。
ヤクザの暴力に怯える住人たちは押し切られそうになってしまいますが、そのとき颯爽と現れたヴィンチェンツォがヤクザのリーダーをマフィア仕込みの技でちゃちゃっとぶちのめし「ここは俺のものだ」とかっこよく言ってのけるのでした。


なお、イタリア語で言ったので、せっかくの決め台詞が誰にも通じませんでした(笑)
1話おしまい。

 

 

【率直な感想】


な、ながい……。
1話が1時間20分もあり、えらく長かったです。
『愛の不時着』を観たときにもびっくりしましたが、韓国ドラマは基本的に1話が長いんですね。


シリアスに始まったイタリア編はわくわくしましたが、帰国してすぐにチンピラに騙されて金をとられたり、入居者たちとくっそどうでもいいやりとりをしたりと、間延びした印象を受けました。
というか「コメディだったんかい」という気分です。


「横暴な財閥企業バベルと社会的弱者である入居者たちの狭間に立ったヴィンチェンツォがこっそり金塊を入手するために立ち回る」というストーリーはとても興味深いんですけど、コメディパートをカットしたバージョンありませんかNetflixさん(笑)


2話以降もすべて1時間20分程度あるようですが、このノリだと長ったらしいコメディパートが毎話ありそうです。


『愛の不時着』を2話でギブアップした理由も「時間が長いわりにコメディパートが多くて話が進まないこと」にイラついたからなので、残念ですがこのドラマもこれにて断念します。


大ヒットドラマについていけないのはとても残念です。
韓国のひとはコメディが好きなんですかね?
コメディは好きではないですが、べつに嫌いでもないありません。
「これ楽しいコメディっすよ!」
と名言して30分くらいで終わってくれるなら観たいです。


だけど、シリアス全開っぽい導入から1時間越えの上に、ストーリーの進み方が45分のドラマと同じペースなのでちょっとNetflixの韓国ドラマは苦手感が出てきました。
シリアスドラマとコメディドラマを分ければいいのに、と思いました。


韓国ドラマは料理バトルが楽しい『チャングムの誓い』以外すべて合わなかったので、もはや手を出すことすら恐れるレベルです。
韓国映画は抜群にいいんですけどね~ドラマは苦手っすわ~。
以上です。