説明不要のアカデミー賞受賞作!
・序盤のかんたんなあらすじ
スラム街の半地下で暮らす4人家族のキム家は全員失業しており、ピザ屋の宅配箱を組み立てる内職をして暮らしていた。
ある日、長男ギウの友人のミニョクが訪ねてくる。
名門大学に在籍するミニョクは海外に留学することになり、留守のあいだ自分が担当する女子高生ダヘの家庭教師を引き受けてくれと頼んでくる。
大学に落ち続けて浪人中のギウはためらったものの、高額の報酬につられて引き受けることにした。
まんまと金持ちのパク家に潜りこんだギウは、パク夫人が息子の美術教師を探していると知り、妹のギジョンを美大の学生と偽って紹介する。
まんまと金持ちのパク家に潜りこんだギジョンは、一家のお抱え運転手を変態ジャンキー野郎にしたてあげて、父ギテクをベテランドライバーとして紹介する。
まんまと金持ちのパク家に潜りこんだギテクは、ギウとギジョンと協力してパク家の家政婦を追い出し、高級家政婦と偽った母チュンスクを紹介する。
こうしてキム一家はパク家にまんまと潜りこみ、寄生生活が始まるのだった。
韓国人フライドチキン好きすぎ度☆☆☆☆☆
何年か前の話ですが、世界のマクドナルドの店舗数が36000店舗で、韓国国内のチキン店が同数だったそうです。
好きすぎだろw
キム一家も働いていたことがあるみたいですね。
チキン店が多すぎて過当競争になり、やっぱり潰れちゃったみたいですけど……。
韓国では財閥系の大企業に就職できる名門大学出以外の若者は「チキン店に就職するか餓死か」というジョークみたいな状況におかれているそうです。
まあ誇張も入っているでしょうが……。
途中から急にテンション変わる度☆☆☆☆☆
さっきまでクスリと笑えるコメディだったのにwww
殺人の動機がスメルだったのを見たのは始めてです。
そこに至るまでのスメル描写はただのコメディかと思っていたので、もうそりゃびっくりしました。
「てめーら貧乏人はぷんぷん臭うんだよ、クズが」
みたいに見えちゃったんですかねー、ギテクには。
4年も地下にいて風呂入ってないんだから臭いと思ってもしょうがないだろww
その直前にも社内でパク夫人がギテクスメルを気にする描写があったし、そのとき夫人は大雨が降ってよかったなどとしゃべっています。
大雨のせいで家が水浸しになり避難所で一夜を過ごした男が目の前にいるのに……。
悪意があったわけではないのですが、ギテクのヘイトは確実に高まっていました。
パク社長にしても貧乏人をバカにしたり迫害したりという描写はなく、むしろ公平な人物に描かれています。
しかし、悪意がなくても貧困層のヘイトを集めてしまう行動をしていたのです。
スメルで格差問題を表現するとは、やっぱりこの監督天才ですわ。
貧困にあえぎ、半地下で育った怒りと狂気……。
それすらしのぐ真地下の狂気……。
スメル発言には注意しようと思いました!
パク夫人かわいい度☆☆☆☆☆
かわいすぎへん?
韓国人女優は個人的にピンとこないことが多いです。
「愛の不時着」のヒロインなんかピンとこないどころか苦手感がすごかったんですけど、パク夫人のひとはかわいかったです!
そんだけです!