『ものがたりいちば』

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「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の感想


2018年アメリカ映画。
監督:J・A・バヨナ
主演:クリス・プラット

 

 

・序盤のかんたんなあらすじ
数年前、恐竜テーマパーク『ジュラシック・ワールド』での凄惨な事故をうけて、アメリカ国内では恐竜たちをめぐって激しい議論が繰り広げられていた。


おりしも『ワールド』のあったイスラ・ヌブラル島では火山活動が活発化しており、このまま放置すれば島に生息する恐竜の全滅は必至であった。


『ワールド』の運営責任者だったクレアは事故の反省から恐竜を保護する活動をしていたが、政府が恐竜を保護しないと決定したことをうけて、大富豪ロックウッドに望みをかける。


ロックウッドはかつて『ジュラシック・パーク』を作ったハモンドの盟友であり、その代理人であるミルズがクレアに恐竜の保護を依頼する。


ミルズはとくに最後のヴェロキラプトル「ブルー」の保護を重要にみており、クレアはかつてブルーを飼育したオーウェンや猛獣ハンターたちとともにマグマに包まれつつある島を訪れる。


島ではすでにハンターたちの手で恐竜たちの捕獲が進んでおり、一行の役目はブルーの確保である。


『ワールド』の管制システムを回復させたクレアたちだが、なぜか閉じこめられてしまう。
そしてブルー捕獲にむかったオーウェンもハンターたちに銃をむけられるのだった。


じつはミルズの目的は恐竜の保護ではなかったのだ……。

 

 

――ネタバレ注意!――

 

 

 

ジュラ紀じゃないってば度☆☆☆☆☆
これきっと何億回も言われてることでしょうけど、このシリーズの2大看板恐竜「ヴェロキラプトル」と「Tレックス」は白亜紀の生物なんですよね。ジュラ紀じゃなくて。
そんだけです!

 

 

クレアのおっぱいアピール度☆☆☆☆☆
急にどうしたんですか!?
クレアさん、最初から最後まで何回着替えてもアピールがすごいんですけど!
あれ?前作でこんなにアピールしてたかなぁ……。

 

 

インディジョーンズっぽい度☆☆☆☆☆
悪党が金目当てなのはいつものこととして、主人公サイドが守ろうとするものが変わっただけですね。


インディでは「聖遺物や古代遺跡」。
ワールドでは「恐竜」。


しかし映画に出てくる金目当ての悪党のみなさんは、いつものことながらリスクとコストの勘定がおかしいですね。


現実の悪党はもっと楽して簡単に稼いでいるというのに、毎度毎度多額の金をかけて身を危険にさらして、映画を盛り上げていただいてありがとうございます!

 

恐竜が火山の噴火で絶滅するから救え!みたいなノリで始まりますが、どうせクローンなんだからまた作ればよくね?と思っていました。


しかし、最後のメイジーの決断を見て「そういうことじゃないんだな」とわからされました。


本来、恐竜が暴れればいいだけの映画になぜ人間のクローンが登場するのか。
種として生き延びるかどうかということよりも、いま生きている生命に敬意を払おう!という尊いメッセージだったんですね~。


ただのエンタメだけではなく、生命倫理にも踏み込む、さすが大ヒット作!
でも、街にあんなの放ったらアカンでしょ……。