ネタバレあります!ご注意を!
アメリカ人有名ポルノ女優を起用してハワイロケ、という壮大な計画は社長の川田がどこからか資金を工面してきたおかげで実現することになりました。
トシがハワイの現地コーディネーターに連絡を取り、女優も出演を承諾してくれたそうです。世界のクロサワが撮る、とウソをついたみたいですが(笑)。
日本に残った川田とトシ以外のスタッフは、一路ハワイへ飛びました。
現地コーディネーターのジミー(足立区出身)はかなり有能で、村西たちよりもはやく出演者は現地入りして待っていました。
有名なポルノ女優アリソンと出会った村西はもうテンションマックスです。
いきなり観光客だらけの路上で出演者を裸にしようとします(笑)。
「アメリカでは路上で裸になるのは無理よ!」
と、まったく反論の余地のない正論を言われてしまいます。
アリソンさん、日本でも無理です!
なんだあいつは!日本を誤解させるために渡米したのか!?
というわけでさっそく地元警察に目をつけられて、ヤクザ扱いされてしまいました。
多少のもめごとはあったものの、撮影そのものは順調に進み、クライマックスの飛行機でのスカイファックも取り終えました。
全撮影を終えたあと打ち上げパーティをするのですが、そこで主演のアリソンが村西に衝撃的なことを言い放ちます。
「こんなのじゃ誰も抜けない。あなたはオナニー監督ね」
ついに私がずっと言って欲しかったことを言ってくれる人物が現れました!
この村西監督「エロい」じゃなくて「おもしろい」映像ばっか撮ってきてるんです。
尊敬するアリソンに批判されショックを受けている村西にさらなる不幸が襲いかかります。
撮影初日にヤクザと勘違いされたせいでなぜかFBIの部隊が踏み込んできて、村西は逮捕、裁判で懲役370年の刑が下されてしまいました。
さすがに370年ってなんの罪だよ(笑)。
居残り組のトシが昔なじみのヤクザ古谷に相談してましたが、裏ビデオの世界に手を出すつもりでしょうか?
表が売れてないなら裏でもべつに売れないと思うのですが、そのリスキーな行動に勝算はあるのでしょうか……。