序盤のかんたんあらすじ
日本在住のドイツ人ジャーナリストのピーターは、戒厳令下の韓国光州と一切の連絡が取れないことに異常事態の気配を感じ、ソウルへ飛んだ。
危険な光州へ取材に行くために英語を話せるタクシー運転手をチャーターする。
だが、たまたまその話を聞いたキムという運転手が高額の報酬につられてピーターを横取りしてしまう。
キムは英語が話せず、光州の危険さも理解していない。
決死の覚悟のピーターと違い、事情を知らないキムはどこかのんきである。
軍の封鎖をなんとか通過した2人が光州で目撃したのは、想像を上回る激しい民衆弾圧であった。
現地で知り合ったふつうの人たちが容赦なく撃ち殺されるのを目撃したピーターは、この事件を取材して必ず世界に報道することを決意する。
しかし、外国人記者を警戒する軍保安部はすでにピーターをマークしていた。
果たして2人は戦場と化した光州から、弾圧の証拠を持ち出すことができるのであろうか……?
――ネタバレ注意!――
光州の市民のいいひと度☆☆☆☆☆
ガソリンを注文よりも多くいれようとしてくれたり、故障したタクシーをタダで直してくれたりと、とにかく善良でやさしい市民として描かれております。
来客を食事でもてなすとき「ろくなものを出せないけど……」と言いながら、豪勢でうまそうな料理を出してくれます。
韓国人も謙遜が美徳なのかな?w
メシがとにかくうまそうで、観てたらお腹がすきました(笑)。
とはいえこの善人っぷりは、軍による弾圧の非道さを強調するためだと思います。
やっぱり誇張してる度☆☆☆☆☆
丸腰の自国民を容赦なく撃ち殺しまくるのはさすがに……と思いました。
白旗あげとるんやで!?
そんな外道行為あの大日本帝国ですらやってませんよ!
……やってませんよね?
……やってそうだな!!!
大日本帝国はともかく、すこしググってみたところ、市民の側も武器庫を襲って銃で武装していたそうです。
ですよねー。
光州事件の死者は200人以上らしいですが、映画に出てきた軍隊のノリはそんなもんじゃすまなそうなほど極悪でした(笑)。
映画では一方的な弾圧、虐殺にしかみえませんでしたが、実際はもはや小規模の内戦状態だったのでしょう。
こりゃ勝てんわ度☆☆☆☆☆
現実に暮らす国民としてはもちろんいいことなんですけど、韓国の戦後の歴史が激動すぎて、実話をもとにした映画で日韓対決するとボコボコに負けますわ(笑)。
かたや軍事独裁制と民主主義の戦いの歴史、かたや3億円事件(笑)。
平和がもたらす弊害があるとすれば、実話をもとにした物語が貧弱になるということですね。
ま、実話をもとにしなければいいだけなんですけど!
ほんまいつまで3億円事件を題材にしとんねんwww