『ものがたりいちば』

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もう一度観たい名作ドラマ「アンナチュラル」2話の感想

ネタバレありますご注意を!
わたしは放送時リアルタイムで観てました。
今回は3年ぶり2度目の観賞です。

この記事はたぶん5分くらいで読めます。

 目次です。好きな部分から読めます。

 

一家無理心中現場


今回UDIにきた依頼は民間ではなく警察からでした。
鑑識官は多忙なため、事件性の低い現場には来ないこともあるそうで、そのかわりにミコトたちが現場にアドバイザーとして呼ばれたようです。


鑑識より暇な法医学者なんているんでしょうか?(笑)
そもそも日本は法医学解剖医が少なく、司法解剖行政解剖の数が少なすぎることを問題視して設立されたのがUDIラボ、という設定です。


つまり数の少ない法医学解剖医は多忙を極めるはずです。
ミコトたちを現場に足を運ばせるために設定を曲げてきましたね(笑)


その現場は4人の練炭自殺現場でした。
UDIラボと付き合いのある刑事の毛利とともに死体を解剖します。
事件になってほしくない毛利は集団自殺ということにしたがっています(笑)


しかし、4人は家族ではなく、自殺サイトで知り合った他人同士でした。
当初予想された一家無理心中ではなかったのです。
しかも3人の死因は練炭による一酸化中毒死でしたが、4人目は凍死です。


4人目の凍死体は身元不明の10代の女性で、手首に拘束された形跡があります。
解剖してみると胃の中に食物とともに紙が入っていました。


そこには『ユキオトコノイ タスケテハナ』という謎のメッセージが書いてありました。
明らかに他殺です。

 

ラボのメンバーたちはこのメッセージを「雪男の胃(のなかにいるから)助けて!ハナ」と解釈しました。

ハナちゃんは危急のときにも比喩表現を使わずにはいられない生粋のポエマーのようです(笑)

 

 

殺人事件捜査開始


毛利はすげー嫌そうに捜査に移行しました(笑)
ハナという名前を手がかりに行方不明者届けから割り出した両親を呼びましたが、真っ赤な他人でした(笑)
そういうところで間違えんなよw


ハナの頭髪には不純物の多い塩水が付着していました。
刑事の毛利たちはストレートに海水と予想し、沿岸部の冷凍倉庫を捜索しにいきましたが、ミコトと六郎は胃の内容物から予想した温泉地に調査に赴きます。


もはやふつうに刑事やってるんですけど(笑)
温泉地近くには冷凍倉庫がありましたが、セキュリティが万全で、人を凍死させて運び出すことなどできなさそうです。


ハナの最後の晩餐と思われる鹿肉のおにぎりを売っていた売店の近くに、冷凍トラック車を発見しました。
そしてのこのこ2人で冷凍庫に乗りこみます(笑)


あのーそこが犯行現場だとしたらおもっくそ殺人犯の家なんですけどーw


ミコトは冷凍庫内で紙片を見つけました。
それはハナの胃から発見された紙の片割れだったのです。


くっつけてみると『ユキオトコノイエ タスケテハナイル』という文章になりました。
どういうことなんでしょうか?


いっぽう嫌がっていたわりにちゃんと捜査をしていた毛利刑事は、自殺サイトの管理人と話してある事実を突き止めます。
そのサイトにはユキというネカマが出入りして死にたがっている女の子たちを漁っていたのです。


つまりハナのメッセージ『ユキオトコノイエ タスケテハナイル』は「ユキは男、男の家にハナがいるから助けてあげて」という意味だったのです。


助けを求めるメッセージではなく自らが凍死していく最中、他人を助けようとした勇敢なメッセージだったのです。
その心意気に打たれるミコトですが、案の定犯人に冷凍車の扉を閉められて閉じこめられます(笑)


もちろん冷凍庫の冷却が開始されます(笑)
殺人犯なら当たり前だよなぁ?
犯人に迫りつつあるやつが背中をお留守にするとサスペンスでは必ず死にます(笑)

 

 

ミコトたち大ピンチ!


ミコトたちが大騒ぎしたので凍死するまで待っていられなくなった犯人は、トラックをどこかへ移動させて、湖のなかに水没させました。


助けを求めるためにミコトがUDIに電話すると、ラボに住んでる(笑)中堂さんが出ました。


なんでもガラケーなので位置情報がわからないそうですが、ガラケーでも位置情報くらいわかるわw
ほんの2、3年前までガラケー使ってたからわかります、ちゃんと地図機能もありました!


ともかくミコトのガラケーでは位置情報がわからないので、冷凍庫に入ってきた水の成分検査をして中堂さんに伝えました。
危機を脱出するための手段にUDIっぽさを出すためにガラケーの機能を犠牲にしたなw


おおよその場所と水の成分から水没の正確な場所を割り出す……しかも冷凍庫から完全に空気がなくなるまでの猶予は数分~せいぜい10分しかありません。


これは現場で救出するまでの猶予なので、中堂さんが特定に使える時間はさらに少ないです。
厚労省の役人で警察にも顔の利くラボの所長とともに困難な救出作戦が始まります。


あっという間でした(笑)


中堂さんは天才なのであっという間に場所を特定し、現場近くの優秀な警察官が速やかに救助しました。
はしょりまくったなwww
1話はあんなに丁寧だったのに2話はやや雑ですw


ともかくミコトたちの活躍で犯人は逮捕され、ハナという子が犯人の家から救出されました。
ハナ(ハナじゃない)の最期のメッセージに応えることができたのです。

 

二転三転した1話と違ってストレートなサスペンスの回でした。
最後に一言。
ガラケーにもGPSはついとるわwww