『ものがたりいちば』

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アニメ『さよなら私のクラマー』シーズン1 11話「隣を走る人」ネタバレあり、あらすじと感想

指導者の資質を問うアニメです。

 目次です。

 

【あらすじ】

前回、ワラビーズは埼玉王者浦和邦成を相手に前半をなんとか守り切りました。
しかし、力の差は歴然としており、ロッカールームには重い雰囲気が漂っています。
とくにコーチの奈緒子が「士気を高めて守り切るしかない……」とすでにあきらめムードです。


いやいやいや。
奈緒子はん、これリーグ戦じゃなくて決勝トーナメントなんですけど?
点を取らなきゃ次に進めないんですけど?
まさか大会方式すら把握してないとは、さすがに予想外でした(笑)


コーチがポンコツすぎるので、恩田は深津監督にアドバイスを求めます。
深津監督は「26番(桐島)をぶっちぎれ!」とシンプルな指示をだしました。


ハーフタイムが空けても浦和の戦い方は変わりません。
「曽志崎へ複数人でプレスをかけることで、突破力のある周防へのボール供給を断つ」という前半と同じことをやり続けます。
しかし、浦和には誤算がありました。


それは「恩田が予選リーグで遊びまくっていたせいで、恩田を地蔵だと勘違いしてしまった」ことです。
というわけで、敵から地蔵地蔵とバカにされてきた恩田がついに覚醒の時を迎えました。


桐島を個人技でかわし、すかさずチェックにきたディフェンダーも華麗なボールコントロールでかわします。
とはいえ降り続いた雨のせいでピッチは荒れていて、ドリブルにスピードが乗りにくいです。
「追いつける」と確信する桐島でしたが、なぜか恩田に追いつけません。


なぜなら恩田は地面にボールをつけずに、リフティングでドリブルしているからです。
「ピッチが荒れてるなら、ボールを地面につけなきゃいいじゃない?」
これがワラビーズの誇る地蔵!


このスーパープレイを見て深津監督は「ドラガン・ストイコビッチ……」と驚嘆します。
ドラガン・ストイコビッチ:かつてJリーグ名古屋グランパスに在籍時、雨でピッチがぐちゃぐちゃに荒れていたとき、リフティングドリブルを披露して度肝をぬいた名選手。


リフティングドリブルで3人をぶちぬいた恩田はそのままシュート!
おしくも枠をはずれますが、このプレイで浦和に動揺が走ります。


桐島が恩田にマンマーク気味にならざるを得なくなったので、両サイドの動きが制限され、ワラビーズに中盤を支配され始めました。
浦和の意識が恩田に集中したせいで、ワラビーズの他の選手が動きやすくなったためです。


それでも桐島が王者の意地をみせ、恩田を止めました。
しかし、そこには曽志崎がしっかりフォローに入っていて、周防へ決定的なパスを出すのでした。

 

【感想】

祝、地蔵卒業!
深津監督は恩田を囮にして桐島の動きを制限しようとしていましたが、それ以上の『答え』を恩田が見せました。
11話にしてようやく。主人公感だすのおせ~(笑)


ワラビーズの攻撃のパターンである曽志崎・周防のホットラインが開通したため、次回が楽しみです。
深津監督が目覚め始めて、恩田も覚醒しました。


残ったポンコツ奈緒子はんあなただけですよ!
なんかもうここまでポンコツだとずっとこのままでいてほしいと思います(笑)
以上です。