『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

Netflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」シーズン1 エピソード4話のあらすじ感想(ストーリーのネタバレあり)

ネタバレあります!ご注意を!

 

 

高校と処女を卒業した(?)ベスは、さらにチェスに没頭していきます。


海外の有名選手を集めて行われる招待大会に出るためにメキシコに飛びました。
現地の案内をしてくれるのは養母の長年の文通友だちです。
この中年どもはベスそっちのけでもう毎日イチャイチャと遊びまわっております。


ベスはホテルから出ずにチェス漬けの日々です。
今大会はさすが招待大会だけあってドイツ人やソ連人も参加していました。
なかでも注目はソ連のボルコフ、なんと世界チャンピオンです!


対戦は順調に進むのですが、ベスはある手ごわいプレイヤーと出会います。
13歳の少年です。
自分より若いのとやるのは初めてですかね?


4歳からチェスを始めたという少年は粘り強く、対局は5時間を超す熱戦になりました。
夜も遅くなったので封じ手をして勝負は翌朝に持ち越しすることに。


わたしはチェスや将棋はぜんぜん知らないのですが、封じ手って封じる側有利の欠陥ルールじゃないですか?
そのあとの展開を一晩じっくり考えられるし……。


ともかく翌朝ベスは対局中にふらふらと歩き回ったり、わざとらしく貧乏ゆすりをしたりして年下相手に心理プレッシャーをかけていきます(笑)。
セコいぞこいつ!


少年はチラチラとベスをうかがってまんまと集中力を欠いてしまいました。


だいぶ姑息な手段で少年を倒したベスが「いままでいちばん手ごわかった」みたいなリップサービスをすると、少年はまじめな顔で「まだボルコフとやってないでしょ……」と謎めいたことを言うのです。


たぶん少年は事前にボルコフとやって実力の差を思い知らされたんでしょうね。
というわけで、直後ベスもボルコフに処理され、思い知らされました。


「弱点がなかった……」などと評しますが、ベスはちょっとまえまで自分のこともそう評していたので正直見る目には疑問が残ります。
けっこうてきとーなやつなんだよな!


ベニーに負けたあとはひたすら落ち込むだけでしたが、ボルコフに敗戦したあとはなぜか興奮気味です。
まるで負けたことがうれしいかのように、母に語り続けます。


『本物』に会っちまってテンションが上がったんでしょうね。
しかし娘の熱弁に母は寝転がったまま無反応です。


ん?
これは……?


ベスが部屋の明かりをつけると、母は死んでいました……。


葬儀や埋葬もろもろのことを相談するために数年ぶりに養父に電話をします。
養父は名目上とはいえ妻が死んだのにもうすっかり他人ごとです。
死因すら聞いてきません。


めんどくさそうに「家をあげるからあとはやっといて」みたいに投げやりです。


ベスは帰りのフライトで1人で席に座り、改めて母の死を実感しました。
母の好物だったマティーニをがぶ飲みしながら、涙を流すのでした。
奇妙な関係でしたけど、なんだかんだうまくやっていましたからね……。


これからは母がやってくれていたホテルや飛行機の手配など面倒な雑事もすべて自分でやらなけれなりません。
つぎはスランプ編ですかね?