『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

ドラマ「ホームカミング」シーズン2 2話『怪物』 ネタバレあらすじ感想

アマゾンプライムオリジナルビデオです。

 目次です。好きなところから読めます。

 

アレックスの家へ

 

前回、バディにハンマーで奇襲されて札束を奪われたジャクリーンは、ダメージが回復してからモーテルの部屋を出ました。
部屋の前に駐車されていた車にカギがかかっていなかったので乗ってみます。
車両登録証を確認してみると『アレックス・イーストン』の名義で登録されていました。


当然、車両登録証には住所が記載されていますので、ジャクリーンはアレックスの家に行くことにします。
敵であることが濃厚なので、乗りこむ前に雑貨店に寄って、ハンマーとスタンガンを買いました。
記憶のないジャクリーンにとって、自分を痛い目にあわせたハンマーは知るかぎりの最強武器ですからね(笑)


アレックスの家は閑静な住宅街にありました。
とりあえず侵入してみるのですが、まだ住人が残っていたのであわてて隠れます。
その住人はオードリーでした。
オードリーは前のシーズンでコリンの後釜にすわり、謎の試験管のクスリを手首に塗っていた元受付嬢です。


オードリーは、だれかと焦った口調で電話しています。
彼女はアレックスの妻なのでしょうか?
「急いでオフィスに行く」と出て行ったオードリーの車を、ジャクリーンは尾行することにしました。

 

 

ガイスト社へ


オードリーの車は住宅街を抜け、市街地から離れた荒野に向かっていきます。
荒野の果てにはガイスト社の本社がありました。
オードリーは自分の駐車スペースに車を停めたあと、『コリン』と書かれたネームプレートを苛立たし気に捨てました(笑)
まあ、受付嬢から幹部に大抜擢されたとはいえ、コリンの尻拭いをさせられている立場ですからね。


社屋に入ったオードリーは秘書(?)から報告を受けます。
このあと中庭の広場でセレモニーが催されるようですが、そのセレモニーでレナード(レナード・ガイスト)がスピーチしたがっているということについて、オードリーは苛立っています。


いっぽう、尾行していたジャクリーンはビジター用の駐車場に回されます。
外部の人間をかんたんに敷地内に通すとは、ガイスト社のセキュリティはだいじょうぶなんでしょうか?
たぶんダメだと思います(笑)


オードリーの姿を見つけたジャクリーンは社屋に入ろうとしますが、さすがにセキュリティチェックに引っかかりました。
「遅刻してるテストの人?」
と受付の人に聞かれて「はい」と答えただけで、ノーチェックで通してもらえました。
名前すら確認されません。
邪悪な陰謀を画策する企業としてあるまじきガバガバセキュリティです(笑)


そのままこっそり離脱してオードリーを追おうとするのですが、さすがにそれは許されません。
しょうがないので受付の人に案内されるがままついていくと、通された部屋にはテーブルを囲む老若男女がいました。


遅刻していた(笑)ジャクリーンが席につくと、テーブルの中央から謎の気体が噴出してきます。
悪いやつを追っている最中に気体が噴き出たら毒ガスだと思うのが当然なので、ジャクリーンはあわててドアを叩いて開けるように要求しました。
するとかんたんにドアが開いて、職員が「どうしました?」と軽いノリで話しかけてきます。


なんとその職員はクレイグでした!
え、だれ……?


シーズン1でハイディの同僚だったホームカミングの職員です。
最終話でハイディとウォルターの退所理由をでっちあげた人物でもあります。
すべてを知っているこいつクビにしとかなくてだいじょうぶなのかよwww


と思いましたが、ホームカミングの責任者だったハイディやコリンと違って、ガイスト社の認識としては施設の一般職員にすぎなかったクレイグは陰謀を知らないと思われているのかもしれません。
実際は、ハイディを監視させるためにコリンが内情を教えていたのですが、クビになるコリンとしてはもうどうでもいいのでほっといたのでしょう(笑)
このかみ合わせが後々どうなることでしょうか……。


警戒するジャクリーンに、クレイグは「アロマの香りテストになにか問題でも?」と質問します。
ただ新作アロマの感想を聞くためのテストでしたw
過剰反応してしまったことをごまかすためにジャクリーンはガイスト社がなにをつくっているのかと尋ねます。


クレイグは「うちはいろいろ作っていますが、すべて植物由来ですよ」と答えました。
植物由来……ひと昔前なら無条件に『健康的』と思われていたマジックワードですね。
大麻もタバコもコカインもアルコールも植物由来なんだけどマジで(笑)


マイナスイオン(笑)プラズマクラスター(笑)とたいして変わらない、科学的根拠ゼロの迷信ですね。
いまだにこの無意味なワードを宣伝文句に使っているメーカーはさすがにないと思いますが、もしあったら、不誠実な宣伝をする悪質なメーカーだと思っていいでしょう。
しかもガイスト社の場合、その植物は記憶をなくす有害薬物の原料ですからw

 

 

オードリー、レナード・ガイストと謁見する


オードリーは社の敷地内の農園にある家を訪れました。
黒幕のレナード・ガイストが古いブラウン管テレビでのんきに映画を観ています。
「刑務所では観られないかもしれませんからね」
と、オードリーが理解を示しました。
シーズン1の流れから刑事訴追される可能性が高いようですね。


逮捕されるかもしれないレナードにセレモニーでのスピーチをやめるようにとオードリーが忠告すると、つい最近まで受付嬢だった雑魚が知ったふうな口を聞くことに、レナードがキレました(笑)
しかし状況的には自分も危うい立場にいるオードリーは「現状、新規パートナーに主導権を握られているのですから」とレナードに自制を求めます。


新規パートナーがなんなのかわかりませんが、旧パートナーだった国防総省ではないでしょう。
CIAかな?(笑)


いっぽう、アロマの感想テストが終わったジャクリーンはクレイグの隙をついてスタンガンでやっつけて、社員専用エリアに侵入を果たしました。
コリンじゃなくてオードリーの部屋を見つけたのでこっそり入ってみるジャクリーンですが、どこでオードリーの名前を知ったのでしょうか?


部屋を探索してみると、例の謎の試験管が大量に見つかりました。
しかも赤い液体が入っています。
さらに自分の写真も発見しました。
オードリーはジャクリーンを知っているのです。
「ここでなにをしている」
と急に呼びかけられたのでジャクリーンはびくっとします(笑)

 

 

レナードの演説


しかし、それは侵入を咎める警備員の声ではなく、セレモニーでスピーチを始めたレナードのマイク音声でした。
レナードは『我々を破滅させる女の怪物』の話をします。
それを聞いたオードリーは、レナードのマイクを切って音楽を流すように急いで音響係に指示しました。


「怪物はそこのクソ連中だ!」


と、レナードが2階のだれかを指さしましたが、オードリーの指示が間に合ってその発言はかき消されました。
指さされた先には笑顔のみなさまがいますが、これが新パートナーのCIA局員なのでしょうか?
いや、CIAという匂わせすらまだないんで、わたしの決めつけなんですけど(笑)


オードリーを発見したジャクリーンが人混みをかきわけて近づくと、オードリーもジャクリーンを認識しました。
ジャクリーンに迫られたオードリーは、なんと出合いがしらにキスをしたのです(!?)


そして、「なにをしてたのよアレックス!?」と言いました。
???
ジャクリーンがアレックスだった?
ならあのIDカードはいったい……?


さらにオードリーは視聴者を混乱させにかかります。
「ウォルタークルーズはどこ?」
というところで、終わりでございます。

 

前シーズンのキャラがちらほら出始めました。
なぜ、ド田舎で静かに暮らしているはずのウォルターの名前が出てくるのでしょうか?
そしてハイディはどこでなにをしているのでしょうか?
新パートナーとはなんなのでしょうか?
どーせCIAだと思いますけど(笑)
謎が謎を呼ぶ波乱の展開でした。

 

写真に×をつけられた男の兵士たちは、戦場のどさくさまぎれにレズビアンジャクリーンアレックスをレイプしたとかで、復讐の対象だったのかもしれません。


以上です!