『ものがたりいちば』

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ドラマ「ホームカミング」シーズン2 4話『せっけん』 ネタバレあらすじ感想

アマゾンプライムオリジナルビデオです。
今回も3話に引き続き過去の話です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

ヒアリングからの意外な展開


前回レナードの信頼を勝ち取り大抜擢されたオードリーはさっそく国防総省ヒアリングにガイスト社の代表として出席しました。
国防総省の関係者からの質問に「コリンのプロジェクト」と答えて全責任を押し付けます(笑)


弁護士がガイスト社の無実を訴えるなか、オードリーは「副作用のわからないクスリを兵士に無断で食べさせたのは不適切でした」と会社の責任を認めました。
まあこっちにはコリンの自白調書がありますから、責任を認めたうえでコリンにかぶせるつもりでしょう。
高官のブンダからの「その後、被験者となった兵士から苦情はありましたか?」という問いに「ありません」と答えます。


ん?
苦情があったから調査が始まったんですがそれは……。
発端になった苦情はあくまでウォルターの母グロリアからのものであって、兵士自身からではないということですかね?


関係者たちがなおも質問しようとしましたが、高官のブンダは「前に進みましょう!」と強引にヒアリングを打ち切ってしまいました。
これで一安心したオードリーはレナードにこのことを報告しに行きます。


レナードは複数の植物から調理したおかゆを振舞ってオードリーを労います。
「これを食べれば何日も腹が減らないゾ!」
と自慢げに言いますが、絶対食べたくねー(笑)


国防総省の件が片付いたので、オードリーは自分の有能さを示すために『ローラー』を使った商品の展開を提案します。
どうやらローラーというのはホームカミングで使っていたクスリの原料のようです。
しかし、レナードは「もうローラーからは手を引く」と突っぱねました。
昔のようにせっけんメーカーに戻すつもりのようです。


オードリーはなんとか説得しようと粘りますが、兵士から記憶を奪ったことに罪悪感を抱いているレナードの決心は変わりません。
シーズン1ではまったく姿を見せない悪の親玉だと(わたしが)思っていたレナードは、社会への貢献を志す善良な経営者だったのです。
そのとき、ブンダからオードリーに電話がかかってきました。


ブンダは「ホームカミングで使われていたクスリの原料の畑を見せてほしい」と要求して、しかももうガイスト社に来ているそうです。
せっかく丸く収まったと思っていたオードリーはビビります。
油断させておいて喉元に食らいつく手法は刑事コロンボみたいです。
ブンダは優秀な探偵ですね~。


と思ったら違いました(笑)
ブンダがやってきた目的はガイスト社を訴えるためではありません。
畑を見学しながらレナードが「このベリーはもう処分する」と言うと、ブンダは「それはダメだ」と言いました。


PTSDを負った兵士が戦地に復帰できたという実績を高く評価して、ブンダはこのベリーを国防総省で買い上げるつもりでやってきたのです。
つまり、ホームカミングプロジェクトの再開&正式採用です!
コリンの大手柄www
もう報酬はもらえないけどw
この提案にはレナードだけじゃなく、オードリーも困惑します。

 

 

ウォルター調査失敗


いっぽうウォルターは失われた過去を求めて独自調査に着手します。
まず医療記録を確かめるために退役軍人局を訪れました。
母親に聞けばいいのにそうしないのは、嘘をつかれていたことで信用できなくなったからでしょう。


対応した職員から「手術の記録はない」と聞かされます。
治療記録がないか尋ねると「ガイスト社で治療を受けた記録がある」との答え。
ウォルターとしては当然その治療の詳しい内容を知りたいのですが、
「民間企業だから教えられません」
の一点張りです。
お役所仕事はどこの国でも同じなんすね~。


仕方がないので閲覧希望を申請しましたが「返答がくるのは8~12週間後。もしかしたらそれ以上かも」と言われてウォルターはキレちまいます(笑)
窓口のなかに身を乗り出して強引にモニターを見ようとして、警備員を呼ばれてしまいました。

 

 

赤ちゃんのために


オードリーが昼の件の不安を相談すると、アレックスは「むしろチャンスよ!」とけしかけます。
いつもポジティブでうらやましいです(笑)
逮捕される直前でも「むしろチャンス!」とか言いだしそうw


この後押しに勢いづけられたオードリーは「コリンの部屋をもらっちゃお~!」とがぜん乗り気になります。
じつにいいカップルです。
いい雰囲気で盛り上がっていましたが、アレックスが「赤ちゃんを持とう」と提案したとたん、オードリーのテンションは激落ちしました。
国防総省の件がどう転ぶかわからないのに子どもを持つのは時期尚早だとたしなめるのですが、アレックスは譲りません。


翌日の早朝、オードリーはスマホでメールをチェックして驚きます。
昨日ウォルターが出した閲覧希望の知らせだったからです。
ウォルターと言えばホームカミングプロジェクトの最大の失敗例であり、しかも調査の原因となった苦情の関係者です。


ブンダはオードリーの「兵士からの苦情はない」という言葉を受けて、ホームカミングの再開を持ちかけてきたのですから、もしウォルターが苦情を出してきたら取引はご破算になってしまいます。
それどころか調査が再開して、オードリーは逮捕されてしまう可能性もあります。


あわててブンダと連絡を取ろうとするのですが、今回もアレックスがポジティブに止めました。
アレックスのコネで調べたところ、ウォルターが留置場に拘留されていることが判明します。
(アレックスは弁護士だと思ってたんですけど、危機管理のコンサルタントでした)


ウォルターの口を封じればいい、とアレックスは自分が会いに行くことにしました。
IDカードを偽造し、戦地の写真を捏造し、空挺部隊のタトゥシールを用意します。
ウォルターが取引に応じなかったとき飲ませるために、ローラー入りの液体も持っていきます。


さすが危機管理のスペシャリスト!
まあ後で自分が飲むハメになるんですけどw
大金(口止め料?)とともにそれらを袋に入れ、例のモーテルに宿を取り、警察にウォルターを迎えに行くのでした。

 

レストラン『スキン』でアレックスが酒を飲んで口論した相手はウォルターだったんですかね。
基本的にいいやつのウォルターが意識のないアレックスをボートに乗せて逃げるというのはちょっと考えづらいんですけど……。
それに1話の謎の男は中年の白人に見えたので、口論の相手と謎の男は別人じゃないかと思います。
まあ、次回で明らかになることでしょう。
以上です。