『ものがたりいちば』

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ドラマ「ホームカミング」シーズン1 10話『停止』 ネタバレあらすじ感想

アマゾンプライムオリジナルビデオです。

過去と現在が時系列バラバラで入り混じってわけわからんシーズン最終回の感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

過去編


スマホサイズの画面を返してください!
文句を言ったことを陳謝いたしますから!
今回は過去と現在が入り混じるだけでなく、過去編のなかでも時系列がぐちゃぐちゃなので、とてもわかりづらかったです。


さて、ハイディとウォルターが大量のクスリ入りの楽しいランチを楽しんでいるなか、コリンは国防総省で『ホームカミングプログラム』の最終プレゼンに臨んでいます。
入所時重いPTSDに苦しんでいた被験者が6週間の治療で「気分爽快だ」と言えるまでに回復した実績をアピールします。


明らかにウォルターのことですね。
きっとウォルターを再派兵成功の第一例として利用し、国防総省に正式採用してもらう腹積もりでしょう。
ま、ハイディの策略でただいま絶賛無能力化の最中なんですけど(笑)


プレゼンは大成功、コリンは聴衆から拍手喝采を浴びます。
ホームカミングの試みに感激した大佐が涙ぐみながら「これで多くの兵士が救われる」とコリンに感謝を示しました。
再派兵されるのが救いのわけがないので、この大佐は単純にPTSDを治療する画期的なプログラムと勘違いしているのでしょう。


近年アメリカは大義のない戦争ばかりしているので、兵士になりたがる若者が少なく、新兵の確保に苦労しているそうです。
軍が除隊後に大学進学用の奨学金を約束するなどのリクルート活動を行った結果、兵士になるのは貧困層の若者ばかりという新たな格差問題が発生したらしいのですが、余談でした。


とにかく新兵の数が少ないので、国防総省としては古参兵の再派兵に活路を見出したいというのがこのプロジェクトを推し進めた理由でしょう。
コリンがこれで昇格は確実だ、といい気分になっているところにクレイグから連絡が入り、ハイディの暴挙を知りました。


ハイディはオフィスで私物を整理して、ウォルターとの面談を録音した媒体を封筒にいれ、ウォルターの母グロリアに送りました。
そしてホームカミングを後にしようとするのですが、そのときコリンから電話がかかってきます。


コリンはほぼ成功しかけていたプロジェクトをぶち壊しにする行為を責めますが、もうすっきりしちゃってるハイディにはまったく響きません(笑)
ハイディは車で母のいる実家に帰りつき、そこでクスリの効果で無能力化しました。
運転している最中に無能力化したら危ないところでした。
たぶんこのあと精神病院あたりに入院したのでしょう。


いっぽうウォルターも時を同じくして無能力化して、実家に帰されました。
手段はともかく、ハイディはウォルターの再派兵を阻止したのです。

ハイディの退職理由とウォルターの退所理由は、ハイディの同僚クレイグがてきとうにでっちあげたものでした。

 

 

現在編


レストランを辞めたハイディが向かった先は、ウォルターの実家でした。
ウォルターの母グロリアにホームカミングで起こったことすべてを話します。
ほんとうはウォルターに会わせてほしいと言いたそうでしたが、さすがにそんなことを言える図々しさはありません。


グロリアによるとウォルターが無能力化から立ち直るまで何年かかかったようですが、現在は自分を取り戻したようです。
正確には、軍に入る前の状態に戻ったようです。


ハイディが記憶を取り戻すトリガーになったのは嫌いな鳥の鳴き声だったので、ウォルターにもそういうトリガーになり得る物があるかもしれないと提案するのですが、グロリアは「わざわざひどい目にあった記憶を思いだす必要はない」と否定しました。


自宅に戻ったハイディは旅支度を整えます。
ウォルターが持っていたカリフォルニアの地図も持っていきました。
じつは2人は最後のランチでカリフォルニアの山奥にある小さな街で暮らす約束をしていたのです。


車を走らせ、小さな街のカフェに入り、そこでウォルターと再会しました。
ウォルターはハイディを覚えていませんでしたが、健康そうで、現状に満足しているように見えます。


話しながらハイディは思い出の地図を見せるかどうか迷いました。
もし、その地図が記憶を取り戻すトリガーになるのなら、ハイディを思いだし、同時に2人で暮らすという約束も思いだすでしょう。
しかしその場合、戦場での記憶やホームカミングでのことも思いだしてしまいます。


そうなったら信頼を裏切ったハイディが許されるかどうかわかりません。
それに、現在のウォルターはPTSDもなく、順調に生活できているのです。
ガイスト社の本来の目的とは異なりますが、この状態はハイディが信じていた『兵士の日常回帰を支援する』という目的が成功した形になっています。


迷いましたが、結局ハイディは地図を見せませんでした。
ウォルターはハイディのことを思いだすこともなく、家に帰っていくのでした。


いっぽう、ガイスト社の役員に呼び出されたコリンはロンという上役が来るのを待っていますが、ロンは来ません。
なんとロンはすでに社を辞めており、ロンの秘書を務めていたオードリーがその座に座っているのです。


オードリーはコリンが国防総省のトーマスの前で自白したことを理由に解雇を申し渡しました。
前回トーマスの報告を受けた上司のパムがガイスト社のお偉いさんにチクっていましたので、それを受けてのトカゲのしっぽ切りでしょう。


当時のホームカミングプロジェクト担当者を全員辞めさせて、もし訴追されても『担当者がいないので知りませんわかりません』としらばっくれるためです。
汚いなさすが陰謀企業きたない。


しぶしぶ解雇を受け入れたコリンが去ると、オードリーはなにかのクスリを手首に塗りました。
???
手首に塗るといえば一般的には香水ですが、なんの意味があるのかわかりません。
陰謀に関与したやべえクスリであることは間違いないでしょう(笑)


というところで、シーズン1最終回は終わりです!
シーズン全体の感想を手短に述べます。
過去のシーンをスマホ画面で描く演出は効果的でした!
「意味ねーよw視聴者をバカにすんな」とか文句を言ってたいへん申し訳ございませんでした!!!
以上です。