アマゾンプライムオリジナルビデオです。
目次です。好きなところから読めます。
過去編
ウォルターが『ホームカミング』でのプログラムに参加してから5週目になりました。
面談していたハイディは、とんでもないことに気づきます。
なんとウォルターが『タイタニック・ライジング』について忘れてしまっていました。
それだけではなく、レスリーが死んだ日の記憶もなく、入所したときに語っていた将来の展望すら忘れています。
とはいえウォルターは気分爽快だそうです。
あわてたハイディはコリンに電話してこの異常事態を伝えました。
ところが、コリンはまったく動じません。
それどころか、喜ばしいことだとハイディの成果を褒めました。
この返答にハイディは困惑します。
なぜならハイディは兵士が円滑な市民生活に戻れるようにトラウマを取り除くためにやっていたのであって、記憶まで消すつもりはなかったからです。
いっぽうコリンにとって兵士のPTSDが消えて再び戦地にフレッシュな戦力として送れるようになれば万事OKなので、記憶が消えようが消えまいがどうでもいいのです。
兵士を再派兵するため、という目的を聞いてハイディはさらに驚きました。
このまま続ければウォルターがすべての記憶を失い、人格を喪失してしまう危険性があるので、ハイディはウォルターへの投薬を中止すべきだと進言しますが、コリンは投薬を中断したシュライアが離脱症状のせいで精神病院送りになったことを引き合いに出します。
シュライアは当時4週目、ウォルターは5週目なので、さらに重い離脱症状が出る可能性があります。
しぶしぶハイディは投薬の続行を飲むのでした。
現代編
国防総省のトーマスがとある大学を訪れます。
前回国防総省にホームカミングのことをチクったウォルターの母グロリアが教授を勤める大学です。
ウォルターに会わせてほしいと頼むトーマスにグロリアは「息子があなたと話すことはない」と冷たく突っぱねました。
意味深ですね……。
投薬の影響で記憶をすべて失い、もうウォルターはウォルターとして会話することができないのかもしれません。
自転車につまずいてすっころんだトーマスは、ついに我慢の限界を迎えました。
これまで色んなひとに話を聞こうとしてきましたが、だれ1人として協力してくれなかったので、不満がたまっていたのです。
愚痴をこぼしたトーマスが「ウォルターは悪くないんです」と言ったことで、グロリアは協力する気になったようでした。
トーマスはつぎに再度ハイディのもとを訪ねます。
言い逃れができないようにハイディとウォルターの面談テープを聞かせるのですが、記憶のないハイディは知らぬ存ぜぬを繰り返します。
動かぬ証拠があるのにしらばっくれるハイディを見ても、トーマスはまだ『記憶が消えている』という事実には気づきません。
証拠のテープをどこから入手したのかハイディが尋ねると、トーマスは「ウォルターの母からもらった」と答えました。
さらに「もともとはあなた(ハイディ)が彼女に送ったものだ」とも言います。
記憶にないことを突き付けられて困り果てたハイディを見かねて、ハイディの母が助け舟をだし、トーマスにお帰り願いました。
トーマスがハイディに接触したことをこそこそ確認(笑)していたコリンは、危機感を強めます。
そこでハイディに電話をかけたところ、ハイディはホームカミングに行く決心を固めていました。
野放しにしてなにか思いだされてはたまらないので、コリンはハイディに同行することにします。
「だれに会いに行くんだい?」
と質問すると、ハイディは、
「コリン」
と答えました(笑)
横ー横ー!!!w
ハイディはガイスト社と国防総省が『兵士を精神的にリセットして、フレッシュな戦力として再派兵する』ためにホームカミングを作ったことを知りませんでした。
前回グロリアがウォルターを説得するために『帰還兵の自立支援のためなんかに政府が金を使うわけがない』と主張していましたが、ご名答でした。
さすが教授!
以上です。