『ものがたりいちば』

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「ザ・ボーイズ」シーズン2の4話の感想

ネタバレあります!ご注意を!

 

 

※この感想は配信開始時に1話ごとリアルタイムで書いていたものですので、的外れな展開予想などがあるかもしれません。ご留意ください。

 


・前回までのザ・ボーイズ
アニー(スターライト)の活躍もあって、コンパウンドVの存在を世間に公表することに成功しました。ヴォート社への批判がいっせいに巻き起こりますが、ボーイズは相変わらず指名手配されたまま。
キミコは弟のケンジと再会できたのですが、新たにセブンメンバーとなり圧倒的な能力と残虐性を発揮したストームフロントにケンジは殺されてしまいます。
ストームフロントはこの活躍によって一躍セブンの代表格にのし上がっていくのでした。

 

 

・今回のあらすじ
墜落した海上警備隊のヘリが撮影したカメラ映像にブッチャーが映っていたことが明らかにされます。前回のアパート襲撃事件のスーパーテロリストを国内に引き入れたのがブッチャーということにされて、ボーイズの立場はさらに悪くなります。


ブッチャーはマロリーからベッカが監禁されている場所と、レイナーが極秘裏に調査していた「リバティ」という元スーパーヒーローの秘密を知っていると思われる人物の住所を教えてもらいます。
アジトに戻ったブッチャーは妻のベッカを救いに行くことをエムエムに告げますが、エムエムは反対しました。ヴォート社を倒さなければ、指名手配が解けず、ホームランダーたちに狙われ続けるので結局逃げ回らなければならないからです。とくにエムエムはヴォート社を倒さなければ家族にも会えません。
でもブッチャーは聞きません。彼の目的はベッカの奪還なのですからこれは理解できます。チームを蔑ろにしているので自分勝手な行為ではありますけれども。

 

ベッカ母子が隔離されている施設に単身乗りこむブッチャー。無事ベッカと接触を果たし、再会を喜び合ってエッチなことをいたしますが、事後、ベッカはなんと彼とともに逃げることを拒否します。
なぜなら、ブッチャーがベッカの息子を見捨てるとわかっていたからです。
ブッチャーにとっては最愛の妻をレイプした憎きホームランダーの息子で、不気味な能力者のクソガキに過ぎず、彼がそう思っていることをベッカは長年の付き合いから感じ取ってしまったからです。ブッチャーの説得にもまったく取り合わず、決意は固いようです。
諦めたブッチャーは施設から退散します。

 

ブッチャーは完全にやる気をなくしてしまいます。やる気どころか、生きる気力を失ったとしても不思議じゃありません。
シーズン1のとき、彼には明確な行動原理がありました。
「妻をレイプして殺したホームランダーに復讐する」
殺したというのは思い込みではありましたが、8年間も過酷な戦いを続ける強力な原動力になっていました。
シーズン1最終話でベッカの生存を確認したあとは、妻を救い出してまた2人で暮らしたいということに目的がシフトします。でも、その妻に拒絶されてしまったのです……。
手段を選ばずにこれまでやってきたことはなんのためだったのか……。
ブッチャーはヤケクソになってわざと監視カメラに映り、ヴォートに自分の居場所を知らせてしまいます。

 

いっぽうそのころ。ヴォート社でアニーがホームランダーに問い詰められました。
ホームランダーは自分が倒すはずだったスーパーテロリストをストームフロントに奪われたことや、前回「ヒューイを殺せ」という命令にアリーが従わなかったことにイラついています。
ぎりぎりで言い逃れを信じてもらえて殺されなかったアリーなのですが、精神的ショックは大きく、セントラルパークにヒューイを呼び出して助けを求めました。

 

エムエムはリバティの情報を得るためにマロリーから教えられたノースカロライナの住所へ向かおうとするのですが、この数日フレンチはコカインを吸ってぶりぶりにキマってますし、キミコは弟の死のショックから仲間との接触を拒否しています。そこで同行者としてヒューイを選び、待ち合わせをします。


エムエムとヒューイは合流するのですが、問題が発生しました。
エムエムとしてはヒューイと2人で行くつもりだったのですが、落ち込んでいるアニーを放置できなかったヒューイが連れてきてしまったのです。
アニーはスターライトであり、つねに追跡チップでヴォート社に位置情報を探られています。しかもニューヨークは監視カメラだらけで、いつバレるかわかりません。
当然、エムエムは彼女を同行させることを渋りますが「これから向かう場所に能力者リバティ本人がいる可能性があるから能力者アニーを連れて行ったほうがいい」というヒューイの主張を受け入れました。

 

エムエム、ヒューイ、アニーの3人は一晩かけて目的の家に到達します。ついでにヒューイとアニーは「昨夜はおたのしみでしたね」でした。
その家に住んでいた老婆(黒人)は、3人に驚愕の事実を告げました。
40年以上前に、自分の兄(もちろん黒人)がリバティに理由もなく殺されたこと、さらにその事件後ヴォート社が両親をはした金で買収して黙らせたこと。そして自分がこの話を暴露したことを絶対にリバティに伝えないように隠してほしいということ。そうでなければ自分の命が狙われるから、と恐れています。
一行は困惑します。
リバティは何十年も前に消えています。生きているかどうかも怪しい、というかほぼ死んでいる、と思っていたからです。
しかし、老婆はそれを明確に否定します。
「彼女はいまも生きている」
そう言って、ある新聞記事の写真を見せます。
それは、20代の女性にしか見えない、現在のストームフロントの写真だったのです。

 

他にはストームフロントに地位を奪われかねないホームランダーの焦燥感が描かれました。
ブッチャーとベッカの再会と意見の相違からの別離と思い出セックス。
わりとどうでもいいシーン(個人的に)が多かったので、ストームフロントの不気味さに焦点を当てた回だったのかなと思いました。
前回、驚異的な戦闘力を示しましたが、今回は超高速飛行能力があることも明らかになりました。さらにかつてリバティとして活動していた数十年前と若さが変わっていない(不老?)ことで、能力的にも人格的にもホームランダー以上にやべえやつという可能性が浮上しました。
あとドッペルゲンガーが変身したマデリンおばちゃんが巨乳すぎてエロすぎるんですが、これはドッペルさんのサービス盛りだったのでしょうか!?

 


・今回のえらすじ
前回失態を晒してセブン復帰に失敗したディープはなにやら女性との面談を繰り返していました。
お見合いだったようで、結婚相手が決まりました。
おわり……。