Netfilxオリジナルドラマです。視聴にはNetflixに入会する必要があります。
ネタバレあります。ご注意を!
元は小説です。
ゲームにもなってます。神ゲーです。
・あらすじ
あるところに醜いせむし少女がいました。
村の若者たちに処女だとばかにされ、殴る蹴るの暴行をうけてしまいます。リア充ってやつはよぉ……。
気が付くと少女は見知らぬ場所にいました。
洞窟のような暗い場所で、そこにはイストレッドという青年がいました。少女の出現に驚いたイストレッドですが、すぐに状況を飲み込み、説明しました。
どうやら少女は「ポータル」を開いて転移したようです。
暴行に命の危険を感じて、無意識に魔法を使って逃れたのでしょう。状況把握力や説明力をみるかぎりイストレッドは魔法使いのようです。
イストレッドは少女を処女だと見抜きました。さっきもばかにされてムカついていた少女はただちに平手打ちで応酬します。
非礼をわびたイストレッドは少女の作ったポータルは追跡が簡単なので、ここにいたら追手がくると言います。追手?だれ?そこでイストレッドは新たに追跡不能のポータルを開き、少女を家に帰しました。
家に帰った少女が農家の仕事をしようとしていると、馬車に乗った身なりのよい女性がやってきました。少女の父親は女性を見て魔法使いだと言いました。
魔法使いの女性――ティサイアは、父親に豚を売るように申し出ました。父親は10マルクで売りました。
ティサイアは父親に少女を売るように申し出ました。父親は4マルクで手を打ちました。
おいおい……。安すぎだろ、というかそういう問題じゃありませんね。
ところでイストレッドさん?あっという間に追跡されちゃってるんですけど?
豚のように売られた少女が連れていかれたのは魔法学校アレツザです。
ティサイアはこの学校の学長でした。
魔法学校といってもホグワーツのように風光明媚なところではありません。海につきだした孤島に作られたまるで監獄のような塔です。
少女のほかに家に帰りたがっている子もいるので、無理やり連れてこられた子が多いのでしょう。
こうして少女の魔法修行がなかば強引に始まるのでした、と思ったら少女は連れてこられた初日に手首を切って自殺をはかったようです。行動があさっての方向に早すぎです。
幸い処置が早かったので助かったようで、改めて魔法修行が始まりました。
石を浮かせたり、水を曲げたり、相手の心を読んだり。
級友がクリアしていく課題のすべてを少女はうまくこなせません。
何週間もヘマをやり続け、ティサイアに嫌みを言われ続けた少女はすっかり落ち込んでしまい、ある夜、学校のべつの建物にふらっと行ってみました。
すると、そこにはイストレッドがいたのです。
イストレッドは少女を慰め、君なら必ずできると励まします。
少女はイストレッドの前では不思議と素直になれました。
少女は自分の最大の恐怖が「誰にも愛されないこと」だと自覚しました。恐怖を自覚することは魔法にとって大事なことのようです。
イストレッドに名前を聞かれた少女は「イェネファー」と答えました。
イ、イェネファー???????
ゲームではイェネファーは絶世の美女だったのですが……なにがあったんやイェネファー!!!
まあ、なにがあったというか、どうやら『ウィッチャー3ワイルドハント』の時代よりだいぶ前の時代みたいですね。ゲームでは50歳かなんかだったイェネファーが少女ですし。
シントラを逃げ出し森に逃げこんだシリラ王女は、追手の手を逃れているうちにターバンを巻いた少年と出会いました。少年は口がきけないようですが、ネズミの焼肉をくれました。
シリラはプリンセス育ちなのでネズミなんて食ったことありませんが、背に腹はかえられません。ネズミを食べました。
森の中は霜が降りていて寒かったので、シリラはつけていた手袋を片方少年にあげました。ネズミ肉のお礼でしょう。
森を歩くうちにシントラ軍の旗を見つけました。喜んだシリラが振り返ると、少年の姿は忽然と消えていました。
リヴィアのゲラルトは立ち寄った酒場でヤスキエルという吟遊詩人と出会いました。
穀物を盗む悪魔退治の依頼を受けたゲラルトになかば強引についてきます。
「ぼくの作った歌でリヴィアのゲラルトを有名にする!」などと意気込んでいます。
現場につくと何者かが襲ってきますが、悪魔でも怪物でもありませんでした。角の生えたトルクという亜人でした。言葉もしゃべるので知性があります。
ゲラルトがなんなく組み伏せたのですが、殺すつもりはありません。ただ、ここから立ち去るように告げました。
そのとき、背後から何者かに頭を強打され、ゲラルトは意識を失いました。
目覚めたのは、谷間にあるエルフの宮殿でした。
かつて「大浄化」という人間によるエルフの大量虐殺が起こり、それ以後エルフたちは身を守るために人里からはなれた谷に逃げこんで暮らしているのです。それゆえエルフは人間にとてつもない怒りを抱いています。
ゲラルトは察しました。どうやら先ほどのトルクはエルフのために食糧を盗んでいたのでした。
縛られているゲラルトとヤスキエルは1人の女性エルフに足蹴にされます。相当怒っているようです。いつまでも蹴り続けるので、あとから現れたエルフに止められました。なんとそのエルフはフィラヴァンドレルという名で、エルフの王でした。
ゲラルトは、自分はウィッチャーで人間ではないと説明しました。
人里ではエルフもウィッチャーも迫害されるもの同士ですが、フィラヴァンドレルは潜んでいる場所を知られた以上、2人を殺すしかないと言います。
先ほどのトルクがゲラルトを殺さないようにお願いしました。さっきゲラルトはトルクを殺せたのに殺さなかったからです。
「ウィッチャーは味方だ!助けてもらえる!」
とトルクが言いましたが、フィラヴァンドレルはナイフを手にゲラルトに近づきます。
ゲラルトは「覚悟はできてる。殺せ」とクールに言い放ちます。
結局フィラヴァンドレルは2人を解放しました。野蛮な人間とは違うのだよエルフは!
自由を取り戻した2人は街道を行きます。
ヤスキエルは先ほどの顛末をネタにさっそく歌い始めますが、内容はでっちあげのデタラメです。勇者ゲラルトが敵を華麗に蹴散らす内容になっています。
ゲラルトに事実に反する、と突っ込まれると「リヴィアのゲラルトを有名にするために必要なのさ」みたいなことを言ってかまわず歌い続けるのでした。
シントラ軍の敗残兵は逃げのびたシントラ国民を保護して難民キャンプを築いていました。
どこに追手が潜んでいるかわからないし、それに国民の多くは平和な暮らしを崩壊させた女王を憎んでいたので、シリラは身分を隠し偽名を使うことにしました。
ある一家と知り合いになり、同じテントに泊まることになります。仕立屋の一家で、ある程度裕福だったのでしょうか、奴隷のドワーフに召使をさせています。
一家にリヴィアのゲラルトのことを尋ねますが、だれも知りません。
ひさしぶりに布団で眠っていたシリラですが、その安眠を悲鳴と馬の足音が破りました。
ニルフガード軍がやってきたのです。
シリラと一家もあわてて逃げる準備をするのですが、母親がドワーフを叱責すると、どさくさに紛れて逃げるチャンスだと思ったのか、ドワーフは主人である母親をナイフでめった刺しにしました。
奴隷には日ごろから優しくしましょうね……。
おびえてすくんでしまっていたシリラをテントから連れ出したのはさっきいなくなったターバンの少年でした。少年はニルフガード軍の追撃をうまくかわしながらシリラをふたたび森の中に導きます。
どうやら逃げのびてほっと一息ついたとき、少年がターバンをはずし素顔をさらしました。その耳は尖っていました。迫害されているエルフだから難民キャンプにはいかなかったんですね。
お礼を言うシリラに少年はダーラと名乗りました。口がきけたようです。訛りでエルフとわかっちゃうから黙ってたのかな?
数か月がたちイェネファーの魔法修行はいよいよ大詰めを迎えたようです。
同期入学生たちはそろそろ昇級が近いようです。昇級すると学校を出ていけるのかな?
イェネファーは他の同級生とちがって感情が豊か、というか起伏が激しいです。いきなりの自殺未遂もそうですし、イストレッドにも恋心を抱いているようです。
学長は感情を抑制できると言って他の同級生を誉めたり、逆に感情が豊かだから魔法の素質があるとイェネファーを誉めたりします。どっちだかわかりません……。
数か月の交流でイストレッドに信頼を置いているイェネファーはついに自分の最大の秘密を明かしました。父親がハーフエルフだったのです。エルフの血の呪いでせむしになったそうです。
秘密を明かしたイェネファーとイストレッドはいい感じになってキスしました。
しかし、イストレッドはすぐさまイェネファーにエルフの血が入っているという秘密を他の魔法使いに報告しました。
その相手はなんとストレゴボル!
イストレッドはスゴレゴボルの弟子だったのです。
そういえば、1話でゲラルトが訪れた塔を作ったのが死んだイストレッドとか言ってたような……イェネファー編はけっこう過去の話なのかもしれません。
昇級者が発表される日、イェネファーは学長に呼び出されませんでした。
呼び出された3人の様子をこっそり物陰からうかがいます。学長がなにか呪文を唱えると、なんと同級生たちがつぎつぎとウナギになっていくではありませんか!
盗み見ていたのはバレバレだったようで学長はイェネファーを呼び出し、ウナギを泉に落とすように命じました。
「管になったのね」
と、しみじみ納得するイェネファー。意味がわかりません。
「アレツザのためよ」
と、満足げな学長。ますます意味がわかりません。
いいですね、いい感じに意味がわかりません。これぞファンタジーッ!
イェネファーがウナギたちを泉に落とすと泉は淡い輝きを放ちました。
アレツザのため、ですね。
・感想
絶世の美女イェネファーが醜い少女だったというのはいちばん驚きました。原作を読みたくなってきました。
魔法学校編は過去の出来事のような気がするのですがどうでしょう。
あいかわらず怪物要素は薄めですが、ファンタジー感が強くなってきたので3話が楽しみです!
絶世の美女イェネファーのえっちなシーンが見たければいますぐこのゲームをプレイしましょう!